癒合歯って聞いたことがありますか?
隣り合った歯がくっついて、1本の歯のようになったものです。
永久歯より乳歯によく見られ、また、下の前歯付近に多く見られます。
癒合歯そのものは癒着部の溝がむし歯になりやすい傾向にありますが、
それ以外には特に心配することはありません。
ただし、癒合歯が永久歯に与える影響は決して小さくはありません。
乳歯の2歯が癒合している場合、その後生えてくる永久歯の2歯の内1歯が
先天欠如を起こしている場合が少なくありません。
また、2歯が融合しているため、永久歯の欠如がない場合でも
生える場所が少なくなるため、歯並びが悪くなる傾向も多く見られます。
顔の真ん中の線と歯の左右の真ん中がずれてしまうこともあります。
癒合歯を見つけたら、歯科医院に相談する方がいいかもしれません。
年齢が小さいうちは難しいかもしれませんが、
レントゲンを撮って永久歯の状態を確認しておく方がよいと思います。
歯並びは口腔疾患を起こしやすくする原因にもなりますし、
お食事(栄養摂取)にも影響してきます。
それだけではなく、見た目や体の歪みなどにも影響を及ぼしますので、
早めに専門家に相談されることをお勧めします。
▼参考:乳歯の癒合歯が後継永久歯に与える影響(新谷誠康)
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h07km6s0vtdrfu9x3wT57