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)「地味にすごい!」唾液の話

1日に唾液は1リットルから1.5リットル分泌されると言われています。
そして、分泌された唾液はお口の中で
・むし歯の予防
・抗菌作用
・消化作用
・食後、酸性に傾く口腔内を中和する
・毒素排出作用
・保湿効果
・老化予防
・味覚の働きを助ける
などの沢山の役割を持ってしっかり働いています。

ですが、悲しいことに30歳位から分泌量が減ってきます。
そこで3大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)の
マッサージや酸っぱいものを食べる、硬いものを噛むなど
意識して唾液を分泌することが大切になってきます。
 ▼唾液腺マッサージについてはこちらから
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/f01waqu0mq1sltnquwy2y

特に耳下腺からのみ分泌されるサラサラとした唾液には
成長ホルモンの一種“パロチン”が含まれ、
筋肉・内臓・骨・歯などの生育や発育を盛んにし、
若々しさを保ちます。

更に唾液の分泌を促す「食べる」「話す」という行為は
ストレス発散方法の常に上位に挙げられます。
これは口を動かすことによって唾液がたくさん分泌され、
副腎で作られたコルチゾールというストレスホルモンが
唾液中に排出されることによりストレスが軽減されるからです。

唾液って本当にすごいんです!

【神奈川】医科と歯科が病診で「連携協定」 横須賀

横須賀市立うわまち病院(同市上町)と市歯科医師会は22日、入院患者の手術前後の口腔(こうくう)ケアなどで協力する病診連携協定を結んだ。二次感染防止に効果的とされ、歯科のない総合病院と地域の歯科医師会が連携するケースは県内初という。

 同病院によると、年間の手術件数は約2500件。このうち外科や心臓血管外科を中心に2千件程度で、歯磨きやうがい指導を徹底すれば、歯垢(しこう)からの細菌感染や合併症のリスクがさらに低減されるとしている。

 市歯科医師会の連携登録医76人が、入院手術前の患者の住所地ごとに診療所で口腔ケアに当たったり、入院中の病院に往診したりする。必要ならば、退院後の歯科訪問治療も行う。患者情報の共有化やうがい薬の販売などで、市医師会や市薬剤師会とも連携する。

 同病院で協定書に調印。沼田裕一院長は「多くの患者が恩恵を受けるだけでなく、病院にとってもありがたい」と話し、市歯科医師会の松本好史会長は「ぜひとも横須賀発で医科歯科病診連携を成功させたい」と述べた。

マウスウォッシュは効果的か?

高齢者施設のスタッフ様からよくある質問
「マウスウォッシュを使えば歯みがきをしなくてもいいか?」

答えは…
「マウスウォッシュでは不十分なので、
 きちんと歯みがきをしてください」です。

歯の汚れ、プラークは細菌です。
細菌は残念ながら歯ブラシで磨く=はがし取る
という行為が行われないと取り除くことはできません。

殺菌力の高いマウスウォッシュでうがいをしても
こすり取る、はがし取るといったことをしていないので
プラークは落としきれないということになります。

もちろん歯みがきに併せてマウスウォッシュを使うことは
効果的だと思いますが、うがいだけでお口の汚れの撃退は
難しいです。

義歯の種類

一口に義歯と言っても、さまざまな種類があります。
見慣れていても使ったことがないと分かりにくいと思いますが
それぞれにメリット、デメリットがあります。
大きく分類すると、まず、総義歯と部分義歯があり
更に材質等で保険適用と適用外に分かれます。

○総義歯・部分義歯
・保険適用・・・レジン床
メリット:安価、熱に強い(煮沸消毒可能)
デメリット:臭いや汚れが付きやすい、きちんと清掃する必要がある
        
・保険適用外・・・金属床(金、チタン等)、シリコン
メリット:液体飲食物の味を感じやすい(多孔質金属メッシュプレート)、
     腐食による変色が起こらない、
薄い、軽い(口腔内で違和感が少ない)、
耐久性に優れる、審美性が高い
デメリット:高価、部分義歯不適用のものもある、
      修理が大変になるものもある

・部分義歯・・・クラスプ使用不使用がある

※メリットデメリットはそれぞれの特徴であり、
共通の特徴ではありません。

歯根の部分に小さな磁石を取り付けて磁石の力で固定する<磁石式>や、
残っている歯に金属冠を被せ、
その上から金属冠のついた義歯を二重に被せて
摩擦により固定する<テレスコープ>などもあります。

義歯を使用するのは高齢者の方だけとは限りませんが、
高齢者の方にとって安全性や介護者への負担を考えると
やはり欠かせない道具です。
後期高齢者(75歳以上)で総義歯使用者は3人に1人、
総義歯部分義歯(ブリッジ含む)使用者は実に89%に上ります。
義歯は使用中のメンテナンスも非常に重要になってきますが
より快適に生活するために自分の生活スタイルに合った義歯作製を
検討するうえで、義歯の種類を知っておくことも
大切になってくるのではないでしょうか。

▼義歯の種類やお手入れについてはこちらをご覧ください
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/f035uiv0nqse62wjh3bjz

骨粗鬆症と歯周病

骨粗鬆症とは、骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気で
自覚症状がありません。
閉経期以降の女性や高年齢の男性に多くみられ
長年の生活習慣が原因であることから
生活習慣病の1つと考えられています。
歯周病もまた、自覚症状がなく、生活習慣が原因の1つであり
本質的には骨の病気です。

