食品のマーケティングと小児から思春期(0-19歳)の摂食行動および健康の関連を評価した論文96報で系統的レビュー、80報(対象計1万9372人)でメタ解析を実施。食品マーケティングと食品摂取、選択、嗜好、購入、(小児による養育者への)購入要求、う歯および体重との関連を検討した。
その結果、食品マーケティングにより食品の摂取(標準化平均差0.25、95%CI 0.15-0.35、P<0.001)、選択(オッズ比1.77、95%CI 1.26-2.50、P<0.001)および嗜好(標準化平均差0.30、95%CI 0.12-0.49、P=0.001)の有意な増加が見られた。P値の統合により、マーケティングと購入要求の関連に有意性が示されたが、購入との関連に明白な根拠は認められなかった。歯の健康および体重に関しては、十分なデータが得られなかった。GRADEで評価したエビデンスの確実性は、摂取および選択が「非常に低」-「中」、嗜好および購入が「非常に低」だった。