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歯科医師、アメリカで2015年度 職業ランキング1位に

U.S.ニューズが2015年度の良いとされる職業のランキングを発表した。
こちらは職業の成長率、給与、求人率、ストレスレベル、ワークライ
フバランスなどを考慮した上でランキングを決定する。これによると
アメリカにおける良い職業第1位は歯科医師、1位の理由として失業率が
0.9%と低く、手取りの給与が平均164,570ドルと高いことが挙げられ
ている。続いて第2位が特定看護師で、日本にはない職業、ある程度の
処置が認められている看護師ということで医師と看護師の中間に位置
する医療従事者である。第3位がソフトウェア開発者、これからもソ
フトウェア関連の需要が見込まれること、平均給与が96,000ドルと高
いことでランクイン。以下第4位に内科医、第5位に歯科衛生士、第6位
に理学療法士、第7位にコンピューターのシステム解析者、第8位に情
報セキュリティ分析者、第9位に派遣看護師、第10位に医師助手と続
いている。

注:USニューズ&ワールド・レポートは時事解説誌。
USニューズ&ワールド・レポート社によって発行される。アメリカの時
事解説誌としては3番目の発行部数を誇り、1位・2位であるタイム・ニ
ューズウィークの両誌よりも右よりの論調を展開することで知られる。
短縮した通称として「USニューズ」が一般的に用いられている。長ら
く週刊であったが、広告費減による経営難から隔週(2008年)、さらに
は月刊(同年)となり、2011年にはオンライン版のみとなった。

詳細はこちらへ
The 25 Best Jobs of 2015
http://money.usnews.com/money/careers/slideshows/the-25-best-jobs-of-2
015/2

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[指導監査] 集団的個別指導を実施する選定委員会などに関する答弁書 政府

ファイル 4114-1.pdf

各地方厚生(支)局分室等における選定委員会に関する質問に対する答弁書(7/14)《内閣》

 政府は7月14日、西村まさみ参議院議員(民主党)が提出した、各地方厚生(支)局に関する質問主意書(p2~p3参照)に対する答弁書(p1参照)を公表した。

 質問は各地方厚生(支)局分室などが行っている診療報酬明細書の平均点数が高い保険医療機関などへの集団的個別指導が萎縮診療を招いるとして、各地方厚生局分室等の選定委員会の開催実態(開催日)や委員の構成、委員の選定基準・選定規則、議事内容を示すことなどをたずねている(p3参照)。

 これに対して、政府は「調査に時間を要するため答えることは困難」などと回答している(p1参照)。

資料1 P1~P3(0.3M)

(くらし安全)歯みがき注意して くわえた子ども、転んでけが

子どもの歯みがき中の事故が後を絶たない。東京消防庁によると、歯ブラシをくわえたまま転んで口の中をけがしたり、のどの奥に刺さって入院したりする事故が年に40件前後起きている。「歯ブラシを口に入れたまま歩いたり、走ったりさせないで」と、保護者に注意を呼びかけている。

 東京消防庁の管内では、2010~14年の5年間に、5歳以下の子ども計207人が歯ブラシによる事故で救急搬送された。年齢別では1~2歳が全体の8割近くを占める。事故の要因では「歩いたり走ったりして転倒」(64・3%)が最も多く、「人や物とぶつかる」(9・2%)、「踏み台などから転落」(6・8%)と続いた。8割以上が軽傷だったが、重傷の子どももいた。

 こうした事故に配慮した子ども用歯ブラシもある。アイ・シー・アイデザイン研究所(大阪府守口市)が設計した「曲がる歯ブラシ」は、柔らかい素材を使うことで、先端や柄の部分が曲がる構造になっている。6月に発売したところ、2週間で約1700本が売れた。同社のオンラインショップで2本セット(756円・税込み)から販売している。

 まずは親が目を離さないことを心がけ、安全設計の商品も活用して、事故を防ぎたい。

札幌の歯科医院が中国進出 富裕層に狙い

高齢者の訪問医療などを手掛ける医療法人社団「響(ひびき)」(札幌)が運営するさくら歯科クリニック(同)が、中国浙江省寧波(ねいは)市に歯科医院「北海道口腔(こうくう)」を開業した。札幌から歯科医師を派遣し、富裕層向けにインプラントや矯正治療を行う。運営ノウハウを蓄積し、5年後をめどに東南アジアへの進出も検討する。

