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障害児・者における摂食・嚥下障害

障害児・者における摂食・嚥下障害は、誤嚥に伴う呼吸器疾患や窒息の危険性があり、その診断・治療は全身管理を行う上で非常に重要である。摂食・嚥下機能が出生時に獲得している機能ではなく、出生後の食環境や口の感覚と運動体験による繰り返しの学習により発達していく運動機能である。そして多くの場合は乳幼児期に獲得されるため、先天的または乳幼児期の障害によって機能獲得が不十分となり、摂食・嚥下機能障害を呈する場合がある。小児の摂食・嚥下障害の原因として、①形態的な問題、②機能な問題、③心理的な問題がある。原因疾患により、機能獲得に要する時間は左右されるが、発達過程には大きな差はなく、治療においてはどのように発達を促すかということが重要です。そのため、障害児に対するアプローチは中途障害・高齢者への対応とは異なり、摂食・嚥下機能の発達過程に沿った対応が重要となる。

ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2013

8020運動の積極的な推進とともに、歯科医療への正しい理解促進を図ることを目的に展開しているベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2013(主催:日歯、協賛:株式会社ロッテ)授賞式が「いい歯の日」の11月8日(金)、都内のマンダリンオリエンタル東京で開催され、アイドルグループ「HKT48」の指原莉乃さんと俳優の山本裕典さんが「今年、最も笑顔が輝いた著名人」に選ばれた。
                    日歯広報 2013.11.15

こども歯みがき教室

 内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 12月10日(火) 午前10時から
 場所 キッズルーム(第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の子と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

個人立歯科診療所の損金差額

中医協総会が11月6日(水)、厚労省内で開催され、第19回医療経済実態調査の結果が報告され、直近2事業年(度)における前年(度)の個人立歯科診療所の損益差額は1096万4千円で、前々年(度)の1083万4千円から13万円増加した。日歯常務理事の堀憲郎委員は、調査結果を受けて、後日見解を改めて提示する意向を示した。
                            日歯広報 2013.11.15

「ネグレクト」は虫歯が多い/口腔内の外傷から暴力発覚 診察で子供の虐待防止を 静岡県歯科医師会 シンポジウム

 ◇「恐れ」あるなら即通報

 県歯科医師会などは1日、子供の虐待防止に向けたシンポジウムを静岡市葵区で開いた。虐待防止には早期の発見と通報が重要と言われるが、普段の診察や学校の歯科検診などから虐待が分かった例もある。同会地域保健部長の竹内純子理事は「少しでも虐待を減らすため、歯科医としても取り組みを考えたい」とあいさつし、児童相談所職員や県教育委員会、医師らを交え、情報提供のあり方などを意見交換した。

 昨年に続き2回目。社会的な認知度の高まりもあり、子供の虐待相談や保護の件数は年々増加傾向にある。県内にある児童相談所の昨年度の相談件数は1641件、一時保護の件数は527件で、いずれも10年前の約3倍になっている。また厚生労働省によると、2011年度には全国で少なくとも58人の子供が虐待死した。

 小中高校と特別支援学校では、1年に1回の歯科検診が義務づけられており、口内の状態が子供たちからの「サイン」となることがある。食事などの育児を放棄する「ネグレクト」の場合は、口の中が不衛生だったり虫歯が多かったりする傾向があり、ほかにも口腔(こうこう)内の外傷から暴力を受けたことが発覚した例もあるという。

 県歯科医師会は先月、虐待早期発見のためのチェックリストも作成し、会員の歯科医に配布して周知を図っている。

 児童虐待に詳しい東京歯大法歯学講座の花岡洋一准教授は、「チェックリストの内容を頭に入れ、虐待の『恐れ』があるなら即通報すべきだ。虐待じゃないかもと通報を怖がるより、子供が死ぬ可能性を恐れてほしい」と早期通報の大切さを訴えていた。

日医、復縁へ献金攻勢 日歯も自民と関係固め 政治資金収支報告書

政権復帰前夜の自民党に、企業・団体や政治団体から5億円を超える献金が流れ込んだ実態が2012年分政治資金収支報告書で明らかになった。衆院選公示前に駆け込みで5千万円を供出した日本医師連盟(日医連)は、自民党との「復縁」に向け選挙戦中に「陣中見舞い」攻勢もかけた。一足早く自民回帰を打ち出した日本歯科医師連盟(日歯連)は、前年の寄付額を大きく上回る選挙資金を寄せ、関係再強化へ足場を固めた。

