事業所あたりの規模が小さいため、単体では経営の効率化に限界がある歯科医院をまとめ、スケールメリットを生かした運営管理を可能にするボランタリーチェーン(VC)が、本格活動を開始した。
多数の小売店がそれぞれ独立した経営を維持しつつ、集まることでスケールメリットを生かすVCは、薬局薬店では実績があるが、歯科の場合、フランチャイズやスタディグループなどとの差別化がむずかしい面もあった。共同一括仕入れによる商品コストの削減、加盟医院同士の情報共有による事業改善という共同化のメリットを生かしつつ、地域に密着した歯科医療、医院経営を展開することができるメリットがある。
さらに、診療や経営を向上させるアイデアを知財として生かして歯科医療の産業として発展も目指す。
【歯科通信】