日本歯科医師会は14日、「歯と口の健康シンポジウム2020ー感染症とオーラルケア」を開催し、唾液中の「Iga」の感染症予防の有効性などを紹介した。
マスク着用による唾液量の減少を紹介し、「口腔内は細菌の巣窟・ウイルスも存在する感染症の入り口で、唾液量の自浄作用が少なくなると新型コロナやインフルエンザに感染する可能性が高くなる」とし、感染予防と唾液・口腔ケアの必要性を訴えた。
さらに唾液に含まれる「Iga」に抗菌成分があり、新型コロナが口腔内の粘膜に付着するのを防止する作用があることを説明した。
また、歯周ポケットが感染のリスク因子となるため「歯みがき」「舌みがき」「唾液ケア」が感染予防にもつながると述べた。
(歯科通信)