記事一覧

お酒はがんの危険高める/飲みすぎに注意と米学会

米臨床腫瘍学会の、がん予防委員会は1月14日までに「飲酒はがんの危険性を高める可能性がある」として、アルコールを飲みすぎないよう注意を呼びかける声明を発表した。

 飲酒とがんとの関係は、国際がん研究機関(IARC)をはじめ国内外の多くの研究機関から報告されているが、同学会が飲酒の危険性を公式に認め、対策に乗り出すのは初めてという。

 声明によると、過剰な飲酒は咽頭、食道、肝細胞、結腸などのがんの原因になり得るほか、女性の乳がんに関しては、適量の飲酒であっても、わずかに危険性を高めるとの研究報告がある。

 世界で新たにがん患者となる人の5.5%、がんによる死亡者の5.8%は飲酒が原因と考えられるという。


(「ワシントン共同」― メディファクスより)

平成30年度歯科保健関係予算案 23億1,203万円を計上/前年度比11.1%増

平成30年度の政府予算案が12月22日、閣議決定され、厚労省医政局歯科保健課所管の予算は23億1,203万8千円で、前年度に比べ約11.1%増加した。

 8月の概算要求時点からは4億6,850万円減額となったものの、約83.2%が確保されることとなった。このうち、「歯科保健医療の充実・強化」として7億6,300万円が計上された。

 これは平成28年度に新設された「新しい日本のための優先課題推進枠」を引き続き活用しており、「歯科口腔保健の推進に関する法律」や「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2017」を踏まえて、新規に「歯科健康診査推進等事業」(2億781万9千円)及び「歯科医療機関による歯科口腔機能管理等研修事業」(5,688万円)が計上されている。

 新規施策としてはその他、▽「地域拠点歯科診療所施設整備事業」の創設(2,373万円)▽「災害医療チーム養成支援事業(歯科分野)」(362万2千円)―が計上された。

(日歯メールマガジン [No.527 18/01/22] )

IoTスマートハブラシと歯科医院向けクラウドサービスを連携

サンスターグループ オーラルケアカンパニーと富士通株式会社は2017年12月25日、IoTスマートハブラシ「G・U・M PLAY」(ガム・プレイ)と富士通の歯科医院向けクラウドサービスを連携させた先進予防歯科サービスを2018年1月31日から提供を開始すると発表した。

 G・U・M PLAYは、「歯みがき採点化機能」を導入したデジタルデバイスで、対応するハブラシにセンサーを搭載したアタッチメントを装着し、スマートフォンと連動させることで、自分の歯みがきを記録・析することができ、正しい歯のみがき方を身につけることができるという。

 富士通の歯科医院向けクラウドサービスは、レントゲン写真や口腔内写真、う蝕検査、歯周病検査、歯科衛生士のコメントなどの情報を、富士通のデータセンター内のクラウド環境にアップロードし、「歯の健康ファイル」として集約することで、患者との共有を可能にする歯科医院向けのサービス。

 患者はPCやスマートフォンからいつでも自分のファイルを閲覧・保存でき、口腔内の状態を歯科医師や歯科衛生士と継続的に共有することで、患者の口腔ケア意識向上を支援する。

 これにより、来院時の患者の口腔状態に加え、自宅での日々の歯みがき状況もデータとして確認し、よりパーソナライズされた歯科指導が可能になり、患者の積極的な予防歯科行動を促進できるという。


(医療NEWS 1月5日)

戴帽式:歯科衛生士の卵、志を新たに 実習へ39人 佐世保 /長崎

歯科衛生士を養成する佐世保市藤原町の九州文化学園歯科衛生士学院で19日、戴帽式があった。厳粛な雰囲気の中、22日から始まる120日間の臨床実習を前に2年生39人が決意を新たにした。

 1年生や保護者ら約80人が見守る中、ナースキャップをかぶせてもらった2年生は、ナイチンゲールがキャンドルを手に病室を回ったことに倣い、ろうそくを持って会場を一周。全員で「歯科疾患の予防および口腔(こうくう)衛生の向上のために、歯科医師をたすけてその任務を忠実に守ります」と誓いを暗唱した。

