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口臭の原因となる硫化水素を産生する酵素の立体構造と反応機構を解明。

口腔内の硫化水素濃度と歯周病の進行度には高い相関があり、患者の口腔内の硫化水素濃度を測定すれば、口臭や歯周病の程度を判定する指標にもなる。口腔内で検出される硫化水素は歯周病菌が作る硫化水素産生酵素により、主にシステインというアミノ酸から作られる。これらの酵素の反応機構の解明が硫化水素産生の根本的な理解につながると考えられていた。岩手医科大学薬学部の毛塚雄一郎助教、および野中孝昌教授らの研究グループは、健常者を含め多くの成人で検出される歯周病菌Fusobacteriumnucleatum(フゾバクテリウムヌクレアタム)特有の硫化水素産生酵素Fn1055に着目。この酵素の立体構造と反応機構を解明したと発表した。
 酵素反応をミリ秒(1000分の1秒)オーダーで追跡し、この酵素がシステインから硫化水素とセリンを生成する反応機構が明らかになった。反応には酵素構造変化を伴うことが強く示唆されたという。この研究結果は歯周病菌における硫化水素産生機構の理解につながるとともに、新たな洗口液成分の開発への期待がかかる。

ちょっと気になる!≪デンタルフロス≫

歯と歯の間のお掃除をするときにあると便利なものといえば
歯間ブラシやデンタルフロス(ホルダータイプやロールタイプ)
といったものではないかと思います。

歯間ブラシはいろいろなサイズがあり、
自分の歯と歯のすきまに合ったものを使うことが大切です。

デンタルフロスのホルダータイプとは、
「糸ようじ」というと馴染みがあるかもしれません。
F字型やY字型などのプラスティックの柄に糸が付いていて、
細い隙間でもしっかりとお掃除することができますが、
引っかかってしまうと取りづらく厄介なこともあります。

デンタルフロスのロールタイプは
糸状のフロスを好きな長さに切って使うものです。
細い隙間のお掃除にも向き、引っかかっても取りやすいですが、
慣れないと扱いづらいデメリットもあります。

歯ブラシだけでは十分に取りきれない歯と歯の間の汚れを
デンタルフロスなどで取り除くと、むし歯や歯周病の予防、
口臭予防などの効果が期待できます。

最近は電動歯ブラシならぬ、電動フロスもあります。
といっても、糸(フロス)が動くわけではなく、
水圧によって歯と歯の間や歯周ポケットのプラークを落とすものです。

ロールタイプのデンタルフロスは慣れると簡単で経済的なのでお勧めです。
使用する時は力を入れて歯と歯の間に入れると
歯ぐきを傷つけてしまうことがあるので、
ゆっくりと前後に動かしながら歯と歯の間に入れるよう気を付けましょう。

日々のケアにデンタルフロスも加えてみてはいかがでしょう。
歯科医院で使い方の指導を受けるといいかもしれませんね。

▼参考:虫歯予防にはデンタルフロスが必須!正しいフロスの使い方
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0b47ms0vtslc2zfb3BrJ

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