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子供のむし歯0の時代へ! -全身の健康にも大きく寄与-

旭川市立全55小学校でむし歯予防ためのフッ化物洗口(フッ素のブクブクうがい)が行われています。子供のむし歯予防には、勿論歯磨きや食習慣も大切ですがフッ化物(フッ素)の利用がとても有効なことは、このコーナーでも何度か紹介させていただきました。平成25年1月より旭川市内の全55校の市立小学校で、むし歯予防のためのフッ化物洗口が始まりました。従前から歯科医院では適度の濃度のフッ化物を歯の表面に塗ることは行われています。この方法は、年4回程ですが、定期的に何年も続けて通うのはなかなか難しく、現実には多くの子供さんが中断してしまいます。学校などで行ってもらうと週1回確実に行われ、家庭の状況などで歯科医院に通院できない子供さんも平等にむし歯予防を享受出来ます。
             メディアあさひかわ 2014.2 №250

あごがよく外れます

耳の穴の少し前に、頭や顔の骨と下あごをつないでいる顎(がく)関節があります。普段は正常に機能していますが、歯科治療やあくび等で極端に大きく口を開けた時、関節が外れることがあります。これを顎関節脱臼と言います。「あごが外れた」状態のことです。左右両側で起こる時、片側だけで起こる時もあります。症状は、関節部の痛み、脱臼した側の顎関節部の陥没、口が閉じにくいためだ液が漏れ出る等があります。

 原因は、関節部の骨の形の凹部や凸部が平坦になったこと、関節周囲の靱帯(じんたい)や腱(けん)が伸びたこと、かむ時に使う筋肉が疲労し、口を開けた時に前下方に移動した下あごを後方に引きもどす筋力が低下したなどが考えられます。また、多数の歯を短期間で失うなど、口の中の急な環境変化によっておきる可能性があります。加えて、顎関節脱臼を繰り返しおこし、外れることが癖になり、あくびの毎に顎関節が外れるような状態を習慣性顎関節脱臼と言います。数回の脱臼を繰り返した後、ついにあごが戻らなくなり、症状が重篤になってから歯科医院を訪れる方もいらっしゃいます。

 治療は症状の確認とX線検査の後、外れた関節を元の位置に戻す処置をします。脱臼発生後からの時間経過が短いほど元の位置に戻しやすいです。再脱臼防止の固定を行い、運動の制限を指示し、数日間経過観察します。しかし、発生後長時間が経過した場合は、関節構造が変化し、元の位置に戻すことが困難となり、手術をしなければならないことがあります。また、習慣性顎関節脱臼の治療にも手術が必要になることもあります。手術が必要となった時は、CT検査などが追加されることもあります。症状に気づいたら、早急に歯科医院の診察を受ましょう

【福島】乳歯から被ばく量推計 県歯科医師会と東北、奥羽大

東京電力福島第1原発事故に伴う県民の健康影響を調べるため、県歯科医師会は3日、東北大大学院歯学研究科、奥羽大歯学部と共同で、乳歯を使って内部被ばく線量の研究調査に近く入ると明らかにした。ヒトの歯から内部被ばく線量を評価する研究は国内初。

 会員の県内約800の歯科医院と診療所は、永久歯に生え替わる際などに抜けた子どもの乳歯を5年間かけて収集、両大学が歯質に含まれる放射性セシウムやストロンチウム濃度から内部被ばく線量を推計する。

 研究は環境省の助成を受け、2018(平成30)年まで続ける。歯科医院は県民から乳歯の提供を受け東北大に郵送する。同大はデータを蓄積し「乳歯バンク」に登録、奥羽大との共同研究を進める。高い精度を必要とする検査には時間がかかり、結果が出るまで数年を要する見通し。歯の提供者には、県歯科医師会を通じて結果を伝える。提供者の費用負担はない。

