平成29年11月11日 10:00~17:00(入場無料)
イオンモール旭川西店1階グリーンコート
にて開催されます。
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知事は8日の定例記者会見で、糖尿病の早期発見や早期治療につなげるため、医科と歯科の連携を進めると発表した。
県健康増進課によると、協力医療機関として県に登録した歯科を患者が受診し、「歯周病の治りが遅い」など糖尿病の症状がみられた場合、糖尿病かどうかを判断するため、歯科が医科に患者を紹介するという仕組み。糖尿病を早期発見することで重症化を予防し、人工透析などの医療費の軽減を図る。また、普段医科の診察を受ける機会がなく、糖尿病に気づいていない患者の早期発見にもつなげる。
知事は「早期発見と早期治療で医療費を軽減するというよい循環を期待したい」と述べた。
10月末までに、医科45、歯科105の医療機関が登録した。県は今後も協力医療機関を募集していく。協力医療機関のリストは県健康増進課のホームページ(http://www.pref.yamanashi.jp/kenko-zsn/seizinhoken/sikahoken.html)に掲載されている。
日本呼吸器学会はこのほど、「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第2版)」を公式ホームページで公開した。これは、日本呼吸器学会と日本感染症学会が合同委員会を組織し、作成。両学会は第2版でも、米国予防接種諮問委員会(ACIP)の、13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)-23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)連続接種の推奨を「全面的には受け入れるべきではない」としている。今後は、ACIPが2018年に予定している、成人におけるPCV13推奨の見直し内容などを踏まえ、PCV13-PPSV23連続接種の推奨の是非について再評価を行うとしている。
PPSV23は、2014年10月1日より65歳以上の成人を対象の定期接種が開始され、PCV13は2014年6月に、65歳以上の成人に適応拡大された。このため、2種類の肺炎球菌ワクチンをどのように使い分けるか、併用する場合には適切な投与間隔はどのように考えるべきかの判断が必要とされていた。日本呼吸器学会と日本感染症学会は「65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種の考え方(第1版)」を2015年1月に発出。2年9カ月が経過したことから見直しを行い、このたび第2版を発出した。
第1版で両学会は、65歳以上の成人に対するPCV13の免疫原性、安全性に関する国内・国外のデータは認められるが、臨床効果の成績はオランダにおける一報のみだったことなどから、65歳以上の成人におけるPCV13を含む肺炎球菌ワクチンのエビデンスに基づく指針を提示することは困難と判断。また、ACIPが発表した成人の肺炎球菌ワクチンの65歳以上の成人に対する推奨については、日本と米国での背景の違いなどから、PCV13接種を含む推奨内容を全面的には取り入れるべきではないと判断していた。
今回の第2版でも両学会は、ACIPのPCV13-PPSV23連続接種の推奨を全面的には受け入れるべきではないとしている。その理由として、第1版の公開以降、65歳以上の成人に対するPCV13の臨床効果に関する追加情報がないことや日本の成人におけるPCV13とPPSV23による血清型カバー率がいずれも不変またはやや減少傾向であることなどを挙げている。
今後は、ACIPが2018年に予定している、成人におけるPCV13推奨の見直し内容と日本の日本医療研究開発機構(AMED)の分析結果を踏まえ、PCV13-PPSV23連続接種の推奨の是非について、再評価を行うとしている。