 2年生を代表して上川畑仁美さん(20)が「それぞれが目指す歯科衛生士になれるよう、謙虚な気持ちと探求心を持ち、一つでも多くのことを吸収したい」とあいさつ。今道浩三学院長が「医療従事者の基本理念とも言える博愛、奉仕、献身の精神を学んでほしい」と式辞を述べた。

在宅療養者の口腔ケアにおける歯科衛生士の役割

歯科衛生士は、患者さんと歯科医師をつなぐ大切な役割があるだけではなく、患者さんの家族との相談に乗ったり、治療内容の説明の補佐をするなど様々です。最近では、飲み込みが悪いときなどの摂食リハビリテーションを含めた口腔ケアが重要視されております。

侵襲性歯周炎の原因遺伝子を同定。新規治療法や診断法の開発へ。

歯周病の中でも急速型で、糖尿病などの全身性疾患の既往がなく早期に発症し生活の質を著しく低下させる侵襲性歯周炎。家系内での発症があるという特徴から遺伝子要因の関与が示唆されており、これまで候補遺伝子アプローチによる遺伝子学的研究が行われてきたが、原因遺伝子の同定には至っていなかった。そんな中、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 疾患多様性遺伝学分野の田中敏博教授、歯周学分野の和泉雄一教授らの研究グループは、日本人の侵襲性歯周炎のエクソームシークエンシングにより、NOD2遺伝子の変異を同定した。NOD2は自然免疫に重要な細胞質内受容体で、グラム陽性菌と陰性菌の構成要素であるMDPを認識して炎症シグナルを惹起することが知られている。また、クローン病などの炎症性腸疾患の原因遺伝子としても報告されており、細菌感染症全般の原因解明にもつながると考えられている。今後、NOD2変異が侵襲性歯周炎の病態に与える影響をさらに明らかにしていくことで新規治療法や診断法の開発にも期待がかかる。

全国初、歯の細胞バンク外来が開設。歯髄細胞を使った再生医療に弾み。

 歯髄細胞を用いた再生医療に注目が集まる中、日本歯科大学付属病院、日本歯科大学新潟病院に全国初の「歯の細胞バンク外来」が開設された。日本歯科大学は2015年に「歯の細胞バンク」を立ち上げており、外来の開設で同事業をさらに推進していくという。「歯の細胞バンク」は乳歯や第三大臼歯、矯正治療に伴う抜去歯などから取り出した歯髄細胞を専用の細胞培養加工施設で培養。液体窒素で凍結して半永久的に保管し、将来、歯髄細胞を用いた再生医療が必要になった際に、保管していた歯髄細胞を提供するというもの。初年度費用として5万円、2年目以降は保管料として年間2万円がかかる。「歯の細胞バンク外来」では、「歯の細胞バンク」の説明や希望者への同意書などの手続きから抜歯、細胞培養加工施設に送り届けるまでを行う。難抜歯症例や全身疾患などの有病者への対応、大学病院の安心感などもあり問い合わせ増えているという。日本歯科大学以外でも、同バンク講習を受講して認定された全国の歯科医師が窓口となり登録が可能。認定医は1000名を超える勢いで、歯髄細胞再生医療の認知も広まってきている。

舌小帯短縮症

舌の裏側の真ん中辺りで口の底と繋がっているヒダのことを舌小帯といいます。
舌小帯短縮症とは、この舌小帯が生まれつき短い状態や
ヒダが舌先に近い場所に付いている状態をいいます。

<軽度>
舌先を上の前歯の裏側の歯ぐきにつけることが出来、
口角(口の両側)を舐めることが出来ます。
ラ行やサ行、タ行を言う時、少し舌がもつれる感じがあるかもしれません。

<中等度>
舌を出したときに先端がハート型にくびれます。
舌先が上あごにつきにくい、口角(口の両端)が
舐められないといったことがあります。

<重度>
舌が下唇ギリギリ程度までしか出すことが出来ない、
舌を上にあげることが出来ないといった状態になります。

乳児の場合は哺乳することが難しい場合、治療し改善することが望ましくなります。
舌を出したときにハート型になっていない場合はほとんど手術の必要性はありません。
また、滑舌は手術ではなくトレーニングで軽減されることもあります。

滑舌が気になる場合や舌の形が気になる場合は歯科医師や言語聴覚士に
相談してみてはいかがでしょうか?

▼おくちでたべる.com
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0fwxfq0stgnb6blxlxx6

過去ログ