レセプト電子化猶予中の医療機関の平成27年4月への対応について

厚生労働省令の規定により診療報酬は原則電子請求で行うことになっ
ていますが、リース期間中もしくは保守契約期間中の電子請求に対応
していないレセプトコンピューターを使用している場合は、猶予届出
書を提出することにより、最長平成27年3月31日まで紙レセプトによ
り診療報酬を請求することができます。 ただし、例外的に平成22年
12月31日までに65歳以上による免除届を提出していれば、平成27年4月
以降も継続してレセコン紙打出しのレセプトでも請求は可能です。
また、手書きレセプトによる請求は免除届を提出することで、平成27年
4月以降も可能になります。平成25年12月現在、道内では約1,500機関
が猶予届出中という状況であり、これらの医療機関が、平成27年4月診
療分以降も紙レセプトによる請求を行うと、請求省令に違反した請求
となり、審査支払機関がレセプトを受理できず、診療報酬が支払われ
なくなる可能性があります。

このため、現在レセコンから紙打出ししているが、65歳以上による免
除届に該当しない医療機関(再リース等による猶予届を提出している
医療機関)は、平成27年4月までに電子請求(オンライン、CD・FD・MO)
に変更するか、もしくは手書きレセプトに変更しなければなりません。
変更の手続きをする際、次の(1)~(3)の場合は支払基金及び国保
連合会へ届出書を提出してください。

電子レセプト請求歯科医療機関の状況

社会保険支払基金の公表データによれば、電子レセプト請求歯科医療
機関数は昨年12月31日で、オンライン、CD等媒体請求合わせて、全国
では機関数で52.8%, レセプト件数では62.2%となった。北海道では請
求機関数1,718/3,140機関 54.7%、レセプト件数で216,808/341,942件
63.4% となり、依然、全国平均を上回る参加率である。
さて、平成27年3月末のリース期間中・減価償却期間中のレセプトコン
ピューターに係る猶予措置期限の終了までは、残すところ、約1年2ヶ月
となった。該当する歯科医院ではそろそろ、電子請求、手書き請求等
への移行を準備しなければならない時期となってきた。

社会保険支払基金 電子レセプト請求のページはこちら
http://www.ssk.or.jp/rezept/rezept_01.html

においは慣れる

 嗅覚は動物が食べ物を探し当てたり、仲間を認識したりするために発達した感覚です。食べ物や仲間などから発せられたにおい物質は空気中を漂い、鼻腔に入り、においとして感じ取られます。嗅覚は自分を取り巻く空気中の成分の変化を感じ取る感覚なのです。どんな環境にも、さまざまなにおい物質が漂っています。部屋のにおい、街角のにおい、原っぱのにおい、など・・・。環境にあるたくさんのにおい物質の中から、特定のにおいをかぎ分けられるのは、嗅覚に「慣れる」という仕組みがあるからです。同じにおいを感じ続けていると、だんだん慣れてきて、ついには、においを感じなくなる仕組みのことです。
 というわけで、人は自分のにおいに慣れてしまっているので、ほとんど気になりません。しかし他の人にとっては新たなにおいであるため、強烈に感じてしまうのです。香水、たばこ、口臭など、気を配りたいものです。
              北海道新聞 2014.1.22

患者千人、HIV感染恐れ 豪歯科医院、消毒不十分

オーストラリア・シドニーの二つの歯科医院で治療を受けた患者約1000人について、医療器具が適切に消毒されていなかったため、エイズウイルス(HIV)などに感染する恐れが出ていることが分かった。AAP通信が17日伝えた。感染者は現時点では報告されていないという。

 2002年8月から昨年8月にかけて治療を受けた980人。地元保健当局が1月に手紙を全員に送り、HIVなどに感染する恐れがあると警告した。

 ニューサウスウェールズ州の保健当局によると、治療の際に衛生に疑いを持つ患者からの苦情に基づき2医院を調査した。

HBCテレビで30分の特別番組が放映された

1月13日(月・祝)にHBCテレビにて道歯特別番組企画が放映され、
道民の歯と健康に役立つ様々な情報や歯にまつわるトリビアをはじめ、
「健康なお口が生きる力の源」になっている様子が紹介された。

近日中に本会ホームページ上にて番組内容を動画閲覧できるよう準備し
ておりますので、当日の放映を見逃された先生はぜひご視聴ください。

※番組内容はこちら
http://www.doushi.net/

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