 道保健福祉部によると、道内の医療法人の海外進出は、帯広の法人がロシア極東に設立した医療画像診断センターがあるが、医院や歯科医院の開業は例がない。

 中国国内には歯科医院が少ない上、治療技術や衛生面での課題が多く、日本の医療への期待は高い。同クリニックは、札幌市白石区のクリニックでの診療や、訪問診療を行っている。5年ほど前から中国進出を検討し、市場調査の結果、上海市の南方にあり、富裕層が多い寧波市での開業を決めた。

Dr.北村の女性クリニックへようこそ

Q 歯周病で動脈硬化になるか

 動脈硬化を指摘されても不思議でない年齢ですが、内科で受診したときに、「お口を開けてください」と指示され、「歯周病がありますね。動脈硬化の原因になっていることがあります」と言われ驚いています。(67歳・女性)

 A 摘出された内臓から菌の検出も

 専門分化が進んだ医療の世界では往々にしてあることですが、僕自身も、歯周病と動脈硬化性疾患とが深く関係していることを初めて知ることになりました。今回は、歯科領域の門外漢であるDr北村からの回答であることをあらかじめご承知おきください。

 わが国ではまだ広く知られていませんが、歯周病と動脈硬化性疾患との関係については、既に2009年に米国心臓病学会と米国歯周病学会が合同で臨床家に向けたメッセージを発表しています。その内容とは、動脈硬化性疾患患者の診察の際は、歯科医と医師が綿密に連携すること、歯周病がある場合、細菌の除去と炎症を抑えるような治療を行うこと。また、歯周病患者の診察の際は、動脈硬化性疾患と関連があることを知らせるだけでなく、喫煙・家族歴・脂質異常症・高血圧などの動脈硬化の危険因子がある場合、生活習慣の改善や必要に応じて医学的に診断、治療をすべきであるというのです。

 歯周病が動脈硬化を進行させるしくみは不明ですが、最近の研究では、手術によって摘出した心臓弁や大動脈瘤(りゅう)の組織から歯周病菌が検出されているのです。

 菌血症という病気をご存じでしょうか。血液は本来、無菌状態に保たれていますが、抜歯時に一時的に口腔(こうくう)内にある細菌が血液中に侵入することがあります。抵抗力がある健康な人であれば、その細菌を排除できますが、エイズをはじめ免疫力が落ちてしまう病気があったり、抵抗力が落ちている高齢者、がんの化学療法や放射線療法をしている患者などでは、これが命取りにもなりかねません。抜歯時に、数日間抗生物質を服用するように求められるのはそのためです。歯周病も同様で、歯周病菌による菌血症が心臓・血管系に限らず、各種臓器の病気にさまざまな影響を及ぼすことになるようです。

 歯周病の診断を受けた以上、歯科医院を訪ねて治療すること、年齢からしても動脈硬化のリスク因子を有している可能性がありますから、食生活の改善、無理のない範囲での運動などを心掛けてください。自身でできる口腔ケアとしては、うがいの励行、食べ物の残りカスの除去、舌のケア、歯と歯肉、歯間や義歯の清掃などがありますが、時々は歯科医など専門家によって口腔清掃をしてもらうことが大切です。口腔内の乾燥もマイナスだそうです。原因となる病気がなければ、耳下腺、顎下(がっか)腺、舌下腺を刺激する唾液腺マッサージが有効です。(日本家族計画協会クリニック所長、北村邦夫)

再発性口腔潰瘍でANCA陰性、確定診断は

再発性の鼻出血と口腔内潰瘍が主訴の50代女性。
鑑別疾患として、ベーチェット病、クローン病、類天疱瘡などいくつかの疾患が挙がった。
果してこの中に該当する疾患はあるのか。
症例を提示した順天堂大学医学部研修医の黒沢唯氏が総括する。
まとめ:酒井夏子(m3.com編集部)

「NEJMケースレポート」
Vol.2.1 鼻出血と口腔内潰瘍を繰り返す女性
Vol.2.2 鑑別の切り札「VINDICATE」
Vol.2.3 再発性口腔潰瘍でANCA陰性、確定診断は

感染症、免疫不全、自己免疫性水疱形成障害が鑑別疾患に



提示症例について解説していく順天堂大学医学部研修医の黒澤唯氏

黒澤 答えは、粘液性の水疱性類天疱瘡です。鑑別をあげるとすると、大きく分けると(1)感染症、(3)免疫不全、(3)自己免疫性水疱性疾患――の3つに分けて考えられています。感染症ではヘルペスウイルスが口腔内の潰瘍なので挙げられていました。けれどプレドニンに反応していたので、ヘルペスウイルスだと症状は増悪することが多いため、そういう観点から違うと判断したようです。

