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ファイル交換ソフトに御注意

先日、ファイル交換ソフトに起因する個人情報の流出事故が歯科医師
会会員に起きた例について日歯より報告があった。ファイル交換ソフ
トはファイル共有ソフトとも呼ばれ、要は複数のコンピューター(サ
ーバーも含む)間でファイルのやり取りを可能にするソフトである。
このソフトがインストールされているコンピューターは操作を誤った
り、ウイルスに感染した場合にはコンピューター上のファイルが外部
に流出する。もちろん、ウィルスも拡散し、パソコン上のファイルは
ゴミ箱内のファイルに至るまで流出の危険性がある。防止策は、第一
にファイル交換ソフトを仕事用のパソコンにはインストールしないこ
と。第二にウイルス対策ソフトを導入し、定期的にアップデートする
こと。第三には、個人情報等含まれた、秘匿性の高いファイルやメー
ルは、コンピューター内に保存しないこと。どうしても保存しなけれ
ばならない時はUSBメモリー、SDカードなどの外部記憶装置へ保存す
べきである。

第107回歯科医師国家試験 大学別の合格発表について

学校名 総数新卒 既卒
受験者数合格者数合格率 受験者数合格者数合格率 受験者数合格者数合格率
北海道医療大学歯学部
(東日本学園大学歯学部を含む) 121 73 60.3% 89 62 69.7% 32 11 34.4%
北海道大学歯学部 57 52 91.2% 54 50 92.6% 3 2 66.7%
岩手医科大学歯学部 117 65 55.6% 68 43 63.2% 49 22 44.9%
東北大学歯学部 67 56 83.6% 54 47 87.0% 13 9 69.2%
奥羽大学歯学部
(東北歯科大学を含む) 151 61 40.4% 90 43 47.8% 61 18 29.5%
明海大学歯学部
(城西歯科大学を含む) 131 88 67.2% 105 82 78.1% 26 6 23.1%
日本大学松戸歯学部 176 128 72.7% 134 105 78.4% 42 23 54.8%
東京医科歯科大学歯学部 73 54 74.0% 67 52 77.6% 6 2 33.3%
東京歯科大学 139 119 85.6% 126 109 86.5% 13 10 76.9%
日本歯科大学 139 107 77.0% 105 88 83.8% 34 19 55.9%
日本大学歯学部 138 114 82.6% 118 104 88.1% 20 10 50.0%
昭和大学歯学部 98 67 68.4% 85 61 71.8% 13 6 46.2%
神奈川歯科大学 156 90 57.7% 112 82 73.2% 44 8 18.2%
鶴見大学歯学部 167 100 59.9% 120 87 72.5% 47 13 27.7%
新潟大学歯学部 57 48 84.2% 52 46 88.5% 5 2 40.0%
日本歯科大学新潟生命歯学部 137 90 65.7% 80 69 86.3% 57 21 36.8%
松本歯科大学 163 77 47.2% 73 48 65.8% 90 29 32.2%
朝日大学歯学部
(岐阜歯科大学を含む) 169 96 56.8% 110 68 61.8% 59 28 47.5%
愛知学院大学歯学部 140 118 84.3% 122 111 91.0% 18 7 38.9%
大阪歯科大学 180 112 62.2% 118 90 76.3% 62 22 35.5%
大阪大学歯学部 71 61 85.9% 64 55 85.9% 7 6 85.7%
岡山大学歯学部 59 47 79.7% 54 43 79.6% 5 4 80.0%
広島大学歯学部 66 51 77.3% 58 49 84.5% 8 2 25.0%
徳島大学歯学部 60 54 90.0% 50 49 98.0% 10 5 50.0%
九州歯科大学 119 95 79.8% 109 91 83.5% 10 4 40.0%
九州大学歯学部 65 43 66.2% 57 40 70.2% 8 3 37.5%
福岡歯科大学 132 83 62.9% 93 69 74.2% 39 14 35.9%
長崎大学歯学部 68 57 83.8% 56 49 87.5% 12 8 66.7%
鹿児島大学歯学部 72 61 84.7% 63 56 88.9% 9 5 55.6%
認定及び予備試験 7 2 28.6% 1 0 0.0% 6 2 33.3%
総合計 3,295 2,269 68.9% 2,487 1,948 78.3% 808 321 39.7%

