歯科鋳造用金銀パラジウム合金の告示価格が9月から1グラム3,045円と、現在より285円引き上げられる。17日の中医協総会で報告されたもので、歯科用貴金属9品目全ての価格が引き上げられる。
特に「歯科鋳造用14カラット金合金インレー用」「同鉤用」「歯科用14カラット金合金鉤用線」は1,068円増となっている。なお、随時改定は、6月の診療報酬改定までは1月、4月、7月、10月に行われていたが、今後3月、6月、9月、12月に行われる。
【歯科通信】
歯科鋳造用金銀パラジウム合金の告示価格が9月から1グラム3,045円と、現在より285円引き上げられる。17日の中医協総会で報告されたもので、歯科用貴金属9品目全ての価格が引き上げられる。
特に「歯科鋳造用14カラット金合金インレー用」「同鉤用」「歯科用14カラット金合金鉤用線」は1,068円増となっている。なお、随時改定は、6月の診療報酬改定までは1月、4月、7月、10月に行われていたが、今後3月、6月、9月、12月に行われる。
【歯科通信】
岩手医大病院(岩手県矢巾町)は30日、重い障害で体をほとんど動かせない10代男性が小児病棟に入院中の昨年10月、たんの吸引が不十分だったため窒息し、低酸素血症で死亡する医療事故が起きたと発表した。付き添いの母親が不在時に発生し、病院は吸引などの介助が日常的に必要な「医療的ケア児」に対する理解不足などが背景にあったと説明した。
外部有識者を含む医療事故調査委員会の報告書によると、男性は昨年10月16日、発熱のため入院。同18日、母親はケアの内容や注意点を書いたメモを病院スタッフに渡して一時帰宅した。翌19日に男性の酸素飽和度が下がったため、看護師が酸素投与を増やし、口や鼻からたんを吸引したが、呼吸のため喉に開けた「永久気管孔」からは吸引していなかった。この看護師が別の患者を処置しているうちに男性は心肺停止となり同日死亡した。
調査委は、病院に対して医療ケアに関する教育や、付き添い家族との情報共有が不足していたと指摘し、改善を求めた。
保険証廃止を12月2日に控え、デジタル対応を求められた障害者から憤りの声が上がっている。健常者を想定した機器への対応は困難で、前提となるマイナンバーカード取得にも苦慮する。政府は「誰一人取り残されない」デジタル化を掲げるが、手厚い対応は期待できず、患者から法曹界まで幅広く反発。障害者の家族や医療機関も負担増を懸念している。
▽覚えられず
「保険証を残す、この一点しかない」。6月16日、障害者や医療関係者らの29団体でつくる「『保険証をのこして』ネットワークふくおか」が福岡市で集会を開いた。
約140人の参加者を前に「軽度外傷性脳損傷患者・家族会」の山下(やました)いづみ代表は、高次脳機能障害がある患者は「記憶障害でIDやパスワードを覚えられない」と指摘。マイナンバーカードの利用は困難で、現行保険証の存続を訴えた。
同様の集会は神奈川や京都、沖縄など他府県でも行われている。また、昨年11月には日弁連が意見書を総務省やデジタル庁などに提出。同12月には全国保険医団体連合会が抗議声明を出した。
▽作らない
脳性まひで車いすを利用する埼玉県熊谷市の山崎和子(やまざき・かずこ)さん(68)は数年前、マイナカード申請の際、車いすのヘッドレストが写り込んだ顔写真は不適切として、証明写真用の椅子に座り、再撮影するよう求められた。
しかし、脳性まひで首から下は自由に動かせないため、普通の椅子では姿勢を維持できず、倒れてしまう。何度説明しても聞き入れられず「障害者差別だ。私は作らない」と決めた。
障害者団体などでつくる「障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会」(東京)によると、マイナ保険証の利用に対しても、脳性まひなどで体が勝手に動いてしまう不随意運動のため「首が震えて顔認証機能が使えない」「視覚障害で暗証番号を入力できない」などと、不満を訴える声が多数寄せられている。
宇宙環境が口腔(こうくう)内に及ぼす影響などを研究する「日本宇宙歯学研究会」の初の総会が名古屋市千種区の愛知学院大楠元キャンパスであった。
研究会では、宇宙での長期滞在者や、民間人の宇宙旅行者が現れる中、宇宙空間が口腔細菌に及ぼす影響や、低重力が口腔周辺の筋肉に与える影響などを各地の歯科大などが参加して共同で進める。
総会には全国の歯科大学関係者らが会場とオンラインで集合。同大大学院歯学研究科長で研究会代表理事の前田初彦教授が、「わくわく楽しい研究にしたい」と意気込んだ。今後の研究について「各大学の特色を持った研究をしてほしい。宇宙での生活をより快適にするだけでなく、地球上の歯科医療技術も革新したい」と述べた。
総会後、JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙飛行士健康管理グループの樋口勝嗣主任医長が講演した。国際宇宙ステーションで歯科問題が発生した場合、クルーだけで対応できるよう訓練を受けているという。今後の月・火星探査ミッションは長期にわたるとして、「歯科の予防措置を長期に講じる技術が必要だ」と話した。
セラミック治療の接着剤として使われる歯科用セメントの取り残しが歯周組織の炎症を引き起こすことがしばしば問題になっている。今回、東北大学大学院歯学研究科次世代歯科材料工学講座の近藤威助教および江草宏教授らの研究グループが、取り残したセメントが歯周組織の炎症を引き起こすメカニズムを解明した。
罹患すると、脳梗塞、心不全、認知症の発症リスクが上昇し、健康寿命は著しく損なわれる心房細動。診療においては、高血圧、糖尿病、肥満、飲酒などの修正可能な危険因子を同定し、多職種が連携して是正することが重要だが、現在のところ、歯周炎はその危険因子に位置付けられていない。
しかし今回、広島大学の医科歯科連携チームが、心房細動に対するカテーテル治療を受ける患者を対象とした研究で、歯周炎の定量化指標である歯周炎症面積が術後の心房細動の再発に関連すること明らかにした。
歯髄幹細胞を活用した再生医療を推進しているアエラスバイオ株式会社。乳歯をはじめ、抜ける歯に含まれる歯髄を、将来の再生医療に備えて凍結保管するプライベートバンクサービスの普及のため、「ママとこどものはいしゃさん」グループを運営する株式会社ウィンポイントとの業務提携を開始した。
全国210の加盟院がバンク提携歯科医院として登録(一部加盟院を除く)され、サービスに関する相談や保管する歯の抜歯が可能となる。
日本歯科医学会の会報誌によると、同会に属する専門・認定分科会のうち、46学会中26学会はここ1年で会員数が増加。減少したのは20学会だった。
会員数の増加で大きかったのは、日本口腔インプラント学会530名、日本歯科審美学会481名、日本歯周病学会210名。