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スーパーグローバル大学創成支援事業 日本学術振興会

世界ランキングトップ100を目指すカのある大学や、先導的な試みをし
て日本のグローバル化を牽引する大学の強化を図るため、文科省が制
度化し、日本学術振興会が主幹している事業「スーパーグローバル大
学創成支援」平成26年度公募結果が9月26日(金)公表された。今回は37
校が採択され、歯学部を有する大学は7校、北海道大学、東北大学、東
京医科歯科大学、大阪大学、広島大学、九州大学、岡山大学が選ばれ
ている。本事業では、世界ランキングトップ100を目指す「トップ型」
と、これまでの実績を基に先導的試行に挑戦する「グローバル化牽引
型」の2つを設け、それぞれ13校、24校を採択した。各大学の具体的な
取り組みとして、一層の国際化、在学中の留学、海外研修の充実のた
め、研修海外拠点および提携校を増やし研究実習、臨床実習の経験者
を増加させること、英語を用いた授業の質保証を図るための教員への
対策などがあげられている。

日本学術振興会ホームページ
各大学の採択案の内容など公開されています。
http://www.jsps.go.jp/j-sgu/

基金・来年度予算対応を協議

都道府県歯科医師会専務理事連絡協議会が9月3日(水)、歯科医師会館で開催され、「新たな財政支援制度(基金)の進歩状況及等並びに地域医療構想」「平成27年度厚労省予算概算要求」について、厚労省と都道府県歯専務理事との間で活発な意見交換が行われた。また、未入会者対策プロジェクトチームで検討した現時点での未入会者対策案を示し、理解と協力を求めた。
                           日歯広報 2014.10.1

食物アレルギー・アナフィラキシー対応研修会

標記の研修会が開催され、全道各地から600人ほどが参加し、アレルギー疾患への対応・エピペン取り扱い等について研修を行った。講師は、国立病院機構相模原病院臨床研修センター、アレルギー性疾患研究部長「海老沢元宏」氏。
 子どものアレルギーの症状は様々であって、
 ①症状は人によって様々
 ②症状はいつも同じとは限らない
 ③発見時に症状が軽くても、重症になることもある
 食物アレルギーの子ども達が安全に生活するために私たちには何ができるのか?
 行政等では、
 1.適切な診断と必要最小限の除去指導
 2.指導表の作成
 3.教員や職員への研修
 学校では、
 1.食物アレルギーの症状を知ること
 2.症状出現時の対応ができること
 3.エピペンを使用できること
 4.事故防止のためのシステム作り
 保護者は、
 1.診断の見直し
 2.情報共有(保護者-学校-医療機関)
 3.学校のレベルに合わせた対応

人が受ける最後の医療

 第13回警察歯科医会全国大会が8月23日(土)、「人が受ける最後の医療~警察・医科・歯科の連携~」のメインテーマの下、全国から537名の歯科医師と関係者の参加を得て、徳島県のホテルクレメント徳島で開催され、大規模災害時における警察・医科・歯科を始めとした「多職種連携の重要性」への理解を深めるとともに、歯科医師としての使命・役割などについて議論を交わした。
                          日歯広報 2014.9.15 1628号

厚労省 医師・歯科医35人処分

厚生労働省は3日、医師と歯科医師計35人の行政処分を発表した。医師免許の取り消しは6人で、理事長だった養母を殺害したとして殺人罪などの有罪が確定した当時病院長の友広慎吾医師(53)や、大学院の研究室で20代女性の体を無理やり触ったとして強制わいせつ罪の有罪が確定した筑波大大学院の元教授、今川重彦医師(59)が含まれる。発効は今月17日。

前歯科医会長に賠償命令 私的流用、鳥取地裁

鳥取県歯科医師会の資金を、私的な本の出版費用などに使ったとして、同会が前会長に約265万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、鳥取地裁は3日、全額の支払いを命じた。

 大島雅弘(おおしま・まさひろ)裁判官は判決理由で「出版費用などは、歯科医師会の総会によって承認されていない」と指摘した。

 判決によると、前会長は2005年6月、自身の政治的信条などを記した本を発行。出版費用や広告費などを、歯科医師会が裏帳簿の形で管理していた資金から支出した。

【大阪】歯と口の健康アラカルト 大人の矯正治療

 子供の矯正治療は、小学校の歯科検診でかみ合せ(歯列不正)がチェックされるようになり、治療を受けられている児童も増え、最近では、広く認知されてきたと思います。子どもの矯正治療は、顎(あご)の成長発育を正しい方向へ導きながら、歯を移動していき、良いかみ合せへと導いていくということになります。もちろん、症状によって望ましい治療の開始時期は異なってきます。

 では、大人ではどうでしょうか。

 大人は、すでに成長が止まり、顎の骨の形も完成しています。また、むし歯であったり、すでに治療されている状態であったり、更には歯を支える歯肉、歯槽骨の状態など、考慮しなければいけないことも多くあります。

 ただ、悪いことばかりではありません。

 ご自身の治したいという強い明確な思いは、矯正治療にとって大変重要なポイントです。

 治療を始める前には、十分なチェックをおこない、どこまで改善できるのか、どのようなリスクがあるのかを先生とともにご本人にもしっかり認識していただいた上での治療が望まれます。現在では、上下の顎の骨のずれや変形が大きい場合は、手術を伴う外科矯正治療も行われており、治療の選択肢が広がっています。

だから手洗いが大事 「医療新世紀」

オフィスのドアノブ1カ所に付着したウイルスは、4時間後にはそこで働く6割の人たちの手に付く可能性があるとの研究を、米アリゾナ大のチームが米微生物学会の会合で発表した。

 チームは、無害だが形状などがノロウイルスに似た"追跡用ウイルス"を朝の始業時にドアノブに付着させ、後で広がりを調べる実験を複数の事務所で実施。すると、ウイルスは電気スイッチや共有のコンピューターといった広範な場所で検出され、2~4時間後には4~6割の人の手からも見つかった。

 ウイルスが手に付くと、顔を触った際に鼻や口から体内に入り感染する恐れがある。予防には頻繁な手洗いが有効だ。

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