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歯科医師によるワクチン接種

延べ3,813人の歯科医師が5・6月に、延べ23万2,940人に対してワクチン接種を行なっている。日本歯科医師会の15日の定例記者会見で堀 会長と柳川副会長が報告したもので、47都道府県歯科医師会のうち、26歯科医師会が接種を行なっている現状を明かした。
 
 堀 会長は、Eシステムを活用したワクチン接種の事前研修の受講者が13日時点で1万8,045人と説明し、「予想をはるかに超えた数で、全国の歯科医師の強い使命感の発露と受け止め、感謝申し上げる」と述べた。さらにワクチン接種に携わった数などについて報告した総理、官房長官、厚労大臣などから感謝の言葉があったと紹介した。

「午後の紅茶」ミルクティーが検査を支えている

膵検診では、胃充満用に「午後の紅茶」ミルクティーを使用していますが、これは本検診が1990年代後半に始まった時に選択され、今に至っています。市販の飲み物で350mLくらいの容量があり、短時間で全量を飲みやすく、かつ超音波を邪魔しないという条件に合うものを探した結果、「午後の紅茶」ミルクティーに落ち着いたようです。いくつか試したようで、レモンティーは胃内でレモンの成分と胃酸が反応してできる成分によって、かえって見えにくくなるとか、炭酸飲料は気泡が超音波の邪魔をするとかで却下されたようです。20年以上前のことですので、今でも同じ商品が使用できるのは、選択眼があったといえるのではないでしょうか。

膵精密超音波検査で膵発がんの予測因子を検証

膵がんの高リスク群である膵のう胞、もしくは主膵管拡張を持つ498症例を、「膵精密超音波検査」を含めた膵検診で平均5.9年フォローした結果を解析したもの。膵精密超音波検査とは、約350mLの水分を飲用させ、入念な体位変換を行うことで、膵臓の観察可能範囲を拡大する方法である。前研究(Eur J Radiol 2017; 91: 10-14)において、膵精密超音波検査によって膵臓観察範囲が70%から92%へ増えることが報告されている。水分については論文内にcommercially available black tea with milkと紹介されているが、実際には、「午後の紅茶」のミルクティーが使用されている
結果、11例で膵発がんが見られ、このうちステージ0/Iの早期症例の割合が73%にあたる8例と高率で、それらの全生存期間(OS)が8.8年と長期であったことが報告されている。比例ハザードモデルで解析したところ、主膵管拡張(≧2.5mm)と膵のう胞(≧5mm)を併せ持つこと、空腹時血糖が95mg/dL以上であることが、発がんに寄与する有意な因子であることが明らかになった。さらに経過中における主膵管径や膵のう胞径の増大も、膵発がんの予測に有意に有用であることも示された。

道内9人感染、1年ぶり1桁 札幌は5人 新型コロナ

道などは3日、新型コロナウイルスに新たに9人が感染したと発表した。道内の日別の感染者が10人を下回るのは昨年9月26日の7人以来、約1年ぶり。死者の発表はなかった。

 発表者別の新規感染者数は札幌市が5人、道が1人、旭川市が3人。道内の感染者は延べ6万304人(実人数6万118人)となった。死者の発表は6日連続でなく、道内の死者は計1467人で変わらない。

 新たなクラスター(感染者集団)は6日連続で発表がなかった。

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