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ちょっと気になる!≪知覚過敏≫

「冷たいものを飲んだ時、歯がしみる」で有名な知覚過敏。
正式名称は「象牙質知覚過敏症」といいます。
歯の表面の硬いエナメル質が削られて、その下の象牙質が現れ
痛みを感じるようになった状態です。
強い力でのブラッシングや歯ぎしりなどが原因ですが、
他にも酸の過剰摂取や過食症、歯の破折・欠損などが原因になります。

歯科医院で露出している象牙質のすきまを埋める治療をしたり、
硝酸カリウムの入った歯磨き粉を使うのも効果があると考えられます。
歯ぎしりが原因の場合はマウスピースを付けるようにすると
他の病気の予防にもなるかもしれません。

ともあれ、早めに歯科医院を受診して治療をしてもらい、
正しいブラッシングを教わるといいかもしれませんね。

▼参考:テーマパーク8020「知覚過敏」
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0a0ouq0tth2qt0wfo3EM

口腔ケアと味覚のお話

猫の舌にも人間の舌にも乳頭といわれる突起が沢山あります。
乳頭ある味雷の中には味を感じる細胞が存在します。
味雷は舌だけでなく頬の内側や喉の奥の方にも存在します。

食べ物は唾液によって溶け、味雷の中に入り込みます。
そして味雷の中の味細胞が味を感じて味覚神経を通って
大脳へ信号を送り、味覚中枢によって味を判断します。

味覚障害の原因の一つに口腔乾燥があります。
口腔乾燥が起こると口腔内の細菌の繁殖が活発になり、
舌の表面に舌苔(ぜったい:白い苔のようなもの)が付着します。
舌苔が乳頭を覆う状態になって、味覚が鈍くなってしまいます。

唾液は食べ物を溶かすなどの大きな役割を担います。
全身疾患などで唾液の分泌が減ったり、分泌がしにくくなる場合もありますが、
毎日の口腔ケアや口腔体操、マッサージなどで唾液の分泌を心がけると
味覚障害の改善に繋がることも期待できます。

テレビを観ているいる時間や移動時間などに
お口の中で舌を回す運動をするだけでも唾液の分泌に繋がります。
美味しい食事のために日課にしてみてはいかがでしょうか

味覚障害の原因

・亜鉛欠乏症
・舌神経、舌咽神経等や中枢の異常
・口腔乾燥
・口腔疾患(舌痛症など)
・全身疾患・・消化器系疾患、糖尿病など
・心因的なものなど・・ストレス、うつ状態など

<味覚障害の種類>
・味覚減退・・味が薄いと感じる
・無味症・・・味が分からない
・異味症・・・本来の味と違う味を感じる
・悪味症・・・何を食べても嫌な味と感じる
・解離性味覚障害・・主に甘味を感じない
・自発性異常味覚・・何も食べていないのに苦味や渋味を感じる


▼参考:大阪歯科大学『味覚障害の原因と対応』
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/h0a0nuq0tth2qt0wfox5q
(クリックするとPDFが開きます)

口腔がん、AIで判別~阪大チームが開発へ

口腔がんを人工知能(AI)で判別するシステムの開発に、大阪大歯学部のチームが乗り出した。口腔がんは初期の病態が口内炎と似ており、気付くのが遅れるケースがある。

 チームは2年後の完成を目指しており、歯科医院に導入して早期治療につなげたい考え。

 チームの平岡慎一郎 助教(口腔外科)らは、AIが大量の画像から自動的に特徴などを探し出す「ディープ・ラーニング(深層学習)」の技術を応用し、口腔がんや類似する症状の画像5,000~1万枚程度を学ばせ、自動的に口腔がんを見分けるシステムを作るという。

 開発したシステムは歯科医院などでの診断支援に使う。将来的には患者個人が画像を撮影・送信することで早期判別につながる仕組み作りも検討している。

(YOMIURI ONLINE yomiDR.2月13日 より)

風邪に抗生物質、使わない病院に報酬~耐性菌の抑止策

厚生労働省は誤った使い方によって薬が効かなくなる「耐性菌」の広がりを抑えるため、医師が乳幼児の風邪や下痢に抗生物質を使わずに適切な説明をすれば、医療機関に報酬を支払う新たな仕組みを設け4月からの診療報酬改定に盛り込む。

 国内でよく使われている抗生物質には、セファロスポリン系のフロモックスやフルオロキノロン系のクラビット、マクロライド系のクラリスなどがある。

 肺炎などを引き起こす細菌を壊したり増えるのを抑えたりするが、ウイルス性の風邪やインフルエンザには効かない。

 厚労省によると、2015年に全国の病院で見つかった黄色ブドウ球菌の48.5%が耐性菌だった。厚労省はこの割合を20年に20%以下とする目標を掲げ、17年には抗生物質適正使用の手引を作り軽症の風邪や下痢に使わず、細菌感染が疑われる重症例に限るよう勧めている。

 4月以降、風邪や下痢で初診の3歳未満に、手引に基づき抗生物質が不要と医師が判断した場合に病院や診療所側に800円が支払われる。

 患者側は2割(未就学児)を支払う。病院内で抗生物質を適正に使うよう教育したり、耐性菌の発生率を調べたりする医師、薬剤師らのチームを設置した場合の報酬も新たに設ける。

(朝日新聞DIGITAL 2月17日)

