「顎のコリ」を引き起こす 「歯の接触癖」、「食いしばり」
あごを支えている代表的な筋肉は「咬筋」と「側頭筋」。この2つの筋肉が凝ると口が開かなくなったりする。さらに咬筋の付け根部分にある関節円板がずれ、カクカク音が鳴るようになる。この「顎コリ」の原因は「歯の接触癖」にある。小見山道歯科医師は「普通は唇を結んでいても上下の歯は3ミリ位開いているのが普通です。弱くても接触している事で筋肉が緊張してしまう。問題なのは歯が接触して緊張してしまう事なので、まずそれを直さないと治らない。」など話した。普段の行動で「スマートフォン」、「料理をする」など下を向いている時に特に無意識に歯が接触してしまう事が多い。こういった事でどれくらいあごの筋肉に負担がかかっているのか、鈴木さんが実験に協力した。
「顎のコリ」 歯の接触癖、食いしばり どのくらい顎の筋肉に負担かけるのか
明海大学に協力してもらい、あごの筋肉にかかる負担を測定した。ソファでリラックスした状態と、ソファでスマートフォンを操作した姿勢を1分間ずつ行い、比較した。リラックスしている時は食いしばりの目安線を超える事はなかったが、スマートフォンを操作している時は緑の目安線を超え、食いしばりの状態が続いていた。リラックスした状態に加え、およそ2倍の力が顎にかかっていた。