一般的に、第二大臼歯(12歳臼歯)10~12歳で萌出すると言われているが、近年、18~19際の年齢層においてさえも、第二大臼歯の未萌出や半萌出が報告されている。しかしその理由については明らかにされていなかった。そんな中、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科予防歯科学分野の森田学教授、大学院生の大森智栄らの研究グループは、同大保健管理センターの岩崎良章准教授と共同で行った横断研究で、第二大臼歯の生え方に異常がある人は咬みあわせの異常が多いことを発表した。
一般的に、第二大臼歯(12歳臼歯)10~12歳で萌出すると言われているが、近年、18~19際の年齢層においてさえも、第二大臼歯の未萌出や半萌出が報告されている。しかしその理由については明らかにされていなかった。そんな中、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科予防歯科学分野の森田学教授、大学院生の大森智栄らの研究グループは、同大保健管理センターの岩崎良章准教授と共同で行った横断研究で、第二大臼歯の生え方に異常がある人は咬みあわせの異常が多いことを発表した。
地方の市民マラソン大会に出場する傍ら、プロランニングコーチとして講演やテレビで活躍中。今年、歯科医院を併設したユニークなランニング研究所を東京都内に立ち上げた。「今は実験段階だが、一般の人向けに助言できる拠点にしたい」と準備に余念がない。
ランニングマシンは自ら改造した。走るときに正面、側面、真上、後ろからカメラで撮影。姿勢や着地の際に脚に加わる力を科学的に分析する。
「かみ合わせが悪いと、生活の質が低下する」。歯科医師で妻の林幸枝(はやし・ゆきえ)さん(48)が歯の矯正を担当。歯ぎしりは走りにも影響を及ぼす恐れがあるとして、睡眠中のマウスピース着用を提案する。練習方法を含めた生活上のアドバイスをすることも検討している。
北九州市出身。高校の先輩の勧めで早稲田大へ。故中村清(なかむら・きよし)監督との出会いで才能が開花した。「ニトログリセリン(心臓病の薬)を飲みながら、命懸けで指導する迫力に魂を揺さぶられた」
箱根駅伝5区山上りで2年連続区間賞。現役引退後に実業団の監督をしたが、当時は企業の経営悪化で陸上部が「冬の時代」。クラブチームのNPO法人を設立したものの「資金集めが大変」と振り返る。
42歳で大腸がんを患い、死を意識した。だが気持ちを切り替えた。「同じ病気の人が走っていると、つらいことを乗り越えた心のつながりを感じる」。11月の栃木県の大田原マラソンで「3時間切り」を目指す。「テレビで宣言しちゃったから」と笑った。51歳。
自然な見た目の「セラミックス製入れ歯」が好まれるようになり、化学メーカーが素材の生産に力を入れている。特に注目しているのがジルコニアだ。高価格ながら金歯・銀歯の金属製から主役の座を奪いつつあり、高齢化による需要増にも期待する。
東ソーは3日、2017年4月末までに山口、三重両県の工場で、ジルコニアの生産能力を約3割増やすと発表した。いま、最も販売増が見込める入れ歯素材だ。同社が1983年に光ファイバーのコネクター用などとして世界で初めて商業生産化した。入れ歯には00年ごろから欧州で使われ始め、国内でも05年以降、使われている。
金銀並みの強さを持ちながら、自然な風合いを出せる。たばこのヤニなども再現でき、自分の歯と並んでも違和感がない。金属アレルギーの心配もない。保険適用外のため、1本10万~15万円と金属製より1~2割ほど高いが、東ソー広報は「高くてもいいものをと選ぶ人が増えている」と説明する。これまでは主に奥歯で使われてきたが、最近は前歯にも使いやすい素材を開発した。
素材を仕入れて歯科医院向けに入れ歯を成形する事業を持つクラレは、表面の透明性を向上させたジルコニア製の新商品を7月から欧米で発売した。国内でも今秋に売り出す。広報は「材料の変化は世界的な流れ」。同社によると世界でのジルコニア製の市場規模は年約160億円にまで伸びた。年2千億円前後とされる金属製からの入れ替えはさらに進むとみる。
2015年8月5日(水)配信朝日新聞
誤嚥性(ごえんせい)肺炎とは、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関係していると言われています。日本人の死亡原因の第3位は肺炎です。肺炎で死亡する人の94%は75歳以上であり、90歳以上では死亡原因の2位に順位が上がります。
