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歯科口腔外科を再開 富士吉田市立病院

富士吉田市立病院は7日、休診していた歯科口腔外科の診療を再開する。当面の間、毎週水曜日を診療日とする。

 同科は、女性歯科医師が診療拒否やパワハラ行為をしたとして市が懲戒免職としたことから、歯科医師が不在となり、11月16日から休診していた。予約済みだった患者は大月市立中央病院や山梨赤十字病院(富士河口湖町)を紹介していた。

 富士吉田市立病院によると、山梨大医学部から週に1回、歯科医師の派遣を受けることが決まり、診療を再開する。同病院の歯科口腔外科は、歯科医院から紹介された患者を受け入れていて、富士吉田歯科医師会などを通じて各医院に診療再開を伝える。休診前に予約済みだった患者については、病院から直接連絡をする。

 病院担当者は「多くの人々に迷惑を掛けた。今後、診療日数を増やす努力をして、信頼を回復したい」と話している。

歯型 進むデータベース化 各地の歯科医会、身元確認に備え

災害時に遺体の身元確認で活用するため、地域の歯科医師会が独自に歯型の「生前データベース(DB)」化を進めている。歯科検診などの際に同意を得て治療記録やレントゲン写真を登録し、万一の場合、遺体の照合用に使う。個人情報保護の課題もあるが、認知症などによる高齢の行方不明者も増加しており、早期の身元確認に役立つことが期待されている。

 歯型は遺体の損傷が激しくても治療痕などの特徴で照合できる場合が多く、地震や津波の際に有効とされる。警察庁によると、東日本大震災(2011年)で警察が調べた岩手、宮城、福島3県の遺体1万5824人のうち、歯型で身元確認できたのは1250人。指紋・掌紋(373人)やDNA型鑑定(173人)を大きく上回る(9月9日現在)。

 ただ、津波で流された歯科医院や診療所も多く、カルテやレントゲン写真が流失。福島県では原発の警戒区域内の医院もあり、身元確認は難航した。こうした経験を踏まえ、患者の歯科記録をDB化して一括管理する動きが各地の歯科医師会に広がっている。

 岡山県歯科医師会は昨年1月から、歯の検診イベントなどで希望者の歯科記録を無料で取っている。差し歯や詰め物などのデータを専用ソフトに入力し、これまでに約8000人が登録した。記録は事務局で管理し、災害時に身元不明遺体と歯の状態が似た人を端末で検索できる。同会の黒住正三副会長は「歯の記録は、万が一の時に遺体と家族を結ぶ絆になる」と話す。

 東京都港区警察歯科医会は12年からDB化に取り組み、遺体の歯のレントゲン写真と照合できるシステムを開発した。歯科医院で患者の同意を得て撮影したデータは約2000人分に達し、歯科医会で保管。警察から依頼があれば照会に応じる。兵庫県警察歯科医会なども勉強会を開いてDB化を検討している。

 一方、日本歯科医師会は今年度から、将来的なDB化を目指し、現在は形式が統一されていない電子カルテの標準化を進めている。 日本歯科医師会の柳川忠広副会長は「標準化できれば、全国の医療機関にあるカルテのDB化も可能になる。データの保存先や個人情報の取り扱いなどの課題もあるが、検討を進めたい」と話す。

ペットの歯周病

私たち人間以外の動物の口腔内でも歯周病は発症します。

現在確認されている最古の歯周病はアメリカ合衆国オクラホマ州で
発見された爬虫類の化石で、歯周病によって歯が抜け、
骨が溶けた症状があることが認められました。
古生代ペルム紀前期、約2億7500万年前のもので、
そんな昔から生物は歯周病と闘ってきました。

哺乳類の多くは異形歯性といい、異なる形の歯を口腔内に持ち
基本的には44本保有しますが、ほとんどの動物は歯が退化し、
それよりも数が少なくなっています。

爬虫類の歯は同じ歯が並ぶ同形歯性で、歯は顎の骨に直接くっつき
骨性結合しています。一定期間使うと骨折を起こし歯が取れ、
また新しい歯が生えます。このような歯を多性歯性といいます。

鳥には歯がなく、両生類は上顎のみに歯を有し、魚はエサによって
歯の形や数に違いがあります。
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/f0z8jfv0nqk8yts1gaJxm

そして犬や猫も人間と同じように、歯の表面のペリクル(被膜)に
細菌・マクロファージ・脂質・唾液タンパク・食物残渣等から出来る
プラークが付着し、唾液中のカルシウム等が取り込まれて石灰化し、
歯石になります。そして歯肉炎や歯周病になり、全身疾患へと影響を
及ばすことになります。

