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薬剤誤投与で患者死亡35件 確認不足原因、5年間で

医療事故調査制度の運営に携わる日本医療安全調査機構は17日、処方薬の間違いや過量投与など基本的な確認不足による薬剤誤投与で患者が死亡したケースが、2015年10月から5年間で少なくとも35件あったと明らかにした。再発防止に向け、要点を絞ったマニュアルの作成などを求める提言を公表した。

 提言では、スタッフが不足する夜間などの時間帯は定められた確認作業をするのが難しい場合があるとし「確認手順が煩雑だと実施者の作業負荷が高まり、不順守につながり得る」と指摘した。

 機構によると、15年10月から20年9月に医療機関から報告を受けた医療事故の院内調査結果1539件の中で、薬剤の関連が否定できない死亡事例は273件。うち35件が確認不足による誤投与が原因と考えられるという。

 提言では、薬剤投与は医師の処方、薬剤師の調剤、看護師の投与と3職種が関わる特徴があり、それぞれが役割と責任を果たす必要があると説明。互いの共通理解の不足などを課題に挙げた。

 患者自身が服用前に薬の確認作業をする必要性にも言及。医療従事者と患者が処方内容を情報共有し、患者が以前と異なる薬を渡された際などに疑問点を伝えられる仕組み作りも提案した。

ジョコビッチが豪出国 全豪OP出場ならず

【AFP=時事】新型コロナウイルスワクチンの未接種をめぐり、オーストラリアからの退去を命じられた男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は16日、同国裁判所で異議申し立ての訴えが認められなかったことを受け、メルボルンの空港から出国した。

 ジョコビッチと同じアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)行きの飛行機に搭乗したAFPの記者が離陸を確認した。

 ジョコビッチは17日開幕の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)出場を目指していたが、今大会で男子歴代最多となる四大大会(グランドスラム)通算21勝目を達成する夢は絶たれた。

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