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北海道厚生局より

再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療新法)等に係る説
明会が開催されます。関係の方は申し込み、ご参加よろしくお願いし
ます。

日時:平成26年9月8日(月)14:00-16:30
場所:札幌第1合同庁舎2階講堂(札幌市北区北8条西2丁目)

説明会の詳細、申し込みなどはこちらから
http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/hokkaido/iji/saiseiiryousetumeikai.html

再生医療新法の概要はこちら(厚労省PDF)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikag
akuka-Kouseikagakuka/0000032904.pdf

中医協総会開催、議題は歯科鋳造用金属価格の改定、特別調査案など

7月30日(水)開催の中医協総会(第280回)で歯科用貴金属価格の一部に
ついて10月に改定することが了承された。貴金属価格は金や銀、パラ
ジウムなど素材価格の変動幅が告示価格の±5%を超えた場合に、6カ月
ごとに随時改定されるが、今回はパラジウムの高騰などを受け、歯科
鋳造用金銀パラジウム合金(金12%以上JIS適合品)など6つの価格を改定
する。歯科鋳造用金銀パラジウム合金は、今年4月改定時の告示価格
1,078円から1,190円に引き上げる。総会ではこの他、平成26年度診療
報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成26年度調査)の調査票案につい
て協議された。 この中で、歯科診療所に対しては「歯科訪問診療の実
態調査」が提案されている。

詳細はこちら 厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000051780.html

歯髄細胞を用いた歯槽骨再生に成功。抜いた歯は捨てない時代になるか!?

 再生医療普及に対する気運が高まる中、『シバタ再生医療センター』(愛知県岡崎市)が、【再生医療推進機構】(東京都中央区)の協力を得て、歯槽骨が萎縮しているためインプラントの埋め込みが困難な2名の患者に対し、国内初となる歯髄細胞を用いた歯槽骨の再生に挑戦し、治療に成功した。骨髄細胞を利用した歯槽骨の再生はすでに実用化されているものの、骨髄を歯科施設で採取することは困難であることに加え、患者の身体的負担も少なくない。しかし今回は、『再生医療推進機構』が運営する「歯髄細胞バンク」で保管されていた細胞を使用。患者に身体的負担をかけずに治療ができるようになった。

補綴治療による咬合様式の変化で味覚異常を起こす可能性大。

補綴治療により歯の機能を回復しようとする人は多い。しかし、不適合補綴により咬合に問題が起こると味覚障害を引き起こすと、日本歯科大学名誉教授の丸茂義二氏は指摘している。丸茂氏が歯科医300人を対象に行った実験によると、天然歯列に異なる咬合の装置を入れて、同一の料理や飲料を試食した場合、咬合の種類によって大きな違いが発生したという。この原因について丸茂氏は、咬合様式の時系列的な変化と不適合な補綴の関係をあげている。本来、人は年齢を重ねると、咬合様式が犬歯誘導からグループファンクション、片側性平衝咬合、両側性平衝咬合へと移行するのが自然な流れとのこと。そこで、その時点での咬合様式から逆行するような補綴治療を行うと、違和感につながるのだという。

消費税10%時の対応について  歯科通信、新聞各紙から

来年度に予定されている消費税10%時の対応策として生活必需品などに
対する軽減税率の導入が提案され、これまでに様々な議論がなされてい
る。与党税制協議会では、7月8日(火)より業界団体、消費者団体などへ
のヒアリングが行われている。7月29日(火)のヒアリングには三師会も
出席、日本歯科医師会は消費税率が10%の間に行う対応として、医療に
軽減税率を導入することを考慮するとの姿勢を示した。10%引き上げ時
については従来通り非課税・申告還付がより適切な解決方法としている。

日歯会員数 6月末で65,188人!

日本歯科医師会の会員数は6月末で65,188人で、前年同月日よりも320
人増えた。会員数が65,000人を超えたのは平成24年10月以来1年8カ月
振りである。なお、6月受理分281人のうち最も増加したのは第6種会員
(準会員・研修歯科医)で、167人であった。会員数は19年度の65,145
人をピークに減少が続いているが、26年度の新入会員は累計で745人で、
年度末までこの増加が維持されれば、7年ぶりの増加となる。

無免許でエックス線撮影 容疑の元病院職員書類送検

北海道警は8日までに、必要な免許を持たずに患者のエックス線撮影をしていたとして、診療放射線技師法違反の疑いで、豊富町国民健康保険病院の元職員の女性を書類送検した。病院の医師不足が背景にあるという。

 捜査関係者によると、女性は2012年9月~13年9月まで複数回にわたり、医師や歯科医師、診療放射線技師の免許がないのに、患者のエックス線撮影をしていた疑いが持たれている。健康被害はなかったという。

 病院によると、女性は放射線技師の助手として長く勤務していた。病院は医師不足に悩まされ、常勤の医師と放射線技師が1人ずつしかいないことも多かったといい、女性は道警の調べに「医師が来るか分からない中、患者を待たせていたので、自分で撮影した」と話しているという。

 北海道宗谷総合振興局も、昨年10月と12月に医療法に基づき立ち入り検査を実施。ことし3月、改善するよう病院に通知を出していた。

歯と口の健康アラカルト むし歯は中で大きい

皆さん、歯医者に行ってむし歯の治療を受けると、削った後の穴はおもったより大きかった、と感じたことがあるのではないでしょうか?

 むし歯とは、むし歯菌と言われるミュータンス菌などの細菌が作り出す酸によって歯が溶かされる現象です。ミュータンス菌などは、個々の細菌の状態では非常に弱く生き延びにくいので、周りにネバネバとした物質を作り出してその中に隠れて歯の表面にこびりつきます。これが歯垢(しこう)(プラーク)です。そして、その中で酸の濃度が高まってくると、歯の表面が溶け出すのです。

 一方、歯の構造は、一番外側はエナメル質という非常に硬い材質でできており、その内側には象牙質というやや軟らかい材質があり、その中に神経の部屋があります。硬い材質だけでは、長年の使用によってヒビ割れてしまうので、内側から軟らかい材質で補強されていると考えられます。

 むし歯による酸の影響により、エナメル質が溶けるのにはかなりの時間がかかりますが、むし歯がエナメル質を超えて中の象牙質まで及ぶとその進行は早くなり、かつエナメル質の下に潜り込む形でむし歯は進行するのです。そのため、むし歯の穴は小さく見えても、中では大きくなり広がっていることが多いのです。

 細菌を取り残すと、またむし歯は進行するため、むし歯の治療では軟らかくなっているところはすべて取りきるのが基本です。そこで、「穴は思ったより大きかった」ということが起きるのです。

 定期検診は、むし歯や歯周病にならないように清掃や手入れをすることはもちろん、もしむし歯になったとしても、早めに小さい段階で治療ができるという利点もあります。短期間でむし歯や歯周病は進むものではありません。むし歯が中で大きい、とならないように定期的なお口のチェックをお薦めします。

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