ペットの歯周病の原因は口腔内の傷や口腔内の不衛生の他、
ウエットフード等の柔らかく粘性の高いペットフードを食べること
などが考えられます。
但し、爬虫類は歯周病になる間もなく生え変わってしまいます。

実際、野生動物の歯周病はごく少数と考えられます。
食べるエサが硬いか柔らかいか・・ということに
大きく起因していると思われるところから、
人間もやはり同様に硬いものを食べることが歯周病予防の
方法の一つであることは言うまでもありませんね。

動脈硬化性疾患予防における

国立循環器病研究センターの研究グループは、住民台帳から無作為抽出された50~70歳代の住民1,780名を対象に基本健診と歯科検診を実施。

 咀嚼能率によって対象者を4群に分けて検討したところ、対象者全体では、最も咀嚼能率の高い群と比較して下から2番目の群でメタボリックシンドローム有病率が1.46倍高かった。さらに70歳代の対象者に限ると、咀嚼能率が低下したすべての群で1.67~1.90倍有病率が高かったという。

 今回の研究結果より、咀嚼能率を測ることによりメタボリックシンドロームのリスクを評価できる可能性が示された。今後、動脈硬化性疾患予防における新しい医科歯科連携の戦略につながることが期待されると、同研究グループは述べている。(医療ニュース QLife Pro)

http://www.qlifepro.com/news/20161111/relationship-between-reduced-chewing-efficiency-and-metabolic-syndrome.html

「口から食べる幸せ」守ろう 回復への技術、体系化

JA神奈川県厚生連伊勢原協同病院の看護師、小山珠美さん(60)=天草市牛深町出身=は、病気などで衰えた「食べる力」を回復させる看護の第一人者。10月、母校の国立病院機構熊本医療センター付属看護学校を訪れ、学生に摂食・嚥下[えんげ]リハビリテーションの技術を指導し、食べることの大切さを説いた。

 高齢になると肺炎や脳疾患、加齢などでのみ込む力が弱まり、摂食・嚥下障害になりやすい。それが誤嚥[ごえん]性肺炎や低栄養、脱水症状を引き起こす恐れがあるため、「胃に開けた穴から栄養を送る胃ろうや点滴栄養などの非経口栄養が普及した」と小山さんは説明する。

●細やかな配慮

 そんな医療現場に小山さんが疑問を抱いたのは約20年前。器官を使わなければ、のみ込む力はますます衰える。「食べることを奪われると生きる希望を失う。食べるのを諦める社会はおかしい」。食べる力を回復させる看護技術を体系化し、患者約7千人が食べる力を取り戻したという。2013年にNPO法人「口から食べる幸せを守る会」を設立し、医療・介護現場に技術を広めている。

 では、どのようにして食べる力を回復させるのだろうか。小山さんは学生に「上を向いた状態でつばをのみ込めますか?」と尋ねた。誰もできない。「食べ物をのみ込むためには、前を向いてあごを引いた姿勢が必要。患者の体を起こし、足は床に着けて踏ん張れるようにする。ベッドに座っている場合も、足先とベッドの端の空間に枕などを詰めて、体を安定させます」

 食べさせる時にも細やかな配慮が必要だ。患者のあごが上がると誤嚥につながるため、スプーンは顔の斜め下から近づける。食べ物がきちんと見えるようにすることも大事。いきなりスプーンが口の中に入ってくるような状況では、患者が食べる意欲を失ってしまうからだ。

 疾患やリハビリの段階によって患者の左右どちらからでも介助する必要が生じるため「看護者は左右どちらの手も使えるように訓練してほしい」と要望。このほか▽スプーンの形状は浅く、全体が口の中に入るサイズにする▽患者が両肘をついて安定した姿勢で食事ができる広さのテーブルを選ぶ―などがポイントだ。全介助からスプーン操作を補助する一部介助へと段階を踏み、自力摂取につなげる。

●広い視野で観察

 リハビリの注意点として、小山さんは「患者を生活者として観察して」と話した。のみ込む力の強弱だけでなく、呼吸や口腔[こうくう]の状態、認知機能、食べる意欲、普段の表情など広い視野で患者を観察する。そうすることで患者の食べる可能性が見えるという。

