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歯科医師数に占める女性の割合 39年間で11.3ポイント増

歯科医師数に占める男性の割合は年々減少し、女性は増加している。厚労省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」を基に、日本歯科医師会が第182回臨時代議員会の事前質問に対する答弁資料としてまとめた。男性は昭和50年の88.8%が平成26年には77.5%となり女性は11.2%が22.5%と、39年で11.3ポイント伸びる結果となった。

歯科医師数では、昭和50年は男性3万8,700人、女性は4,886人、平成26年には男性8万544人、女性2万3,428人で、人数に差があるものの伸び率では男性が2倍弱なのに対し、女性は5倍近くとなっている。男女合計の歯科医師数は50年の4万3,586人が、26年には10万3,972人と6万386人増え約2.4倍伸びている。

乳歯から肝臓細胞作成…マウスの病状改善

子どもの乳歯から、様々な細胞に変化できる幹細胞を取り出して肝臓の細胞に変化させ、肝臓病のマウスに移植して症状を改善させることに成功したと、九州大の田口智章教授(小児外科)らが、大阪市で開かれている日本再生医療学会総会で発表した。

 廃棄される歯を有効活用した再生医療として注目される。

 田口教授らは、九州大病院の歯科を受診した健康な子どもから、抜けた乳歯を譲り受け、内部の歯髄という部分にある幹細胞を採取。変化を促すたんぱく質を加えて培養すると、肝臓の細胞とよく似た細胞が大量にできた。肝硬変のマウスの肝臓に移植すると、症状が改善したという。

 幹細胞は体内の脂肪や骨髄などからも採取できるが、乳歯の幹細胞は、廃棄される歯が原料なので入手しやすい。田口教授は「将来は、生まれつき肝機能が悪い難病の治療に役立つ可能性がある」と話す。

徳島文理大 歯科衛生士養成へ新学科

徳島文理大は2017年4月、保健福祉学部内に「口腔こうくう保健学科」(仮称)を新設すると発表した。4月にも文部科学省に新学科設置の届け出をする。

 定員40人の4年制で、徳島市山城町の徳島キャンパス25号館(メディアセンター)内に置く。教授は歯科医や歯科衛生士ら計10人を予定。虫歯や歯周病の予防などの口腔ケアや栄養指導を学び、歯科衛生士の国家試験受験資格を取得できる。

 同大学によると、4年制で歯科衛生士を養成する学科のある大学は現在、徳島大など全国に9校(国公立7校、私立2校)。高齢化に伴い、要介護高齢者らへの口腔ケアの必要性が高まっていることから、専門的な知識と技術を持った人材の育成を目指す。

 徳島大病院からは実習などで協力を得る予定になっており、同学科開設準備室の中野雅徳室長は「徳島大と連携し、徳島が口腔保健のプロフェッショナルを育てるメッカになれば」と話している。

「歯周炎」が慢性腎臓病患者の死亡率上昇と関連

歯周炎は慢性腎臓病(CKD)患者の死亡率上昇と関連するとの研究結果が、「Journal of Clinical Periodontology」2月18日電子版に掲載された。

21年休まず診療 本庄の歯科医・飯嶋さんに感謝状

21年間にわたって献身的に患者の受け入れを行ってきたとして、本庄市見福で歯科医院を個人経営する飯嶋幸久院長(52)が、児玉郡市広域消防本部(中野和夫消防長)から感謝状を贈られた。

 飯嶋院長は「地元で認めてもらえてうれしい。今後の医療活動の励みとして、今まで以上に親切で優しく奉仕をしていきたい」と喜んだ。

 飯嶋院長は1995年の開業以来、夜間休日や年末年始も含めて一日も休まず、患者の診療に従事してきた。児玉郡市をはじめ、県内や隣の群馬県、東京都内からの救急患者にも昼夜を問わず対応。休日・夜間診療の時間外加算を取らず、ボランティア精神で献身的に治療を続けている。

 歯科医を目指したのは小学生の時。当時は早朝から並ぶなどしなければ診てもらえない状況で、並んでも診療時間が終わると問答無用で玄関が閉められた。そんな状況を見て、「予約制を導入して、並ばなくても済むような歯医者になりたい」と志を立てた。

 歯科医師になれたことへの恩返しの気持ちは強く、目に見える患者の減少が原動力という。開業当時は歯痛を放置する人が多かったが、市内では現在、夜の急患が減った。「歯科保健活動を頑張り続けてきたことで、患者さんが虫歯を放置する悪い習慣から正しい生活習慣へとつなげることができた」と胸を張る。

