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オンラインで薬の説明可能に、厚労省が法改正へ

厚生労働省は、スマートフォンやタブレット端末を用いて、薬剤師が患者に薬の使い方を説明する「オンライン服薬指導」を可能にするため、来年の通常国会に医薬品医療機器法(薬機法)の改正案を提出する方針を決めた。2020年度中の実施を目指す。

 院外で処方される医薬品は薬機法により、薬剤師が対面で服薬指導して販売することが義務付けられている。14日に開かれた厚労省の専門部会で、対面でなくても適切な指導が行われる場合は、例外として遠隔での服薬指導を認めることを確認した。具体的な要件や薬の種類などは今後、専門家らがルールを検討する。

 遠隔で患者を診る医師によるオンライン診療は、今年度の診療報酬改定で診療料が新たに設けられたが、オンラインで診療を受けても、一部の特区を除いて薬は調剤薬局に行かないと買えない。

      (YOMIURI ONLINE 12月15日より)

 「笑顔の向こうに」

12月3日(月)~5日(水)にモナコ公国・モンテカルロで開催された第16回
モナコ国際映画祭にて、日本歯科医師会が8020運動30周年記念事業の一環とし
て製作した映画「笑顔の向こうに」が、最優秀作品賞に当たるエンジェルピー
スアワードおよび助演男優賞(丹古母鬼馬二さん)を受賞しました。
 本作品は、 歯科医療の現場を舞台に、歯科技工士の道を歩む若者の成長を描
いた人間ドラマ。主人公の歯科技工士を高杉真宙さん、ヒロインの歯科衛生士
を安田聖愛さんが演じています。
 授賞式に参加された日本歯科医師会の瀬古口精良常務理事は「多くの素晴ら
しい作品の中でのグランプリに正直驚いています。この受賞で歯科医療の重要
性や歯科技工士、歯科衛生士の仕事の大切さが皆様に伝わることを願っていま
す。製作した日本歯科医師会としても最高の結果になりました」と喜びのコメ
ントを発表されました。
 なお、「笑顔の向こうに」は来年の2月15日(金)から全国のイオンシネマで
公開されます。心あたたまるストーリーをぜひ劇場でご覧ください。

唾液のにおいで口腔がん診断

北九州市立大と九州歯科大の研究グループは10日、唾液に含まれるにおい成分から口腔がんを診断する技術を世界で初めて確立したと発表した。簡易で早期発見が可能な診断方法として期待され、臨床試験を経て、医療現場での実用化を目指す。

 研究では、唾液のにおいのもととなる12種類の揮発性有機化合物が(1)口腔がん患者から検出できる成分(2)健康な人から検出できる成分(3)両方から検出できるが検出量に大きな差がある成分-の3群に分かれることを特定した。 将来的には、息を吹きかけるだけでがんの診断ができる計測機器の開発も可能となる。

      (日刊歯科通信 12月17日より)

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