 「食べるのは無理だと医師から言われた人も、食事介助をすると目つきが変わり、意欲的な表情になる」と小山さん。適切な看護を受けることで、数カ月で食べる力を取り戻す姿を見てきて「患者からあきらめない大切さを教えられます」。

 「食べることは人間の尊厳。長生きを楽しめる社会になるため、患者のQOL(生活の質)を維持できるよう看護師は支援しなければならない」と訴えた。

おにぎり早食い競争参加者が死亡 滋賀

JA東びわこ(本店・滋賀県彦根市)が13日に同市安食中町の彦根総合地方卸売市場で開いた農産物PRイベント「ふれあいフェスティバル」で「おにぎりの早食い競争」に参加した同県甲良町の男性(28)がおにぎりを喉に詰まらせて救急搬送され、3日後に死亡していたことが21日分かった。
 JA側の説明によると、同競争は近江米のおいしさを知ってもらう目的で開き、15人が参加した。おにぎり5個を用意し、3分以内に食べられる量を競うルールで、男性は5個目を口に入れ終わった後に倒れ、たまたま居合わせた医師や看護師が救護して救急搬送され、16日に亡くなったという。
 JA東びわこは「アクシデントが発生し、午後のイベントを中止した」とする「お詫び」を14日付でホームページ上に掲載した。担当者は取材に対し「遺族には誠心誠意対応している。死亡について公表する予定はなかった」とし、「(喉を詰まらせないよう)お茶を用意するなど安全に配慮しており問題はなかったと考えている。事故が起き残念。今後このようなことがないようより一層注意を払いたい」と話した。

ゴム手袋のみ込み、入所者死亡 相模原の知的障害者施設

相模原市緑区佐野川の知的障害者施設「藤野薫風」で、入所者の男性(42)が夕食中にゴム手袋をのみ込んで窒息死していたことが施設や神奈川県警津久井署への取材でわかった。手袋は食事の介助時に使われているもので、署は詳しい状況を調べている。

 署や施設を運営する社会福祉法人によると、男性は8日夜、施設の食堂で夕食をとった後、突然倒れて搬送先の病院で死亡が確認された。のどからゴム手袋が見つかり、司法解剖の結果、死因はゴム手袋を誤ってのみ込んだことによる窒息死だった。

 夕食時、約60人の入所者のうち28人が食事をし、職員6人が介助にあたっていた。男性は支援の度合いが最も高い「区分6」の知的障害があり、食事の介助を必要としたという。

 施設事務長は「男性は物を口に含もうとするので、注意をしていたが、当時は施設内でのけんかなどに職員が気を取られていた。大事な命が失われたことを重く受け止めている。これまで使用前のゴム手袋を机の上に置いていたが、事故後は誤飲を防ぐために離れた場所に置くなど対策をとっている」と話した

かめない人にメタボ多く 新潟大教授ら研究で初指摘

食べ物をよくかめない人はメタボリック症候群になっている割合が比較的高いという研究成果を、新潟大大学院医歯学総合研究科の小野高裕教授を中心とする研究グループがまとめた。小野氏によると、かむこととメタボ症候群の関連性を具体的に明らかにしたのは初めて。歯学分野の国際的な学術誌「ジャーナル・オブ・デンティストリー」の電子版に掲載されている。

 研究グループは代表の小野氏のほか、大阪大と国立循環器病研究センターの研究者4人で構成。2008~13年にかむ能力を測る専用のグミを用いて50~70代の1780人を調査した。それぞれグミを30回かんでもらい、グミがどれだけ細かくなり、表面積が増えたかを指標に測定した。

 よくかむ習慣がない人が含まれることや、性別、飲酒の習慣の有無なども考慮し、「かむ能力」として結果を4段階で評価すると、下から2番目となる「あまりかめなかった人」は、最も高い「よくかめた人」に比べてメタボ症候群の割合が1・46倍高かった。

 一方、かむ能力が最も低い「ほとんどかめなかった人」にメタボ症候群は多くなかった。かめないと自覚していることで、食生活にも一定の配慮をしている可能性がある。

 小野氏は「下から2番目の人たちは、よくかめていないことを自覚していない可能性がある」と分析。こうした人たちが無意識にメタボ症候群になりやすい、偏った食生活になるリスクを指摘した。

 小野氏は研究成果について「歯科検診でかむ能力が衰えていることが分かった人にはメタボ症候群の検診を勧めるなど、歯科と医科の連携につなげたい」と話した。かむ能力が低いことがメタボ症候群の原因の一つかどうかは未解明で、研究グループは調査を続ける

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