 悩みは続く人がいないこと。「今は痛み止めを出して終わりのところばかり。埼玉県でもきちんと治療ができる、公設の休日・夜間診療所を充実させていってもらえれば」と夢を語っていた。

歯科医が患者役紹介か 不正受給容疑の女医に

美容クリニックの診療報酬を不正受給したとされる事件で、詐欺容疑で逮捕されたタレントで医師の脇坂英理子(わきさか・えりこ)容疑者(37)が、ともに逮捕された歯科医師重松武(しげまつ・たけし)容疑者(58)=詐欺罪で起訴=から患者役の紹介を受けていたとみられることが9日、警視庁組織犯罪対策4課への取材で分かった。

 重松容疑者は、自身の歯科医院でも診療報酬を詐取したとして起訴されており、同課は2人が患者役の情報を使い回し、不正を繰り返していたとみて調べている。

 同課によると、2人はもともと知り合いで、千葉県船橋市の同じビルで医院を経営。脇坂容疑者は、重松容疑者から紹介された患者役の大半を1回診察し、その後も通院を続けたように装って虚偽の診療報酬明細書を作っていたという。

 紹介された患者役の一部は、歯科医院の不正受給にも利用されていた。患者役として氏名などを使われた50代男性は「歯科医院を受診し、その足でクリニックにも行った」と話している。

 両容疑者は2012年11月~14年9月、8自治体から計約155万円を詐取した疑いで逮捕された。脇坂容疑者は「弁護士が来るまで話さない」と供述している。

乳児の生歯と発熱は無関係【米国小児科学会

米国小児科学会(AAP)は2月18日、乳歯の萌出で発熱は起こらないことを明らかにした研究を紹介した。同日、Pediatrics誌の3月号(2月18日刊行)に掲載された。

 生歯期に伴う症状として一般的に発熱などが現れると考えられていたが、同研究では生歯期の症状を特定するために、10研究のメタ解析で検証した。

 その結果、乳歯の萌出時にはイライラする、歯茎の炎症、よだれを垂らす、といった症状が高頻度に認められたが、体温は僅かな上昇が見られた程度で、発熱と認められるケースはほとんどないことが分かった。また、生歯期の症状は、通常生後6-16カ月の前歯や切歯が生えるころをピークに、年齢とともに減少することも確認された。

 研究者らは、小児で38℃を超えるような発熱が認められた場合は、生歯による発熱という思い込みから、治療が必要な感染症などの疾患を見逃す危険性があると注意を促している。

入れ歯で寿命が延び縮み? 歯と口の健康アラカルト

2011年の調査で、80歳で20本以上の歯が残っている「8020」の達成者は38・3%となりました。05年にあった前回調査の24・1%から大きく伸び、大変喜ばしいことです。では残る歯が増えることで、取り外しができる部分入れ歯や総入れ歯(以下入れ歯)を使う人は減っているのでしょうか? 推計によれば、入れ歯を使用する人の割合は減ってきているのですが、高齢者人口増により入れ歯を使う人の総数はまだしばらく増えていくようです。

 そもそも入れ歯は何故必要なのでしょうか? それは多くの歯が無くなると、奥歯なら「噛(か)みにくい」、前歯なら「見た目が悪い」「しゃべりづらい」などの不便さが生じるためです。失われた機能や形を回復し、残りの歯を守る意味でも歯を補う必要があり、保険治療では入れ歯が選択される場合が多いのです。

 では、不便がなければ入れ歯は必要ないのでしょうか? 現在世界中で歯の数と寿命との関係について研究が行われています。その結果、研究により差はあるものの、歯があるほど寿命が延びることが分かってきました。さらに別の研究では、歯が少なくても入れ歯で補うことで寿命を延ばす効果があることがわかりました。入れ歯ってすごいですね。

 しかし、入れ歯が逆効果になることもあります。実際にあった話ですが、介護施設から最近入所された方の歯が動くので診てほしいと依頼がありました。お口の中を見ると、何カ月も外されていない、汚れたままの部分入れ歯が隣の歯と共にグラグラと動いていました。着けたままの入れ歯が汚れをため込み、隣の歯も痛めつけていたのです。

 社会の高齢化が進むと、入院や認知症など様々な理由で自分の入れ歯を管理できない人が増えていきます。汚れた入れ歯を着けたままでいると、誤嚥性(ごえんせい)肺炎になる危険性も高まります。ご家族を介護されている方や、病院、介護関係者には注意して頂きたいものです。(府歯科医師会学術部)

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