全国健康保険協会(協会けんぽ)山梨支部(井上明彦支部長)と県歯科医師会(三森幹夫会長)は16日、県民の健康づくりの推進に向けた連携に関する協定を締結した。
虫歯予防や歯周病予防など口腔の健康づくりから身体の健康増進を図り、医療費の抑制につなげるのが目的。協定では、かかりつけ歯科医や定期的な歯科検診受診の普及、歯および口腔の健康や県民の健康づくりの推進で連携・協力するとした。
県歯科医師会によると、歯が20本以上残っている人に比べ19本以下の人は糖尿病や脳梗塞の罹患率が約1・5倍、心筋梗塞やアルツハイマー病は約1・7倍高いという。協会けんぽは今後、研修会などで口腔と全身の健康について歯科医師会の講演を行う。
16日は、甲府・県歯科医師会館で井上支部長と三森会長が協定書に署名した。