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虎屋、やわらかいようかん開発 かたさ約27分の1

和菓子店の虎屋が、高齢者に配慮したようかん「ゆるるか」を開発した。主力商品の「夜の梅」のかたさの水準を1とすると約27分の1。同社の水ようかんと比べても約5分の1のやわらかさという。

 虎屋は3年前から、慶成会老年学研究所や青梅慶友病院の協力を得ながら、高齢者が食べやすいようかんの開発に着手。原材料は従来と同じ小豆、寒天、砂糖だが、材料の見直しや水分量の配合などを調整し、やわらかい食感を実現した。「あんの風味を感じる味わい」が特徴だ。

 17代当主の黒川光博社長は、虎屋の菓子の特徴を「少し甘く、少し硬く、後味良く」と表現する。高齢化が進むなか、「いつまでもようかんの味わいを楽しんでいただきたい」と、よりやわらかいようかんの製品化を目指した。7日から直営店やオンラインショップなどで販売する。価格は1個378円(税込み

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