骨粗鬆症は女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量と関係が深く
急激に減少すると骨密度も急に低下します。
これは同じように歯を支える歯槽骨に対しても
危険因子になっていることが分かってきました。
骨粗鬆症やエストロゲン分泌低下並びにカルシウムの
摂取不足が歯周病を引き起こすわけではありませんが、
カルシウム摂取量が少ないと歯周病になりやすい
という報告がされています(米国全国健康栄養調査)。

歯周病治療を含め口腔環境を整えることにより
食事をきちんと摂ることができると
体力の向上に繋がり、運動が可能になってきます。
運動をすると骨が弱いマイナス電気を発生してカルシウムを呼び寄せたり
骨の血流が良くなり骨をつくる細胞の働きを活発にするなど
骨粗鬆症予防に効果的です。

和食では出汁を取ったり小魚を素材にした料理などはありますが、
乳製品を使った料理はあまりありません。
その上、日本の水は軟水が多くカルシウム含有率が低いため
植物も硬水で育ったものに比べカルシウムの含有率が低い傾向にあります。
更にストレスを感じると尿中にカルシウムが放出されてしまいます。
こういったことはカルシウム摂取量の低下につながり、
歯周病の危険因子の1つになりえます。
カルシウムの積極的摂取など食生活・栄養面からも
歯周病に取り組むことはとても重要になってきます。

歯科医、2029年には1万4千人過剰…合格基準引き上げも検討

歯科医師が2029年に約1万4000人過剰となるという推計を厚生労働省がまとめた。厚労省は文部科学省と連携し、歯学部定員の削減や国家試験の合格基準引き上げを検討する。

 歯科医師は14年で約10万人おり、20年間で約2万人増えた。開業する歯科医師も多く、診療所数は約6万9000で、「(5万店超の)コンビニエンスストアより多い」と指摘される。競争激化から診療所の経営が厳しさを増す中、不必要な診療が行われたり治療が長引いたりする懸念がある。

 厚労省は、将来の歯科医師の過不足を把握するため需給見通しを試算した。現行の歯科医師数や国家試験の合格者数から、将来の歯科医師数を推計。少子高齢化を踏まえた推定患者数や歯科医師が1日に診る患者数などから、必要となる歯科医師数を算定した。

 1日に診る患者数を厚労省や日本歯科医師会の調査を基に3段階で想定すると、17年は3100人不足~1万5600人過剰、29年は600~1万8100人過剰と幅が出た。厚労省の有識者検討会が、中間的な想定が精緻で妥当と結論づけたため、最終的な推計値は17年で1万1300人、29年で1万4100人過剰になるとされた。

腸閉塞の男性、医療事故で死亡…蕨市立病院 遺族に2567万円補償

蕨市は24日、腸閉塞(へいそく)で市立病院に入院した市内の無職男性(67)が死亡した医療事故で、男性の遺族に対し補償として2567万円を支払う内容の示談が成立したと発表した。議会の同意を得て支払われる。

 市によると、男性は2014年10月20日午前、おう吐を訴えて入院。深夜におう吐が激しくなり、翌21日午前0時20分に死亡が確認された。直接の死亡原因は吐しゃ物が気道に詰まったことによる窒息死だった。同病院の50代の医師は軽い腸閉塞の可能性があると判断し、翌日に精密検査を行う予定だったという。

 男性の姉ら遺族に対し病院側による説明が行われたが、遺族側は納得できないとして15年11月から病院側に補償を求め、交渉が行われてきた。当初の診断とその後の措置について、全体として不十分な点があったと病院側が認め、和解が成立した。

 同病院の伊藤浩一事務局長(54)は「この医療事故を重く受け止め、同じことが二度と起こらないよう務めたい」と話している。

歯と口の健康アラカルト 4人に1人酸蝕症

疫学調査によると罹患(りかん)率は26・1%、約4人に1人が酸蝕症といわれています。酸によって歯の表面がすり減り、なめらかになったり、歯の色の黄色味が強くなったり、歯のつやがなくなったり、奥歯がクレーター状に穴があいたり、歯の先端がかけたりするのが酸蝕症です。

 昔、メッキ工場やバッテリー工場などであった、酸性ガスの影響で歯の表面が溶けたようになる職業病も酸蝕症の一種です。

 現在考えられる原因には逆流性食道炎や過食症、アルコール依存症による自発的反復性嘔吐(おうと)による胃酸の影響がありますが、この場合、内科受診が必要となります。

 最も多い原因は酸性飲食物の過剰摂取によるものです。酸性飲食物とは炭酸飲料、スポーツドリンク、ヨーグルト、酢、柑橘系果物、梅酒などがあります。健康に良いと考え、日常的に摂取しているものが歯を弱める原因になることもあるので注意が必要です。

 予防法は酸性飲食物摂取後、まず数回お水でうがいをし、口の中の酸を洗い流して下さい。虫歯予防のためにはすぐ歯磨きをする方がいいのですが、酸性飲食物摂取後すぐは、酸によって歯の表面が軟らかくなっているため、唾液で口の中の酸性度が回復するのを待ってから(摂取後約30~60分)歯を磨くようにしてください。

 他にもかみしめ癖や磨きすぎなどが酸の影響と重なり、症状を著明にすることもあります。

 酸蝕症の進行は緩やかなことが多く欠損が大きくなって気付くことが多いので、心当たりのある方は歯科医院でご相談されることをお勧めします。

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