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)咀嚼の話

咀嚼による8つ効果「ひみこの歯がいーぜ」。
「ひ」は肥満予防、「み」は味覚の発達でした。
今回は「こ」。言葉の発音が良くなるという効果についてです。

コミュニケーションにも不可欠な言葉ですが、
スムーズ会話のためには滑舌も関係してきます。

滑舌が悪くなるのは以下のような原因があります。
・舌の筋肉やその周りが凝り固まっている
・筋力が弱くなっている
・舌の癖がある など
肩凝りや歯の食いしばり、会話の減少による血流の悪化、
筋拘縮、筋委縮などが、舌周辺の筋肉が凝り固まることに関係します。
また、扁桃腺・唾液腺・甲状腺の腫脹や顎関節症、
舌筋・舌骨筋群機能不全などが原因の場合もあります。

舌周辺には、舌を動かすための筋肉や、会話や嚥下に関係する筋肉など、
さまざまな働きの筋肉があり、この筋肉の凝りをほぐすことや
筋力を鍛えることが、滑舌を良くするために必要になってきます。

原因に合わせたトレーニングもありますが、
舌の筋力を強くする効果を意識して日々の食事を咀嚼することにより、
必要な筋肉を鍛えることもできます。

咀嚼をすることは脳の活性化も促します。
さらにそこに、会話を加えると脳がたくさん動きます。
脳が適切に働くことにより、滑舌よい会話に繋がります。

また、お口が乾くと話すことがとても難しくなります。
咀嚼の刺激により唾液の分泌も良くなりますので、
日頃から唾液がよく出るように意識するのも
滑らかに話す方法のひとつです。

口腔がん検診、受診を 大分大学病院が15日、はさま未来館で

 大分大学病院歯科口腔(こうくう)外科は15日午前9時半から午後0時半まで、由布市挾間町のはさま未来館で無料の口腔がん検診を行う。同科の河野憲司教授は次のように述べ、受診を呼び掛けている。

 口腔がんは舌がんや歯肉がん、頬(ほほ)粘膜がんなどの総称で、全国で年間約7千人が亡くなっています。口腔がんは自分自身で容易に観察できる部位にもかかわらず、3~4割は進行した状態で発見されます。

 同病院歯科口腔外科は2008年から16年まで県内5市と1事業所で実施した検診で計5069人を調べ、7人の口腔がん患者を発見しました。高齢化に伴い80歳以上の患者の割合が増えています。特に要介護者は自分で口の中をチェックする習慣が少なくなり、早期の口腔がんが見落とされてしまうと考えられ、介護者の日頃のチェックが大切です。

 口腔がんは早期段階で治療を受けた場合、5年生存率が90%以上であるのに対して、進んだ段階になると70%に落ちるといわれています。治療技術の発達によって治療実績は向上していますが、治療後に顔が変形したり、摂食、嚥下(えんげ)、会話などの口腔機能の障害が残ったりすることがあり、生活の質の低下につながります。小さいうちに発見、治療することが重要です。

 検診では大分大学病院歯科口腔外科の歯科医師が口腔がんを含めた口腔粘膜の病気を視診と触診で検査します。病気が見つかったら、専門の医療機関の受診指導をします。

訪問看護のトラブル調査 利用者の暴力や暴言 事業者団体が実施へ

 在宅での医療や看護を担う訪問看護師が、利用者らから暴力や暴言、セクハラ被害に遭うトラブルが起きていることを受け、全国の訪問看護事業者の団体「全国訪問看護事業協会」(東京)は30日までに、実態を把握するための初の全国調査を本年度中に実施することを決めた。

 訪問看護師が受ける暴言や暴力の実態を調べた例は少なく、事業者によって対応もまちまちで、看護師が報告できずに抱え込むことも多い。

 調査結果は、新たに作る被害への対応手引書に反映する。海外事例などの文献も分析し、ガイドラインもまとめる。協会の上野桂子(うえの・けいこ)副会長は「看護スタッフや施設の管理者が安心、安全に仕事ができる環境をつくりたい」としている。

 協会の会員の約5500事業所にアンケートをし、回答を事業所の管理者や研究者、弁護士を交えた委員会で分析する。手引書やガイドラインは、協会のウェブサイトに掲載したり、研修会で配布したりする予定。

 訪問看護を巡るトラブルについては、神戸市看護大のグループが2015~16年、兵庫県内で調査した結果、回答した358人のうち約半数が暴力を受けた「経験がある」との結果を公表している。全国各地で同様のトラブルが起きている可能性が高いという。

 訪問看護は、民間の訪問看護ステーションや病院の看護師らが、病気や障害のある人の自宅でケアをするサービス。医療保険や介護保険も利用できる。今年4月現在、全国に約9700のステーションがあるという。

口腔内灼熱症候群の特徴判明、味覚と痛覚強い

口腔内灼熱症候群を初めて発症した患者17例と無痛の対照23例を対象に、茸状乳頭密度、味覚感受性、機械痛覚感受性を比較。症例群は口腔全体の味覚強度が増加し、キニーネに対する前舌の感受性と機械痛覚感受性が上昇していた。茸状乳頭密度に有意な群間差は無かった。対照群では左右の舌側面の茸状乳頭密度が相関したが、症例群では相関が見られず、舌神経支配が左右非対称である可能性が示唆された。

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