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ちょっと気になる!≪猫の舌のざらざら

猫に舐められたことはありますか?
猫の舌は表面がざらざらとして、独特の感触があります。
舌に突起・・・糸状乳頭がびっしりと並んでいるからです。
この糸状乳頭が毛づくろいの時のブラシ替わりや
食事の時のスプーン替わりになります。

人間には4つの乳頭があり、糸状乳頭以外に味を感じる
味蕾(みらい)細胞が存在します。
1.有郭乳頭・・舌の一番後方に位置し、10個前後の乳頭が存在します。
2.葉状乳頭・・舌縁部の位置し、味雷細胞が沢山存在します。
3.茸状乳頭・・舌背部(舌の表面)に位置し、1~3個しか存在しません。
4.糸状乳頭・・舌背部全体に位置し、舌にある乳頭の中で一番数多く存在します。
       但し、味雷細胞が存在しません。

噛むことにより唾液が分泌されます。
唾液に溶けた食物の味物質が味蕾を刺激し、
味覚中枢に伝達されて味を感じる仕組みになっています。

猫の舌の中央には糸状乳頭が沢山存在し、
その糸状乳頭には味雷細胞がないので味を感じません。
でも、茸状乳頭も存在しているため、苦味、酸味、塩味を感じることは出来ます。
腐ったお肉などを食べないよう苦味に敏感になっています。

▼参考:舌の構造と機能訓練
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0ee8iq0st1fnzg3zaYNb

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