歯周炎は慢性腎臓病(CKD)患者の死亡率上昇と関連するとの研究結果が、「Journal of Clinical Periodontology」2月18日電子版に掲載された。
歯周炎は慢性腎臓病(CKD)患者の死亡率上昇と関連するとの研究結果が、「Journal of Clinical Periodontology」2月18日電子版に掲載された。
21年間にわたって献身的に患者の受け入れを行ってきたとして、本庄市見福で歯科医院を個人経営する飯嶋幸久院長(52)が、児玉郡市広域消防本部(中野和夫消防長)から感謝状を贈られた。
飯嶋院長は「地元で認めてもらえてうれしい。今後の医療活動の励みとして、今まで以上に親切で優しく奉仕をしていきたい」と喜んだ。
飯嶋院長は1995年の開業以来、夜間休日や年末年始も含めて一日も休まず、患者の診療に従事してきた。児玉郡市をはじめ、県内や隣の群馬県、東京都内からの救急患者にも昼夜を問わず対応。休日・夜間診療の時間外加算を取らず、ボランティア精神で献身的に治療を続けている。
歯科医を目指したのは小学生の時。当時は早朝から並ぶなどしなければ診てもらえない状況で、並んでも診療時間が終わると問答無用で玄関が閉められた。そんな状況を見て、「予約制を導入して、並ばなくても済むような歯医者になりたい」と志を立てた。
歯科医師になれたことへの恩返しの気持ちは強く、目に見える患者の減少が原動力という。開業当時は歯痛を放置する人が多かったが、市内では現在、夜の急患が減った。「歯科保健活動を頑張り続けてきたことで、患者さんが虫歯を放置する悪い習慣から正しい生活習慣へとつなげることができた」と胸を張る。
悩みは続く人がいないこと。「今は痛み止めを出して終わりのところばかり。埼玉県でもきちんと治療ができる、公設の休日・夜間診療所を充実させていってもらえれば」と夢を語っていた。
美容クリニックの診療報酬を不正受給したとされる事件で、詐欺容疑で逮捕されたタレントで医師の脇坂英理子(わきさか・えりこ)容疑者(37)が、ともに逮捕された歯科医師重松武(しげまつ・たけし)容疑者(58)=詐欺罪で起訴=から患者役の紹介を受けていたとみられることが9日、警視庁組織犯罪対策4課への取材で分かった。
重松容疑者は、自身の歯科医院でも診療報酬を詐取したとして起訴されており、同課は2人が患者役の情報を使い回し、不正を繰り返していたとみて調べている。
同課によると、2人はもともと知り合いで、千葉県船橋市の同じビルで医院を経営。脇坂容疑者は、重松容疑者から紹介された患者役の大半を1回診察し、その後も通院を続けたように装って虚偽の診療報酬明細書を作っていたという。
紹介された患者役の一部は、歯科医院の不正受給にも利用されていた。患者役として氏名などを使われた50代男性は「歯科医院を受診し、その足でクリニックにも行った」と話している。
両容疑者は2012年11月~14年9月、8自治体から計約155万円を詐取した疑いで逮捕された。脇坂容疑者は「弁護士が来るまで話さない」と供述している。
米国小児科学会(AAP)は2月18日、乳歯の萌出で発熱は起こらないことを明らかにした研究を紹介した。同日、Pediatrics誌の3月号(2月18日刊行)に掲載された。
生歯期に伴う症状として一般的に発熱などが現れると考えられていたが、同研究では生歯期の症状を特定するために、10研究のメタ解析で検証した。
その結果、乳歯の萌出時にはイライラする、歯茎の炎症、よだれを垂らす、といった症状が高頻度に認められたが、体温は僅かな上昇が見られた程度で、発熱と認められるケースはほとんどないことが分かった。また、生歯期の症状は、通常生後6-16カ月の前歯や切歯が生えるころをピークに、年齢とともに減少することも確認された。
研究者らは、小児で38℃を超えるような発熱が認められた場合は、生歯による発熱という思い込みから、治療が必要な感染症などの疾患を見逃す危険性があると注意を促している。
2011年の調査で、80歳で20本以上の歯が残っている「8020」の達成者は38・3%となりました。05年にあった前回調査の24・1%から大きく伸び、大変喜ばしいことです。では残る歯が増えることで、取り外しができる部分入れ歯や総入れ歯(以下入れ歯)を使う人は減っているのでしょうか? 推計によれば、入れ歯を使用する人の割合は減ってきているのですが、高齢者人口増により入れ歯を使う人の総数はまだしばらく増えていくようです。
