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【北海道】道産子のぽっちゃり傾向続く 9~11・13歳で全国1位に

文部科学省が27日に発表した2023年度の「学校保健統計調査」では、道産子が“ぽっちゃり傾向”にあることが改めて浮き彫りになった。21、22年度の調査に続き、標準体重より20%以上重い「肥満傾向児」の割合が全年齢(5~17歳の男女)で全国平均を上回っていた。

 23年度の調査は、道内の幼稚園と小中高校の計206か所を対象とし、計1万6626人の身長・体重のデータを集めた。その上で性別と年齢、身長から計算される標準体重と比較したところ、全ての年齢で肥満傾向児の割合が全国平均を上回り、特に9~11歳と13歳は47都道府県で1位に。全国平均を下回ったのは、「6歳の女子」と「14歳の男子」だけだった。

 道産子が肥満傾向にある理由について、道教育委員会は「パソコンやスマートフォンなどを見る時間が長く、運動不足の子どもが多い」と分析。さらに「朝食を毎日食べない」といった食習慣の乱れも一因だとみられるという。

 学校保健統計調査では、身長・体重のほかに虫歯の有無などもチェックされている。今年度の道内の調査対象は計7万4388人で、虫歯がある子どもの割合も5歳以外の全年齢で全国平均を上回っていた。

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