 ▽決別の道筋

 「流れから言えば政権与党だ」。自民党が大勝した12年衆院選から3日後の12月19日。日本医師会(日医)の横倉義武会長は記者会見で、13年7月の参院選に自民党公認で組織内候補を擁立する意向を示し、自民支持の姿勢を鮮明にした。衆院選公示前の11月27日に開いた会見では、民主党と距離を置く姿勢をにじませるにとどまっていた。

 だが、前日の26日には日医の政治団体である日医連が、5千万円をひそかに自民党の政治資金団体「国民政治協会(国政協)」に献金していた。日医連は民主党政権下で自民党への寄付を凍結しており、国政協への支出は3年ぶりだった。

 日医が民主党重視路線と決別する道筋を引いたのは、政権交代が確実視される中、自民党政権の医療政策に日医の意向を反映させるためにほかならない。横倉氏の予告通り参院選には自民党の比例代表に羽生田俊副会長(当時)を擁立。総力を挙げて25万近い票を集め、初当選させた。

 ▽要職ずらり

 日医が衆院選を通じ、自民党の有力者へ個別に再接近を図った様子もうかがえる。日医連は衆院選期間中の12月5~15日に500万~50万円の「陣中見舞い」を計2150万円拠出。このうち1350万円を自民党候補18人に振り向けた。

 内訳をみると、安倍晋三首相の選挙区支部が100万円を受けたほか、石破茂や菅義偉、甘利明、岸田文雄、田村憲久各氏ら後の安倍政権で要職を占めることになる顔ぶれがずらりと並ぶ。

 ただ日医連は民主党でも医師出身の議員らには500万円ずつを寄付。解散前の11月9日には、小沢一郎氏率いる「国民の生活が第一」(現「生活の党」)側にも計2千万円を献金した。潤沢な資金を武器に、選挙後も医療政策をめぐる代弁者を幅広く確保する狙いがあったとみられる。

 ▽思惑結実

 日本歯科医師会(日歯)は、日医と同じく与党時代の民主党を支援してきたが、13年参院選では日歯連として自民党候補を推薦する方針に転換。解散政局さなかの10月末には立場を鮮明にした。

 国政協への献金は11年から再開。12年は前年実績の2千万円に積み増し、3千万円を11月8日に提供した。

 参院選では、組織内から現職の石井みどり氏を比例代表で再選させたほか、神奈川選挙区に擁立した日歯連元理事長の島村大氏も議席を獲得。日医に先行して打ってきた自民回帰への布石は、参院選で思惑通りに結実した格好だ。

 一方で、各党との結び付きを維持する姿勢は日医と変わらない。衆院選投開票2日前の12月14日に、自民党候補29人に計1750万円の「陣中見舞い」を出す一方、民主党や日本維新の会、みんなの党など5党向けにも計1930万円を配った。

在宅における摂食・嚥下

嚥下機能の回復や認知機能の安定などにより、すべての栄養摂取を経口からすることが出来なくても、一部経口摂取が可能な患者も多く、これにより患者と患者家族のQOLは著しく向上する。胃瘻患者が安全に経口摂取を楽しむためには、食形態、食介助法、姿勢など一定の配慮が必要であるのは言うまでもないが、患者の食べることの可否やどの程度まで安全に食べることができるかということについては、患者本人の摂食機能にのみ左右されるものではない。患者の摂食機能は、それを決定する一つの指標に過ぎなく、むしろ、患者を支える環境因子こそがこれを決定する際に大きな影響を与えるともいえる。すなわち、患者の咀嚼機能や嚥下機能が大きく障害されていても、患者の機能に適した食形態を提供できる体制であれば、さらには、食事の介助場面においても適正な食事姿勢をとることができ、十分な見守りのもと介助できる環境であれば、患者は安全に食べることができる。環境においては、いつ何時、窒息事故や誤嚥事故が発生してもおかしくはない。在宅における摂食・嚥下リハビリテーションにおいてはこの環境整備に最も労力を要する。在宅摂食・嚥下リハビリテーションにおいては、主治医や訪問看護師、そして、言語聴覚士など訪問リハスタッフとの連携はもとより、介護関連職種との連携は欠かせない。

大規模災害時の協力体制で調印

平成25年度北海道・東北地区歯科医師会役員協議会が10月5日(土)、秋田キャッスルホテルで開催され、平成24年度収支決算を始め、平成25年度の事業計画並びに収支予算が可決・確定した他、危機事象の発生時における応援・協力体制に関する協定調印式が行われた。
                            日歯広報 2013.11.5

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