山梨県警甲府署は3日、準強制わいせつの疑いで、同県笛吹市、歯科医院長清水直人(しみず・なおと)容疑者(35)を逮捕した。
逮捕容疑は2013年10月5日午後0時半ごろ、院長を務める甲府市愛宕町の「あたごハート歯科クリニック」の診察室で、治療と称して患者の30代女性を診療台に座らせ、自分の下半身を女性の体に押し付けた疑い。
同署によると、当時診察室には清水容疑者と女性の2人しかいなかった。
山梨県警甲府署は3日、準強制わいせつの疑いで、同県笛吹市、歯科医院長清水直人(しみず・なおと)容疑者(35)を逮捕した。
逮捕容疑は2013年10月5日午後0時半ごろ、院長を務める甲府市愛宕町の「あたごハート歯科クリニック」の診察室で、治療と称して患者の30代女性を診療台に座らせ、自分の下半身を女性の体に押し付けた疑い。
同署によると、当時診察室には清水容疑者と女性の2人しかいなかった。
厚生労働省は27日、刑事事件で有罪が確定するなどした医師、歯科医師計34人に対する免許取り消しや業務停止などの行政処分を決めた。同日、医道審議会の答申を受けた。発効は3月13日。
免許取り消しは4人で、未成年の患者に対する強制わいせつ罪などで懲役4年が確定した杉江信之(すぎえ・のぶゆき)医師(53)、いずれも患者への準強制わいせつ罪で有罪が確定した横山和孝(よこやま・かずたか)医師(31)、新井泉(あらい・いずみ)医師(52)のほか、精神疾患が理由の医師1人。
手術で左右の腎臓を取り違えて摘出したとして業務上過失傷害罪で罰金刑が確定した越智雅典(おち・まさのり)医師(52)が業務停止1年。このほか、医師法違反や覚せい剤の使用、診療報酬の不正受給などで医師17人と歯科医師10人を業務停止(3年~1カ月)とした。越智医師の補助をした医師と、無免許運転の容疑者をかくまった医師の2人は戒告にした。
Q小学校で、週1回フッ化物洗口をしていますが、どのような効果がありますか。誤って飲み込んでしまっても大丈夫ですか?
Aフッ化物洗口とは、一定の濃度のフッ化ナトリウムを含む5~10mlの洗口液を口に含み、1分間「ブクブクうがい」をする虫歯の予防法で、平成24年度から市内の小学校で実施しています。
目的
健康的な生活を送るためには、虫歯を予防することがとても大切です。虫歯の効果的な予防のためには、フッ化物洗口を行い、歯の質を強くして、虫歯になりにくい環境を育むことが重要です。
効果は?
フッ化物には次のような効果があります・
●虫歯になりかけて、溶け出したカルシウムを元に戻す
●歯の質を丈夫にする
●虫歯菌の活動を抑える
最初の永久歯が生える4歳頃から開始し、永久歯が生えそろう中学3年生頃まで継続して行うと、成人になってからも虫歯数の減少につながります。
安全性は?
フッ化物洗口液は、1回分の量を飲んでも急性中毒を起こさない濃度に調整されているので、誤って1回分の洗口液を飲んでしまっても健康に悪影響はありません。また、フッ化物そのものがアレルギーの原因となることはありません。
日時 平成26年2月27日(木)18:45~
場所 ロワジールホテル旭川 4F BIZルーム
演題1 19:00~19:20
『摂食・嚥下障害とその原因』 やぶしたフラワー歯科医院 院長 薮下吉典先生
演題2 19:20~19:40 座長 だいいち薬局 くすりのだいいち 近藤美保先生
『連携で良くなる!認知症とロコモの患者と家族』
株式会社中央薬局 堀籠淳之先生
演題3 19:40~20:20 座長 高桑整形外科永山クリニック 院長 高桑昌幸先生
『認知症予防の可能性とロコモ』
旭川赤十字病院 副院長 吉田一人先生
スリーエム ヘルスケアは、従来の治療費の半分以下で白いかぶせ物(クラウン)治療を行える奥歯用の歯科材料を発売した。セラミックと樹脂による金属フリーのハイブリッド材料で、銀歯など金属品以外を選択すると保険適用外のため高額な治療費が必要となる現状から患者の選択肢を増やすことができる。即日での迅速治療を可能とすることでコストの大幅な引き下げを実現した。
スリーエム ヘルスケアが発売するのは、「3M ESPE ダイレクトクラウン」(大臼歯)。メタクリレートと無機質フィラーからなるもので、奥歯の治療時に審美性のある白いクラウンを装着する際に使う。
保険適用内でかぶせ物治療をする場合、金属製のものしか使用できない。白い審美性の高いクラウンを選択すると、保険適用外の自由診療となり、7万~15万円もの高額な治療費を強いられる。
新製品は、結晶性レジン技術を駆使してクラウンが柔らかい状態でも形状を保持することを実現。これにより歯形を取ることなく歯科医が自分でクラウンの形状を調整できるようにした。即日で治療できることから、技工費、人件費、時間の短縮につながり、保険適用外の審美性材料としては大幅な治療費低減を実現する。歯科医は新たな導入コストを必要としない。
また2種類のナノ粒子構造を採用。摩耗しても表面に凹凸ができにくく、食べ物や飲み物による着色がしにくい。金属フリーであることから、乱高下しやすいレアメタル材料の価格変動の影響を受けにくく、金属アレルギーの心配も不要となる。
