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ちょっと気になる!≪ガミースマイル≫

ガミースマイルって聞いたことありますか?
笑った時に歯ぐきが広範囲で見えてしまう口元のことです。

<原因>
○骨格の問題:上あごが大きい、下あごが小さいなど
 ・遺伝、幼少期の食生活、口呼吸、下あごに肘をつくなどの悪習慣等
○筋肉の問題:上唇を引き上げる筋肉(上唇挙筋)が強すぎる
 ・上唇挙筋の筋力が強いと唇が歯ぐきの上まで上がる
 ・筋肉の強い緊張の為、笑った時に上唇が薄くなる特徴がある
○歯の問題:面積が小さい、前歯が出ているなど
 ・面積が小さいのは歯が短い、生えている場所が低い
 ・歯が前に出るのは指しゃぶりや舌で前歯を押す等の癖等
など、他にもいろいろとあります。

<治療法>
○歯の矯正…ワイヤー矯正など
○ボトックス注射…上唇挙筋が強い方向き
○歯茎整形…歯茎部、粘膜、筋肉切除法、骨切り法など
○トレーニング…重度でなければ目立たなくなる可能性有り

ガミースマイルがコンプレックスとなって思いきり笑うことを
躊躇う方もいらっしゃるかもしれません。
気になる方は歯科医師に相談してみるといいかもしれませんね。

▼ガミースマイルを治すための8つの方法
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/g0sxt8u0as0bmp8dm9bVC

咀嚼の話≪脳の活性化≫

咀嚼による8つの効果「ひみこの歯がいーぜ」の続きです。
「ひ」は肥満予防、「み」は味覚の発達、「こ」は言葉の発音が良くなる。
今回は「の」について。脳の活性化のお話です。

噛む運動は脳細胞の活性化を引き起こし、子どもの脳の発達や
認知症予防などにも効果が期待できます。
硬い食べ物を噛むことは、子どもの知能指数や短期記憶能力に
非常に関係が深いことが分かっています。

高齢動物研究では、硬い食べ物を噛むことは
柔らかいものを噛むのに比べて、
加齢による学習効果の低下を遅延させ、
老化を抑制することに関係があると考えられます。
脳梗塞モデル動物研究では、硬い食べ物を噛むことにより
学習・記憶障害をほぼ回復させることが確認されています。

高齢並びにアルツハイマーモデル動物研究では、
逆に、柔らかい食べ物を噛むことは、硬い食べ物を噛むのに比べて
記憶や記憶保持能力が低下する傾向にあることも確認されています。

成熟動物研究では、硬い食べ物を噛むことにより
記憶力が10分後には330倍に到達し、100倍のレベルが2時間強
持続することが確認されています。
食事後に最も記憶力が向上し、食事後5時間で低下したことから、
記憶力の向上が噛むことによるものであり、
2時間の持続性から「噛むこと」と「記憶力」が関係づけられます。
つまり、朝昼夜の食事時間は脳の活性化を継続するため、
理にかなった食事の間隔時間といえます。

噛むことを意識した食事と食べ方で、脳の働きや記憶力に関係が深いと思うと
日々の食事もおろそかにできませんね。

▼参考文献:日本補綴歯科学会「咬合・咀嚼が創る健康長寿」
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/g0sxs8u0as0bmp8dm9WMz
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健康寿命実現へ虫歯予防考える 熊本で全国大会

フッ化物洗口による虫歯予防などについて考える「第39回むし歯予防全国大会in KUMAMOTO」が21日、熊本市西区のくまもと森都心プラザで開かれた。市民ら約400人が出席し、健康寿命の実現へ向けた虫歯予防の重要性を確認した。

 基調講演した新潟医療福祉大の石上和男教授は、フッ化物洗口を実施した新潟県の小中学校で虫歯がない子どもが増えた事例を紹介。フッ化物の応用により虫歯予防を推進する新潟県歯科保健推進条例案を県議会に提出したことなどに触れながら、「虫歯を予防しようとする働きを地域で協力して進めることが大切」と強調した。

 シンポジウムでは、県歯科医師会の渡辺賢治副会長や熊本市の小学校の養護教諭らがパネリストとして登壇。「歯のチェックシート」を使って親子で歯の健康づくりに取り組んでいることなどを報告した。

口の細菌、腸難病の原因か 予防や治療に期待

普段、口の中にいる細菌が腸の中で増えると、腸に慢性の炎症が起きる潰瘍性大腸炎やクローン病といった難病の原因となる可能性があると、慶応大などのチームが20日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 チームの本田賢也(ほんだ・けんや)・慶応大教授は「口の中を清潔にすれば、腸の難病の治療や予防につながるかもしれない」と話している。

 腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍が起き、腹痛や下痢の症状が出る潰瘍性大腸炎やクローン病は、原因不明で完全に治療する薬は今のところない。