そもそも入れ歯は何故必要なのでしょうか? それは多くの歯が無くなると、奥歯なら「噛(か)みにくい」、前歯なら「見た目が悪い」「しゃべりづらい」などの不便さが生じるためです。失われた機能や形を回復し、残りの歯を守る意味でも歯を補う必要があり、保険治療では入れ歯が選択される場合が多いのです。
では、不便がなければ入れ歯は必要ないのでしょうか? 現在世界中で歯の数と寿命との関係について研究が行われています。その結果、研究により差はあるものの、歯があるほど寿命が延びることが分かってきました。さらに別の研究では、歯が少なくても入れ歯で補うことで寿命を延ばす効果があることがわかりました。入れ歯ってすごいですね。
しかし、入れ歯が逆効果になることもあります。実際にあった話ですが、介護施設から最近入所された方の歯が動くので診てほしいと依頼がありました。お口の中を見ると、何カ月も外されていない、汚れたままの部分入れ歯が隣の歯と共にグラグラと動いていました。着けたままの入れ歯が汚れをため込み、隣の歯も痛めつけていたのです。
社会の高齢化が進むと、入院や認知症など様々な理由で自分の入れ歯を管理できない人が増えていきます。汚れた入れ歯を着けたままでいると、誤嚥性(ごえんせい)肺炎になる危険性も高まります。ご家族を介護されている方や、病院、介護関係者には注意して頂きたいものです。(府歯科医師会学術部)
事件や事故、災害の際に遺体の身元確認に使われる「歯型照合」に必要な情報について、電子ペンで迅速にデータ入力できるシステムを広島大や神奈川歯科大が開発し、23日、広島市内で報道陣に公開した。
従来、災害現場などで紙に記入した歯の情報を清書して鑑定書を作り、歯科医から取り寄せた治療記録とつきあわせるが、鑑定書作成や照合がしやすくなり、身元確認に必要な時間が短縮できるとしている。
広島大の貞森拓磨助教(救急集中治療医学)らが開発。東日本大震災で多数の身元確認をする際、データ整理に時間を要したと聞いたことがきっかけという。
上下の歯が描かれた専用用紙に電子ペンで「残存」「穴埋め」「義歯」など歯の状態を記入すると、タブレット型端末にデータが送られ、図や情報が電子データとして保存される。
遺体の歯の情報と、治療記録をともに電子データ化して照合ができる、東北大開発のソフトと組み合わせた利用も想定している。
76人が犠牲になった2014年の広島市の土砂災害の際、試験的に運用したところ、1人の鑑定書作成に約1時間かかっていたのが半分に短縮できたという。
今後、広島県歯科医師会が検視の際に活用する。
県内の虫歯のある6歳児の割合が2014(平成26)年度は65.5%となり、47都道府県で最も多かったことが12日、分かった。全国平均の47.34%を18.16ポイント上回った。県は新年度、虫歯予防の緊急対策として、予防に有効とされるフッ素化合物で口をゆすぐ「フッ化物洗口」の導入促進を図る。
データは、県が文部科学省の学校保健統計調査などを基にまとめ、福島市で同日開かれた県歯科保健対策協議会で示した。県内の虫歯のある6歳児の割合は減少傾向にあったが、13年度から増加に転じた。
県によると、虫歯のある子どもの割合は減少傾向にあるが、他の年代を全国と比べると、1歳6カ月の幼児は2.49%(13年度)で全国38位、3歳児は27.37%(同)で全国45位、12歳児は46.2%(14年度)で全国32位と、全体的に高い割合にある。
県健康増進課は虫歯の子どもが多い要因について、震災や原発事故に伴う長期避難などで生活環境が変化し室内で生活する時間が長くなり、菓子類を食べる機会が増えたのではないかとしている。また、3世代同居世帯が多く、祖父母らが幼児に菓子類を与える機会が多いことも影響しているとみている。
県は歯磨きや食生活の指導に加え、フッ化物洗口で重層的な対策を講じる考えだが、県内でフッ化物洗口を実施している保育所や幼稚園、小学校の割合は1割に満たない。
このため県は緊急対策で実施主体となる市町村の薬剤購入費用などを全額補助するほか、フッ素化合物による健康影響を心配する保護者らへの説明会も開き、導入を促進する。
唾石症患者987人と性年齢をマッチさせた対照者4935人を対象に、慢性歯周炎(CP)と唾石症の関連を症例対照研究で検証。CP既往率は唾石症症例群で36.8%、対照群で29.7%と有意差が見られた(P<0.001)。唾石の位置および喫煙状況で調整後の条件付きロジスティック回帰解析の結果、対照群に対する症例群のCP既往オッズ比は1.37(95% CI, 1.19 - 1.56)だった。