口臭が気になる人は少なくない。対策用のサプリや歯磨きグッズが多数出回っているが、そもそも、どうして口臭が漂ってしまうのだろう? 東京医科歯科大学の付属病院で「息さわやか外来」を担当する川口陽子教授に、原因や予防法を聞いた。
●生理的なものも
「世の中に無臭の人は存在しません。どんな人にも『生理的口臭』があります」と川口教授は説明する。「誰でも、朝の起きたてが一番口臭が強く、食事をしたり歯を磨いたりすると下がる。空腹になるとまた上がる。ゼロになることはありません」
他人が不快に思うレベル以下なら、これらは問題にならない。ニンニクを食べた時や、アルコール、たばこによる口臭も、一時的なものなので、治療対象にはならない。
受診が必要なのは、何らかの病気が原因で起きる口臭だ。
口臭は、口の中にいる細菌が、はがれ落ちた粘膜上皮や血液成分、細菌の死骸などのたんぱく質を分解し、においの原因物質である揮発性硫黄化合物が発生することで起きる。鼻やのどの病気、糖尿病などが関連している場合もあるが、90%以上は口の中の汚れや病気が原因だ。口臭が気になったら、まず口の中を疑うこと。川口教授は「歯科で口内の病気や汚れを取り除いてほしい」と勧める。
●細菌がうみを分解
口内に関連する口臭の3大原因は(1)歯周病(2)舌の汚れ(3)唾液分泌の減少――だ。
最も多いのは歯周病。歯周病になると、歯肉の組織が破壊され、出血したりうみが出たりする。この血液やうみを細菌が分解し、揮発性硫黄化合物を発生させる。揮発性硫黄化合物は歯周病を悪化させる場合もあるので、早めの治療が必要だ。
「歯周病の予防には歯磨きが大切。フロスなどを使い、歯と歯の間をきれいに保ちましょう。初期の場合は、ブラッシングが治療の一つにもなります」と川口教授。定期的に歯科で診察を受け、歯石を取ったり、磨き方のチェックを受けたりすることも大事だ。
●朝食前に舌苔取る
舌の汚れとは、舌の上についた白や淡黄色の「舌苔(ぜったい)」のこと。死んだ細菌やはがれた粘膜などからできており、これが舌の奥の方につくと、口臭の原因となることが多い。舌苔がついたら、水でぬらした軟らかめの歯ブラシか舌ブラシで磨いて取り除く。
ポイントは1日1回、朝食前に行うこと。舌の粘膜は柔らかく、1日に何度もゴシゴシこすると、表面を傷つけてしまうので注意しよう。また、舌の汚れを落とせば、舌の表面にある「味蕾(みらい)」に食べ物の味が伝わりやすくなり味覚が敏感になる。舌はできるだけ前に出して磨き、舌全体がピンク色のきれいな状態になったかを鏡で確認すると良い。
口臭は唾液の分泌量とも関係する。唾液の量が多いと、口の中の汚れが洗い流され、口臭は減るが、唾液が少ないと、口の中の汚れがたまって口臭が強まるという。唾液の分泌量は加齢とともに減るほか、緊張やストレスでも分泌が悪くなるので注意が必要だ。
唾液の出が悪く、口が渇く時に役立つ「舌体操」を川口教授に教えてもらった。
頬の片方を膨らませ、その内側に舌先をあてて上下に動かす運動を、左右とも行う。次に唇、頬の裏側と歯茎の間に舌を入れ、歯茎をなぞるように大きく回す。これを数回繰り返すと、唾液の分泌が促されるという。
●専門外来で測定
ガムやサプリメント、洗口剤など、口臭予防をうたう製品が多数市販されている。だが、こうした製品で抑えられるのは生理的口臭。病気が原因の口臭は、根本的な原因を除去しない限り改善しない。
社会保障審議会の介護給付費分科会が1月15日(水)、都内の全国都市会館で開催され、本年4月1日に予定されている消費税率8%引き上げに伴い、介護サービス施設・事業所に実質的な負担が生じないようにするための補填を行うべく、介護報酬を0.63%引き上げる改定案を了承し、、同日付で社会保障審議会を通じ、田村の憲久厚労大臣に答申した。歯科に関しては、「居宅療養管理指導費」のみ変更。歯科医師が同一建物居住者以外の利用に対して行う場合は3単位増の503単位に、同一建物居住者に対して行う場合は2単位増の452単位に改定した。また、歯科衛生士が行う場合については、同一建物居住者以外の利用に対して行う場合は2単位増の352単位に、同一建物居住者に対して行う場合も同じく2単位増の302単位に、それぞれ改定した。
日歯広報 2月5日
中医協総会が1月22日(水)、都内のグランドアーク半蔵門で開催され、歯科関係では、新規に保険収載を行う技術として「クラウンループ保隙装置」など11件の技術が「優先度が高い」とされるとともに、既存の先進医療から保険導入する技術として「X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術」「歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴」の2技術が「優先的に保険導入が適切」と評価され、平成26年度診療報酬改定で保険導入される見通しとなった。
日歯広報 2月5日