記事一覧

歯磨きで減る入院中の肺炎

時には命にも関わる入院中の肺炎のリスクを1日1、2回の歯磨きによって6割低減できたとする研究結果を、オーストラリアの研究チームが発表した。

 三つの病院で8千人超の入院患者を対象にした研究。半数には看護師が口腔ケアを指導し、歯ブラシと歯磨き粉の入った袋を提供したほか、必要に応じて歯磨きを補助した。

 その結果、患者は1日平均1・5回歯を磨いて口の健康状態が改善。残る半数の患者に比べ、入院100日当たりの肺炎リスクが60%低下した。「口の中の細菌を減らして気道への侵入を防ぐ、とても簡便な方法だ」と指摘している。

歯科材料店倒産

1963年設立、地元の歯科医院に歯科材料や歯科機械を販売する事業者…ピーク時は売上高1億4000万円上げるも、県外同業者との競合激化・代表者の逝去で見通し立たず 破産手続き開始決定 負債総額約9000万円

歯科医療提供体制に係る調査等を報告  定例記者会見

日歯は6月25日(木)、定例記者会見を歯科医師会館で開いた。
挨拶で高橋英登会長は、この日に起こった地震、そして台風が近づいてきていることを挙げ、日本は災害が多いことから、執行部発足当初から災害に強い歯科医師会を目指しているとし、被災地においてもかかりつけの歯科医院で診てもらいたいという気持ちに応えるべく、被災地の歯科医療機関を早期に復興させる体制づくりに力を注ぐと述べた。
伊藤智加専務理事は、九州地方での大雨及び青森県で震度6強を観測した地震による被災状況について報告。大雨では鹿児島県薩摩川内市に災害救助法が適用されたことから鹿児島県歯へお見舞い文書と支援物資要請確認票を送付し、被災状況については今のところ会員の被害はないと説明した。さらに岩手県沖を震源とした青森県階上町で震度6強を観測した地震についても、青森、岩手、秋田、宮城の各県歯によると、これまでのところ会員の被害はないことを報告した。
瀬古口精良副会長は、歯科医療提供体制について、▼令和7年歯科医師の働き方及び歯科医療提供体制等に係る調査報告書▼歯科医療提供体制の検討における地域分析の活用イメージ―フローチャート方式で活用可能な対応策の検討するイメージ例―▼歯科医療資源の将来推計【2026年版】―を報告した。

岡山大の公益通報を巡り提訴 大学側、控訴棄却求める 岡山地裁第1回口頭弁論

岡山大教授が不法行為をしたとする公益通報を巡り、通報者の特定につながる情報を漏らされ、ハラスメントも受けたとして、通報をした同大職員が9日までに、大学と上司に300万円の損害賠償を求めて岡山地裁に提訴した。同日に第1回口頭弁論があり、大学側は請求棄却を求めた。

 訴状によると職員は2022年以降、歯科医師の男性教授が勤務先で「医師」の肩書きを使うなど医師法違反の行為をしていると公益通報をした。しかし是正措置は取られず、25年9月には大学側が上司に職員の所属を漏らした。さらに上司から、業務に絡んで退職勧奨をされるなどのハラスメントを受けたとしている。

 弁論後、職員は「大学の対応は余りにも不適切だ。訴訟を通じて組織を正常化したい」と話した。岡山大は取材に対し「訴訟手続きの中で適切に対応する。個別の内容に関しては回答を差し控える」としている。

「たくさん歯がある」高齢者こそ油断大敵…特養老人ホーム研究で判明した「自分で歯磨き」の落とし穴

高齢になるとリスクが高まるのが肺炎だ。東京医科歯科大学(現東京科学大学)名誉教授の水口俊介さんは「肺炎の原因は肺そのものではなく、口の中にある場合が少なくない。適切な口腔ケアによって発熱や肺炎、さらには肺炎による死亡リスクまで減らせることがわかっている」という――。

ナフサ不足により、歯科用局所麻酔薬や医療用プラスチック製品の供給が不安定になり、治療の延期や休業リスクが高まっています。

歯科で使用される代表的な局所麻酔薬「キシロカイン(リドカイン)」は、石油由来の化学原料やプラスチック包装材に依存して製造されています。ナフサ不足により、エチレンなどの石油化学製品の生産が抑制されると、麻酔薬そのものだけでなく、カートリッジや包装材の確保も困難になります。このため、歯科医院では抜歯や虫歯治療に必要な麻酔薬が入手困難となり、治療の延期や予約制限が発生しています

睡眠時に口呼吸をしている児童

青森県黒石市、弘前大学、ライオン(本社東京)などが黒石市の児童の歯列を7年間調査した結果、睡眠時に口呼吸をしている児童は、永久歯の歯並びが固まる小学校高学年の頃に「叢生(そうせい)」(歯並びがガタガタになること)の発症確率が鼻呼吸の場合の約3倍になることが分かった。ほとんどかまずに食事する児童も、叢生の発症が約2.1倍高くなった。

福祉・医療 黒石市

大臼歯CAD/CAM冠 冠を厚くすると脱離しやすい

大臼歯CAD/CAM冠において、冠を厚くすると脱離しやすい。大阪大学大学院歯学研究科の伴 晋太朗 招へい教員、峯 篤史 准教授らの研究グループによるもので、金属高騰の影響を受けないメタルフリー治療を後押しする知見になる。CAD/CAM冠は金属冠に比べて割れやすいことがデメリットだが、実際の長期データについては今まで明らかになっていなかった。

 研究では、同大附属病院で2017年から2021年にかけて大臼歯に装着されたCAD/CAM冠117装置の臨床経過を調査した。その結果、14装置で脱離が確認された。冠と土台の形状に関する三次元デジタルデータを詳細に分析したところ、冠の厚み、土台の形、接着剤の種類が脱離に影響していることが判明し、特に冠が厚い場合に脱離しやすいことが明らかになった。歯冠が割れたのは1装置、歯根が破折したのは1症例で、4年生存率は95.5%だった。

 研究成果は、科学誌『Journal of Prosthodontic Research』(4月7日)に掲載された。
【歯科通信】

ページ移動

過去ログ