山梨県歯科衛生専門学校(七沢久子校長)は19日、甲府・県立図書館で建学50周年特別記念シンポジウム「これからの歯科衛生士」を開いた。
総合病院や摂食嚥下(えんげ)外来などに勤める同校の卒業生4人が、それぞれの立場で求められる歯科衛生士の役割を紹介。医療や福祉の現場にかかわる多職種との連携や高度な医療に対応した知識の向上が求められていることなどを説明した。
歯科衛生士で介護支援専門員として高齢者施設で働く増田裕美さんは、施設への歯科衛生士の配置が義務化されていない現状について「誤嚥(ごえん)性肺炎を起こさないようにケアするなど、最後まで食べることを支えられるのは歯科衛生士。人員配置されるようになってほしい」と話した。