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旭医大、国際医師を育成 定員5人、来年度新設

旭川医大は19日、国際的に活躍できる医師の育成を目指し、2018年度から「国際医療人育成枠」(定員5人)を新設すると発表した。米国への留学やその渡航費の一部補助などの特典を設け、全国から学生を募る。文部科学省は「国立大では全国的に珍しい取り組み」(高等教育局)と話している。

 学生に国際的な経験を積ませ、レベルの高い予防医療の知識などを吸収することで、地域生活の向上につなげるのが目的。国際学会で報告できる英語力も身に付けてもらう。

 医学部医学科の定員107人(文科省に申請中)のうち、書類や面接で選考する「アドミッション・オフィス(AO)入試」(定員42人)の中に新設する。

 学生が語学力とともに、臨床医として診療できる能力を習得するため、米国ハーバード大やシンガポールの医療施設へ1~2カ月間単位の留学を繰り返すことと、年1回の民間の英語試験を義務付ける。留学や受験費用として6年間で50万円を補助する。

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