 チームは、クローン病患者の唾液を、無菌状態で育てたマウスの口に入れると、腸内で炎症を引き起こす免疫の細胞が増える例があることを発見した。マウスのふんの細菌を詳しく調べると、普通は口の中にいて腸にはいない「肺炎桿菌(かんきん)」という細菌が腸で増えたのが原因だと分かった。

 通常のマウスでも、抗生物質で腸の細菌を弱らせた後に肺炎桿菌を入れると増えやすいことが判明した。

 肺炎桿菌は健康な人の口にもおり、高齢者や免疫の働きが落ちている人では肺炎の原因となる。炎症を起こしやすい体質の人では、腸で増えると難病の発症につながる恐れがあるという。

歯科衛生士の役割考える 甲府でシンポ

山梨県歯科衛生専門学校(七沢久子校長)は19日、甲府・県立図書館で建学50周年特別記念シンポジウム「これからの歯科衛生士」を開いた。

 総合病院や摂食嚥下(えんげ)外来などに勤める同校の卒業生4人が、それぞれの立場で求められる歯科衛生士の役割を紹介。医療や福祉の現場にかかわる多職種との連携や高度な医療に対応した知識の向上が求められていることなどを説明した。

 歯科衛生士で介護支援専門員として高齢者施設で働く増田裕美さんは、施設への歯科衛生士の配置が義務化されていない現状について「誤嚥(ごえん)性肺炎を起こさないようにケアするなど、最後まで食べることを支えられるのは歯科衛生士。人員配置されるようになってほしい」と話した。

誤嚥と喉頭内侵入の予測因子を特定

嚥下障害患者81例を対象とした症例対照研究により、喉頭内侵入および誤嚥を病態生理学的に評価し、誤嚥の予測因子を特定。嚥下造影検査を実施し、空間的および時間的要因をコンピュータによる運動解析で検討した結果、喉頭挙上期の喉頭前庭閉鎖の遅延、および喉頭下降期の喉頭前庭閉鎖時間の短縮が、誤嚥の有意な要因であることが示された。

ちょっと気になる!≪アルコールと口臭≫

アルコールを飲むと口臭が気になることはありませんか?
お酒を飲むことにより、肝臓で分解しきれなかったアセトアルデヒトが
血流に乗って肺に到達し、呼気となって口臭になります。
アルコールは利尿作用が強いため、体内の水分が失われ、
同時にお口の乾燥も進むことにより、口腔内細菌が増殖して
口臭の原因になります。

アルコールの過剰摂取により胃腸など消化器官への負担が影響して
口臭に繋がることもありますし、
肝機能に障害が出た場合も口臭を誘発します。

お口が乾く、お口の中がネバネバするといった症状があるときは
・水をたくさん摂取する
・歯磨きや舌清掃をしっかりと行う
・唾液腺のマッサージ
 ▼https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/g09jh5u0asonur3vllhFo
・ガムを噛む
などにより、口臭の減少効果が期待できます。

また、アルコールによる口腔乾燥は、歯周病などの口腔疾患を悪化させます。
歯周病菌は独特の臭気があるため、治療を行うことも口臭予防に繋がります。

美味しいお酒を飲みながら楽しい会話を楽しみたいところですが、
口臭に邪魔をされては、せっかくの楽しい時間が台無しです。
お酒を飲みながら水を飲んだり、唾液腺マッサージを行うと、
口臭を軽減させることができるかもしれませんね。

▼飲み会翌日、お酒の臭いを抑える方法
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/g09ji5u0asonur3vlly3M

)咀嚼の話

咀嚼による8つ効果「ひみこの歯がいーぜ」。
「ひ」は肥満予防、「み」は味覚の発達でした。
今回は「こ」。言葉の発音が良くなるという効果についてです。

コミュニケーションにも不可欠な言葉ですが、
スムーズ会話のためには滑舌も関係してきます。

滑舌が悪くなるのは以下のような原因があります。
・舌の筋肉やその周りが凝り固まっている
・筋力が弱くなっている
・舌の癖がある など
肩凝りや歯の食いしばり、会話の減少による血流の悪化、
筋拘縮、筋委縮などが、舌周辺の筋肉が凝り固まることに関係します。
また、扁桃腺・唾液腺・甲状腺の腫脹や顎関節症、
舌筋・舌骨筋群機能不全などが原因の場合もあります。

舌周辺には、舌を動かすための筋肉や、会話や嚥下に関係する筋肉など、
さまざまな働きの筋肉があり、この筋肉の凝りをほぐすことや
筋力を鍛えることが、滑舌を良くするために必要になってきます。

原因に合わせたトレーニングもありますが、
舌の筋力を強くする効果を意識して日々の食事を咀嚼することにより、
必要な筋肉を鍛えることもできます。

咀嚼をすることは脳の活性化も促します。
さらにそこに、会話を加えると脳がたくさん動きます。
脳が適切に働くことにより、滑舌よい会話に繋がります。

また、お口が乾くと話すことがとても難しくなります。
咀嚼の刺激により唾液の分泌も良くなりますので、
日頃から唾液がよく出るように意識するのも
滑らかに話す方法のひとつです。

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