延岡市は子育て世帯の経済負担を軽減するため、現行制度では就学前までの歯科医療費助成を来年度から中学生までに拡大する方針を決めた。現在、小学生以上は全額自己負担だが、6月議会で認められれば月の自己負担が350円ですむ。歯科医療費の助成を中学生までに広げるのは県内では初めて。
市は6月議会に条例改正案とシステム改修費197万円を含む補正予算案を提案する。
歯科医療費の助成拡大を巡っては、市が市歯科医師会と協議。その結果「歯科医の過重負担にならず、子どもの虫歯予防に貢献できる」として導入方針を決めた。対象の小中学生は約1万人。薬代は無料になる。
市は現在、未就学児の医療費を助成。昨年12月には中学生まで入院時の自己負担を上限1000円とする助成を始めた。