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次世代の太陽電池

2023年5月24日、東京都と積水化学工業は、ペロブスカイト太陽電池の実用
化に向け、大田区森ヶ崎水再生センターにて実証実験の開始を発表しました。
下水道施設へのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の導入は国内初であり、
国内最大級の実証実験となります。フィルム型ペロブスカイト太陽電池の特徴は、
軽くて柔軟で歪みに強い点にあります。現在主流のシリコン型太陽電池と比べ
重さは10分の1、厚さは100分の1程度で、薄いフィルム形状のため曲げること
も可能。ビルの壁面や耐荷重の小さい屋根、あるいは柱の側面や車体などの
曲面にも設置ができ、弱い光でも発電ができます。極薄のフィルムにペロブス
カイトと呼ばれる結晶構造の物質を塗ることで太陽光を電気に変える仕組で、
性能面においても現状のシリコン太陽電池に匹敵するエネルギー変換効率を
既に達成しています。量産化も容易で低コスト、さらにレアメタルを必要とし
ないため、次世代の太陽電池としての期待は大いに高まっています。
 国としても開発を後押ししており、岸田文雄首相は今年4月、当初の目標
だった2030年を待たずに実用化を目指す方針を打ち出しています。政府は2030
年度に電力全体の14~16%を太陽光発電で賄う方針を打ち出していますが、
2021年度の実績は8.3%で、10年足らずで倍近く伸ばさなくてはいけない状況
も後押しの背景となっています。さらに追い風となっているのが、経済安全保
障の面です。ペロブスカイトの主な原料はヨウ素で、日本はチリに次ぐ世界
2位の生産国です。ロシアのウクライナ侵攻や米中の対立などで原材料のサプ
ライチェーンの強化が課題となる中、原料を国内で調達できることも経済安全
保障上、大きな意味を持っています。太陽光発電に適した平らな土地が少ない
日本にとっては、このペロブスカイト太陽電池の重要性は今後さらに高まって
いくものと思われます。

8020 達成率は微増の 51.6% 令和 4 年度歯科疾患実態調査結果より

令和 4 年歯科疾患実態調査の結果(概要)が 6 月 29 日(木)に公表され、8020 達成者
率は 51.6%【平成 28 年(51.2%)】でした。45 歳以上で 20 本以上の歯を有する者の割合
は、年代別にみると一部を除いて増加傾向にあり、また、男女別では大差はないものの 45
~49 歳、55~59 歳を除いて女性の方が高くなりました。

アプリ「健口(けんこう)チェック」を公開-日歯プレスリリース

6月13日、日本歯科医師会は、誰もが気軽にお口の状態を確認できるアプリ「健口(けんこう)チェック」を公開した。

 同アプリは、歯科健診が義務化されていない働く世代などを対象に、小規模事業所などでも歯科口腔保健に関するスクリーニングができるように開発したもので、スマートフォンを活用して、自身の口腔内の問題点に気付くことができるのが特徴。          


▽【プレスリリース】アプリ「健口(けんこう)チェック」
https://www.jda.or.jp/jda/release/detail_221.html

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