唾液と表情からストレス判定、閉鎖環境で実験

資生堂と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、閉鎖環境への滞在により、唾液中のストレスホルモン(コルチゾール)の日内リズムが乱れ、表情のゆがみ度が増すことを見いだしたと発表した。国際宇宙ステーション(ISS)を模したJAXAの設備で共同研究を行った。唾液と表情変化から、自身でストレス度を簡便に評価できる可能性につながるとみている。研究成果を生かし、資生堂はストレスが肌・体に与える影響に対応したトータル美容の開発、JAXAは宇宙飛行士のストレス評価手法の確立を目指す。

 JAXAでは、宇宙飛行士自身が簡易的・自律的にストレス状態を知るための指標を検討している。今回の研究はその一環として、実験条件を高度に統制できる筑波宇宙センターに設置された閉鎖環境適応訓練設備で実施した。資生堂はストレスと肌・免疫に関する知見を基に研究に加わった。

 ストレス評価指標の一つに用いたコルチゾールは日内リズムがあるとされ、実験では1日4回唾液を採取。閉鎖設備滞在直後と退出前日にリズムが乱れ、ストレス負荷度が増したことが分かった。設備退室後には滞在前の状態に戻っていたという。

 さらに、被験者が自身の顔を撮影することで表情の左右対称性などからゆがみの評価も行った。滞在中は通常時に比べ、ゆがみ度が有意に増していた。

 両者ではストレスを簡便に測定する手法は宇宙環境にとどまらず、日常生活への応用が期待できるとみている。資生堂では笑顔をカメラ機能で撮影・認証・数値化するアプリを展開中で、まずは表情のゆがみによるストレス判定も新たな機能として加えたい考え。

口内炎と間違えやすい口腔がん、AIで判別…阪大チームが開発へ

 舌や歯茎などにできる口腔がんを人工知能(AI)で判別するシステムの開発に、大阪大歯学部のチームが乗り出した。口腔がんは初期の病態が口内炎と似ており、気付くのが遅れるケースがあるという。チームは2年後の完成を目指しており、歯科医院に導入して早期治療につなげたい考え。

 口腔がんは舌や歯茎、頬粘膜などにでき、リンパ節や肺に転移することもある。だが、専門知識を持たない医師や歯科医師だとがんに気付かず、舌や顎の骨の切除が必要になるまで進行してしまうことが少なくなかった。チームの平岡慎一郎助教(口腔外科)らは、AIが大量の画像から自動的に特徴などを探し出す「ディープ・ラーニング(深層学習)」の技術を応用。口腔がんや類似する症状の画像5000~1万枚程度を学ばせ、自動的に口腔がんを見分けるシステムを作るという。

 開発したシステムは歯科医院などでの診断支援に使う。将来的には患者個人が画像を撮影・送信することで早期判別につながる仕組み作りも検討している。

歯ぎしり軽減にボトックス治療が有望

寝ている間の歯ぎしりや食いしばりといった症状は、頭痛や顎関節症の原因となるほか、歯にもダメージをもたらすことがある。こうした症状の軽減に、A型ボツリヌス毒素(ボトックス)を頬に注入する治療が有望であることが小規模なランダム化比較試験(RCT)で示された。詳細は「Neurology」1月17日オンライン版に掲載された。

 このRCTは米ベイラー医科大学神経学教授のJoseph Jankovic氏らが実施したもの。同氏によると、この治療は頬から咀嚼筋(咬筋と側頭筋)にボトックスを注入することで咀嚼筋を収縮させる信号を遮断し、歯ぎしりや食いしばりを軽減させるというもの。RCTの実施にはボトックスを製造するアラガン社が資金を提供した。

 対象は、ポリソムノグラフィーと呼ばれる睡眠検査で睡眠中の歯ぎしりが確認された18~85歳の男女22人。まず研究室に一晩、宿泊してもらい、歯ぎしりや食いしばりの症状の程度を確認した。

 次に、対象者のうち13人には頬から咀嚼筋にボトックスを注入し、残る9人には有効成分が含まれていないプラセボを同様に注射した。その4~8週間後に再び全ての対象者に研究室に宿泊してもらい、歯ぎしりなどの症状を評価した。

 その結果、全般的な症状の改善がみられた患者はプラセボ群ではみられなかったが、ボトックス治療群では13人中6人に「大幅」または「極めて大幅」な改善が認められた。さらに、対象者に症状や痛みをそれぞれ0~100点(50点が変化なし、それより点数が低いほど悪化、高いほど改善)で評価してもらったところ、プラセボ群では症状スコアは平均47点、痛みのスコアは同42点で改善が認められなかったのに対し、ボトックス治療群ではいずれも平均65点で症状や痛みが軽減したことが示された。

 なお、ボトックス治療による重篤な副作用は認められなかったが、ボトックス治療を受けた患者のうち2人から、笑顔になった時の印象に変化があったとの報告があった。しかし、こうした変化は数週間後には消失したという。

 Jankovic氏によると、歯ぎしりや食いしばりに対する現行の治療法としてはマウスガードの使用が挙げられるが、歯へのダメージは回避できるものの歯ぎしりそのものを抑えることはできない。また、行動療法や薬物療法も検討されているが、臨床試験では検証されていないか、検証されていても一貫した結果が得られていないという。今回の研究でボトックス治療の有望性が示されたことから、同氏は今後、同治療が治療選択肢の一つになりうるのではないかとの見解を示している。

 しかし、今回のRCTの結果を受け、米ニューヨーク大学歯学部のKaren Raphael氏は「歯科の問題がなく、症状は歯ぎしりだけの場合に治療が必要なのか疑問だ。また、RCTの対象者は顔面の痛みと歯ぎしりがあることを訴えていたが、実際に顔面の痛みが歯ぎしりによるものなのかどうかは明確には分からない」と指摘。その上で、「ボトックス治療によるベネフィットが期待できる病態」として顎関節症候群を挙げている。

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