8 月 28 日に公表された令和 7 年度の厚生労働省全体での予算概算要求額は
約 34 兆 2,763 億円であった。そのうち、歯科保健医療関連の概算要求総額が
令和 6 年度予算額の 11.8%増の 46 億 4,200 万円であることについて、日本歯
科医師会は、歯科保健医療施策をより充実・強化するために必要な最低限の
要求が行われていると考えている。今回、歯科関連において注目すべき点と
しては、「骨太の方針 2024」に記載されている「生涯を通じた歯科健診(い
わゆる国民皆歯科健診)に向けた具体的な取組の推進」と「歯科保健医療提
供体制の構築と強化」に関連する「生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆
歯科健診)環境整備事業」並びに「歯科医療提供体制推進・支援事業」が、
これまでの事業成果を踏まえ、予算も含めた事業内容が拡充されたことであ
り、この点は評価をしたい。