お口の中が不潔になると誤嚥性肺炎を引き起こす原因にもなりますし、合わない入れ歯を使っていると食欲不振から健康不良を引き起こす原因にもなります。お口の中の清掃を行い、かむ機能を回復させることにより、今までの全身の病状が改善されたという例もあります。また、いつまでも口から食事ができることは、人の生きる意欲を向上させるために必要なことです。
認知症、全身疾患、高齢のため歯科を受診したくても受診できない方が多くおられます。ご自身の足で歯科等の医療機関を受診できていない方は、ご自宅や施設内で訪問歯科診療を保険診療の範囲で、受けることができます。
歯周病治療、虫歯治療、入れ歯の調整から新しい入れ歯を作る等、一般の歯科医院とほぼ同じ内容で受けることができます。ただし、治療時の姿勢の保持や照明など制約の中で行われるので、治療内容によっては診療所での受診が必要な場合もあります。
訪問歯科診療を希望される方は、まずご自分のかかりつけの歯科医院にご相談下さい。その歯科医院での対応が困難な場合には、各地区の在宅歯科ケアステーションまでお問い合わせ下さい。
伊藤園といえば『おーいお茶』シリーズや『2つのカテキン緑茶』(特定保健用食品)などでも知られ、「お茶」を通じて健康で豊かな生活を提案し続けている飲料メーカーである。今では日本でもお馴染みとなったウーロン茶についても、世界で初めて缶入りウーロン茶を開発・販売したという歴史もあり、「お茶」の伝統から最先端技術に至るまで、世界の飲料シーンに幅広い価値を届けている。そんな「お茶」のスペシャリストでもある伊藤園と、歯科材料の通信販売と商品開発などを手掛けるCiメディカルとが、このほど共同で緑茶飲料を開発したのだ。その名も『緑茶でフッ素』。
日歯主催の第21回口腔保健シンポジウムが7月4日、「健康寿命を延ばす口腔保健~かかりつけ歯科医がささえる健康生活~」をテーマに開催された。講演、パネルディスカッションともに素晴らしい内容で、参加者は最後まで熱心に聴演していた。当シンポジウムへの参加の可否は抽選で決まるのだが、当選通知の発送後、事務局に当確の確認の電話が多数寄せられた。このテーマのシンポジウムを「聴いてみたい」より積極的に、自分に必要だと考えた方が多かったのであろう。背景には、歯科と全身との健康の関係、健康寿命延伸との関係が広く認知されてきたことがある。これは日歯、都道府県による8020運動の推進や啓発活動と、都市区歯と会員による地域及び患者への地道な活動の継続によるものである。健康長寿は国民の、いや人類の希望であり夢である。健康な生活を支える歯科に今後も大きな期待がかかる。
適切な歯科検診の奨励などで県民の健康増進に取り組むため、県歯科医師会と全国健康保険協会三重支部が、事業連携に関する協定を締結した。
同協会は中小企業の事業主やその従業員が主な加入者で、三重支部には被保険者の家族も含め約48万人が加入している。協定によると、同支部の加入事業者とのネットワークを生かし、▽定期的な歯科検診の奨励▽口腔(こうくう)ケアの普及啓発▽セミナーの共同開催▽研究分析のための情報交換――などを、県歯科医師会と協力して行うとしている。
協定書を交わした県歯科医師会の田所泰会長と同支部の真柄欽一支部長は「県民の健康のために、連携をより一層進めよう」などと話した。
タカラバイオは、歯髄細胞(歯の神経に含まれる間葉系幹細胞)を用いた再生医療分野の取り組みとして、再生医療推進機構(東京都中央区、大友宏一社長)と共同で技術開発を実施することに合意した。
歯髄細胞は、ヒトの乳歯や親しらずといった従来破棄されていた脱落歯や抜去歯から容易に採取でき、再生医療に利用する幹細胞として注目されている。
今回、手掛ける技術開発は、(1)他家移植を想定した歯髄細胞の拡大培養法と品質評価法の確立(2)歯髄細胞の凍結保存法の確立(3)歯髄細胞培養用培地の最適化などの検討・開発。
共同相手先の再生医療推進機構は株式会社で、全国1500施設の歯科医療施設と連携し、個人から歯髄細胞を預かり保管する国内初の「歯髄細胞バンク」事業を展開。研究素材と取り扱いにかかわる深い知識・経験がある。
タカラバイオはこの共同開発を通して、品質管理された再生医療に利用できる歯髄細胞の調整技術や歯髄細胞の培養に適した培地などの製品開発を行う。また開発した技術を応用して、再生医療製品の製造開発受託サービスへの展開や、培地製品などの販売を目指していく。