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食物経口負荷試験で3歳児死亡、学会が周知

食物経口負荷試験でのアナフィラキシーショックで3歳児が死亡した米国の事故を受け、日本小児アレルギー学会はこのほど、公式サイトに、米国などの関連学会による共同声明と国内関連ガイドラインの抜粋を掲載した。食物経口負荷試験等で同様の悲劇が起こらないよう、安全性への配慮を促している。

被害者は複数の食物アレルギーと喘息の患児
 死亡したのは、米アラバマ州の3歳男児。乳製品を含む複数の食物アレルギーと喘息があった。同州のバーミングハム小児病院で加熱した牛乳を含む食物経口負荷試験を実施したところ、重篤なアナフィラキシーショックを起こしたという。

 これを受け、米国アレルギー・喘息・免疫学会(AAAAI)と米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI)、カナダアレルギー・臨床免疫学会(CSACI)は共同で声明を発表し、同試験を行う際の安全性への配慮を改めて周知した。

 日本小児アレルギー学会は公式サイトに、共同声明と併せ、同学会が発行している『食物アレルギー診療ガイドライン2016』より、食物経口負荷試験に関する第7章を抜粋して掲載。安全対策や基礎疾患のコントロールなど配慮すべき項目を挙げ、注意を促している。

コーヒーで死亡リスク低下、量多いほど恩恵

45-75歳のハワイ先住民、アフリカ系、日系、ラテン系、白人系アメリカ人18万5855人を対象に、コーヒー摂取と死亡リスクの関連を前向きコホート研究で検証(MEC試験)。319万5484人年の追跡の結果、コーヒー摂取群は非摂取群に比べ全死亡リスクが低く、ハワイ先住民群を除く4民族群では、1日あたり摂取量と死亡リスクが統計的に有意な逆相関を示した。カフェインの有無に関わらず同様の傾向だった。

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