 あとは免疫不全から挙がっていた多発血管炎性肉芽腫症(Granulomatosis with Polyangitis:GPA)。これは臓器瘻と腎症状があり、ANCA(antineutrophil cytoplasmic antibody:抗好中球細胞質抗体)が陽性になることが多い。また、今回の症例は病理的にも違い、腎機能も正常で、胸部X線でも特に異常は認めていないので、除外したとのことでした。

 ベーチェット病やクローン病も鑑別に挙がっていたのですが、これらはAnti-saccharomyces cerevisiae antibodies (ASCA)というのが、クローン病とベーチェットに関係しているらしく、それが陽性だったと。ただ、他の検査が合わなかったこと、また、臨床所見が合わないことで、除外されています。外陰部潰瘍や眼の症状もないので、ベーチェット病も否定できると考えたようです。

誤った薬飲まされ女性死亡 埼玉県熊谷市の特養、過去の事故も県に報告せず

熊谷市平戸の特別養護老人ホームで昨年12月、入所者の女性=当時(88)=が誤って渡された別の入所者の薬を服用後に嘔吐(おうと)し、誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡していたことが4日、県などへの取材で分かった。県は同施設に再発防止と改善を指導。県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。また、この事故を含む昨年発生した8件の事故について、施設が県への報告義務を怠っていたことも判明した。

 同施設や県によると、女性は入所翌日の昨年12月19日、朝食時に別の入所者が服用しているパーキンソン病治療薬を飲み、約1時間半後に嘔吐。病院に搬送され、3日後の22日に死亡した。診断の結果、薬の副作用で嘔吐した可能性が高いという。

 薬はケースに入れられ、朝食のお膳に乗せて女性に渡し、ホームヘルパー2級の資格を持つ男性職員(48)が飲ませた。別の入所者の名前を呼んだ時、女性が「はい」と応答したため、誤配してしまったという。女性は認知症を患い意思決定ができない状態で、高血圧のため血圧降下剤などを服用する予定だった。男性職員は事故後、体調不良などを訴え退職した。

 事故原因について、施設長は「職員の認識不足。利用者の方の顔と名前が把握できていなかった」と説明。チェック体制にも不備があった点を認め、謝罪した。施設は再発防止に向けて服薬に関するマニュアルを見直し、本人確認の徹底や職員の増配などの措置を講じているという。

 県が事故を把握したのは女性が死亡して1カ月後の今年1月16日で、女性の遺族からの通報が発端だった。県は同28日、施設の立ち入り調査を実施し、2月26日に文書で改善を指導。ほかにも過去1年で誤嚥事故など7件の事故が未報告だったことが発覚し、管理責任者の処分を求めた。

 

母乳育児が歯の健康に有益

乳児を母乳で育てると、後に噛み合わせ異常が起きる可能性が低減するという。オーストラリア、アデレード大学のKaren Peres氏らの研究で示され、論文が「Pediatrics」オンライン版に6月15日掲載された。

 Peres氏らは小児1,300人超を5年間追跡し、生後3カ月時、1歳時、2歳時の母乳育児の状況を調べた。また、生後3カ月、1歳時、2歳時、4歳時でのおしゃぶりの使用頻度も尋ねた。小児の約40%は4年間、日常的におしゃぶりを使用していた。

 5歳時点で、小児らに開咬、交叉咬合、過蓋咬合、中等度~重度の噛み合わせ異常など、歯や顎の位置異常がみられるかを調べた。

 過蓋咬合のリスクは、生後3~6カ月に母乳のみで育てられた小児ではそうでない小児に比べて3分の1低く、6カ月以上の母乳歴がある場合は44%低くなっていた。同様に、中等度~重度の噛み合わせ異常のリスクも、それぞれ41%、72%低くなった。

 開咬、過蓋咬合、中等度~重度の噛み合わせ異常は一般に、ほとんどまたは完全に母乳で育った小児で少なかった。ただし、ほとんど母乳育児の児でも、おしゃぶりを使うと噛み合わせ異常の可能性がやや高かった。

 今回の研究は母乳育児と歯の健康の因果関係を証明したものではないが、「母乳育児は、口腔の筋発達や鼻呼吸を助ける。また、不正咬合の危険因子と考えられているおしゃぶりの使用率も低くなる」とPeres氏は話している。

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