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口腔ケアと感染性心内膜炎

心臓の病気には、もう一つ歯科と関連が深いものがあります。心臓の弁や心内膜に細菌が付着して起こる感染性心内膜炎になる大きな原因は弁膜症。心臓には上部と下部、かつ左右に分かれた4つの部屋があり、一方通行で流出した血液が逆流しないように各部屋の出口には弁がついているのですが、その弁がいうまく閉じない(あるいは開かない)病気を弁膜症といいます。
 弁膜症では、例えば弁がうまく閉じなくなると、一部逆流してきた血液がジェットの血流で同じ場所にあたるようになります。すると、その部分の内皮が傷ついて抵抗力が弱くなり、普段ならシャットアウトできる菌が内膜に付着して増殖し、菌の塊(疣贅<ゆうぜい>といいます)をつくるのです。こうして生じた心内膜炎は発熱や倦怠感、息切れなどの心不全症状を伴い、その塊が剥がれた場合には脳卒中などを起こす原因にもなります。
 そして心内膜炎を発症するきっかけとして多いのが、実は歯科治療。大量の菌が血液が入りやすいため、弁膜症の人にう蝕治療を
する場合にはあらかじめ、抗生物質を飲んでから行うと予防効果が高くなります。弁膜症は生活習慣が直結するものではなく、生まれつきの人や、加齢とともに弁が硬くなって起こる人もいます。健康診断で弁膜症の疑いや心雑音などを指摘された人は特に注意しましょう。 
 

味わう方法

お食事をするときは、条件によって味の感じ方にも差がでてきます。
好きなものを食べるときはもちろん、
空腹時や楽しい雰囲だと、さらに美味しく感じますよね。

お口の状態をより良くすることでも、しっかり味わうことができます。
舌や上あごなどには味を感じる細胞(味雷:みらい)がたくさんあります。
舌に白い汚れ(舌苔:ぜったい)が付いていると、
味雷に浸透しにくくなるため、味を感じにくくなります。

お口の中が乾く原因に、唾液の出る量が少なくなっていることがあります。
唾液は食べ物を噛むとたくさん出てきて、食べ物の味を味雷に浸透しやすくします。
つまり、唾液が少ないと食べ物の味を感じにくくなるということです。

唾液は噛むことでさらによく出るようになるので、しっかりと噛める歯と
健康なお口が必要ということになります。

産まれたばかりの赤ちゃんがお母さんのおっぱいを吸うのは本能ですが、
母乳やミルクから、大人と同じ食事を食べられるようになるために、
離乳食という段階を踏み、経験によって食べるということを習得します。
そして、歯の芽(歯胚:しはい)はお母さんのお腹の中にいるときに作られます。
などとお話しすると、味わうためには赤ちゃんのときから気を付けないといけないの?
ってことになりますが・・・。

今できる、さらに美味しくお食事をする方法として、
ゆっくり時間をかけた歯磨きと、舌のお掃除を心がけてみてください。
ゆっくり歯磨きをすることで、サラサラの唾液がたくさん出ます。
そして、ゆっくりたくさん噛んでお食事を味わってください。


▼参考:歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020
 かむ、食べる、味わう
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i028pes0kvskmh3cjbOdB

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