「3・11の記録」を読み返す

2012年に日本歯科医師会が編纂、中央公論社より出版された「食べる
-生きる力を支える」3冊組の第3巻 「3・11の記録」をご存知ですか?
この本の冒頭、2011年、3月11日、 後に東日本大震災と名付けられた
大災害に際して、被災3県で歯科医が災害支援活動を行ったが、当初、
その任務は医療援助ではなく多くの亡くなられた方の身元を明らかに
する検視であったことから始まる。
特に前半は「生活の医療」のジャーナリスト、秋元秀俊氏の取材、執
筆による派遣歯科医師の活動記録である。普段は死と縁遠い開業歯科
医師が派遣先の過酷な状況下で自衛隊、警察などと協力しながら検視
を進めて行く姿、その奮闘が読み手にもひしひしと伝わってくる。
後半はわずか10日後より開始された、仮設診療所や移動診療所による
歯科医療援助活動の記録である。歯科医師の果たす役割、果たせる役
割、その倫理学的背景にも言及がされている。歯科医療を担う一人と
して、読後、様々なことを考えさせられた。
この機会に既読の方も再度、未読の方は是非ご一読されたい。

まどみちおさんの歯の詩 知ってますか?

童謡「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」などで知られる、詩人、
まどみちおさんが2月28日に亡くなられた。104歳だった。
「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などユーモアあふれ
る童謡は多くの子どもたちに愛されてきた。
そんなまどさんの詩のなかに乳歯の詩がある。

「ぬけた歯」
ぬけた歯をてのひらにのせると 星のようだ
生きもののぼくの口の中へはもう帰れないほど
とおくに光る・・・
ぼくの体の どこかであったのが嘘のようだ
ここから見えるのもふしぎなふるさとの どこかに
帰りついているかのようだ
そこにあることこそが本当の・・・
生きものの一ばん初めの先祖がそこで生まれたころの
風も虹もやまびこも まだ赤んぼうだったころの
宇宙のふるさとの どこかに・・・

新たな基金制度を説明 都道府県歯対応案示す

平成25年度都道府県歯科医師会地域保健・産業保健・介護保険担当理事連絡協議会が1月22日(水)、歯科医師会館で開催され、厚労省が「医療・介護サービスの提供体制改革のための新たな財政支援制度」(新たな基金制度、904億円)について説明した他、日歯は本基金事業に関しての都道府県歯での対応案を示した。
                             日歯広報 2月15日

歯科「初診16点・再診3点」増で決着

中医協総会が2月5日(水)、厚労省内で開催され、平成26年4月からの消費税8%への引き上げに伴う対応として、歯科は「初診料16点、再診料3点」をそれぞれ引き上げることを決定した。
                             日歯広報 2月15日

フッ化物の目的

健康的な生活を送るためには、虫歯を予防することがとても大切です。虫歯の効果的な予防のためには、フッ化物洗口を行い、歯の質を強くして、虫歯になりにくい環境を育むことが重要です。
 
 効果は?
 フッ化物には次のような効果があります・
 ●虫歯になりかけて、溶け出したカルシウムを元に戻す
 ●歯の質を丈夫にする
 ●虫歯菌の活動を抑える
 最初の永久歯が生える4歳頃から開始し、永久歯が生えそろう中学3年生頃まで継続して行うと、成人になってからも虫歯数の減少につながります。
 
 安全性は?
 フッ化物洗口液は、1回分の量を飲んでも急性中毒を起こさない濃度に調整されているので、誤って1回分の洗口液を飲んでしまっても健康に悪影響はありません。また、フッ化物そのものがアレルギーの原因となることはありません。

Q小学校で、週1回フッ化物洗口をしていますが、どのような効果がありますか。誤って飲み込んでしまっても大丈夫ですか?

Aフッ化物洗口とは、一定の濃度のフッ化ナトリウムを含む5~10mlの洗口液を口に含み、1分間「ブクブクうがい」をする虫歯の予防法で、平成24年度から市内の小学校で実施しています。

過去ログ