寝ている時の歯ぎしり、気になりますよね。
自分がしていなくても、同室の人がしていると耳について
なかなか寝付けなかったり、自分もしているのではないかと心配になります。
◎歯ぎしりの原因は?
ストレス:
歯ぎしりをすると「大脳にストレスが溜まっている」と
伝わりにくくなり、ストレス解消になるため歯ぎしりをします。
噛み合わせ:
「噛み合わせが悪いと歯ぎしりをする」や「噛み合わせは
絶えず変わるので歯ぎしりによって調整している」など
いわれますが、噛み合わせが歯ぎしりの原因だという
科学的根拠はないという説もあります。
筋肉の緊張:
日中噛みしめていることにより咀嚼筋は強張っています。
それをほぐすために歯ぎしりを行っています。
◎歯ぎしりの種類は?
クレンチング:
上下の歯を強く噛みしめるタイプ。
本人も周りも気づかない場合が多いのですが、
起きた時、顎が痛いなどの症状が表れます。
グライディング:
上下の歯を横にこすり合わせるタイプ。
ギリギリと音が出るので気づくことが多いです。
タッピング:
上下の歯を小刻みにぶつけ合うタイプ。
カチカチと音がします。
TCH:
噛み締め。起きている時に起こるタイプ。
通常上下の歯は2~3mmの隙間がありますが、
集中している時、ストレスがある時に上下の歯を噛んでいる状態です。
◎歯ぎしりの治療は?
スプリント:
自分の歯にあったマウスピースを作り、睡眠時に装着します。
薬物療法:
筋肉の緊張を和らげる薬や精神面に効果のある薬を服用します。
枕の高さ:
枕が高いと上下の歯が咬んでしまうので適切な高さにします。
「疲れ」は肉体的精神的ストレスに繋がり、
ストレス発散のための「アルコール(飲酒)」が
浅い睡眠の原因となり、ストレスを引き起こし
歯ぎしりの原因になってしまいます。
硬いものやガムなどを噛むと歯ぎしりによるストレス発散効果と
同様の効果が期待できるため、歯ぎしりの予防に繋がります。
日頃からストレスを溜めない、ストレスを強く感じないことを心がけ、
食事の栄養バランスに気を付けて規則正しい生活を送るようにすることが
歯ぎしりの予防にとって大切なことになります。