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ガム咀嚼で年間約52億円の介護費を抑制 ― ロッテらが推計

 ロッテは、「噛むこと」の普及によってもたらされる社会的インパクトの一つとして、ガムによるオーラルフレイル予防に伴う介護費の抑制効果(52億円)を推計した。

 全国の65歳以上の人口のうち、ガム噛み習慣を有している割合を13.98%と仮定して要介護3以上で試算しており、今後ガム噛み習慣が拡大すると社会的インパクトも拡大することが見込まれているという。オーラルフレイルの基準は、咀嚼能力、滑舌、舌の力、残存歯数、主観的な噛む力とむせの6項目のうち3項目以上で低下が認められた場合としている。

 同データは要介護3以上で介護費の抑制効果を推計したもので、要介護1・2の回避につながる可能性や介護離職に伴う労働損失などの影響を考慮すると、社会的インパクトがさらに大きくなることが考えられる。
【歯科通信】

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