◎国会中継「参議院本会議」10月18日(金)
・NHK放映時間は13:50~14:10 を予定しています。
(状況により10分程度早まる可能性がございます)
※NHK総合テレビ番組表には、
今日現在、違う番組が掲載されていますが、
前日(17日)の午後6時以降に「国会中継」に変更される予定です。
録画予約等を行う場合は、ご留意願います。
・参議院インターネット中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
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現在の病院外来棟の北側にかねてより建設中であった6階建の外来新
棟、歯科診療センターが完成し、10月1日より診療を開始した。1階は
「腫瘍センター」「地域医療連携福祉センター」「外来化学療法セン
ター」等、医科外来部門が配置され、2階~6階はすべて歯科フロア
となる。以前の歯科診療センターを移転し、医科・歯科外来診療の一
元化を実現した。これにより、患者さんの利便性が飛躍的に高まり新
たに専用駐車場も設けられた。診療室もより広く、さらにユニット間
にはパーテーションを設置する等、プライバシーにも配慮していると
のこと。オープンに先立ち、9月27日に外来新棟竣工記念式典が盛大
におこなわれた。道歯から富野会長が来賓として出席し、挨拶で「こ
れからの高齢社会では医療連携が求められる、この新しき基地から多
くの情報とその実行力を提供してもらいたい」とエールを送った。
北大病院は今後、地域病院やクリニックとの連携をさらに強化し、
地域に根ざした医科・歯科トータルの診療を目指すとしている。
北海道大学病院HPはこちら
http://www.huhp.hokudai.ac.jp/
スポーツの競技や練習中に歯を折ったり、口の中やあごをけがしたりするのを防止するため、県歯科医師会(石黒慶一会長)はマウスガード(マウスピース)の普及に力を入れている。ボクシングやアメリカンフットボールなど使用が義務付けられている競技以外でも、最近は自主的に使用する選手も少なくないという。2020年に東京五輪が開催されることを受け、スポーツ人口が増えることも予想され、県歯科医師会は部活動でスポーツに取り組む中高生などにも効果を理解してもらい、使用を拡大させたいとしている。
マウスガードは衝撃を吸収する樹脂シートを使い、歯型に合わせて作る。お湯で柔らかくし、自分で成形する簡易型もあるが、隙間ができ、厚みが均一でない状態になることが多く、オーダーメードのマウスガードの方が効果があるとされる。
ボクシングなどの格闘技やアメフトなどは競技者同士の接触が激しいことから、競技団体が着用を義務化しているが、サッカーやバスケットボール、ラグビー、野球など、比較的選手同士のコンタクトプレーが多い球技はけがの予防のため、使用した方がいいとされている。既に使用しているトップアスリートも多く、サッカー・J2モンテディオ山形のDF石井秀典選手や、元モンテでJ1・サガン鳥栖所属の日本代表FW豊田陽平選手も使っている。
県歯科医師会所属の斎藤裕太歯科医=天童市高擶南=によると、歯を含むあごや口内などの外傷のうち、スポーツ障害が占める割合は10~20%とされる。ぶつけるなどの外圧によって歯を折ったり、口の中を切ったりするだけでなく、あごの骨を折るほか、力を出す際や衝撃を受けたときなどに奥歯を強くかみしめることで歯を痛めることもあるという。
マウスガードは、こうしたけがのもととなる外側からの衝撃を吸収すると同時に、しっかりとしたかみ合わせによって脳しんとうなどの防止にもつながる。また、かみ合わせが整えられ、体幹が安定することで競技力向上も期待できる。
「口のけがは完治まで時間がかかり、食事が取れなくなることもある。アスリートにとってはいろいろな意味で痛いけが」と斎藤歯科医。マウスガードを使用することで、大きなけがは一定程度回避できると説明する。
だが、普及に向けては課題もある。費用はオーダーメードの場合、一つ作るのに5千~7千円と決して安くない。また、競技者が使用したいと考えていても、指導者らが必要性を認識していないケースも多いという。県歯科医師会は県内のスポーツ指導者を対象とした講習会なども開いているが、認知度はいまひとつ。
米国心臓学会(ACC)は、スタチンが歯肉疾患に関連する炎症を抑える効果を持つことを示した研究を紹介した。10月2日付のJournal of the American College of Cardiology に掲載。
無作為二重盲検法を用いたこの研究は、心疾患または高い心疾患リスクを持つ患者をスタチン治療するに当たり、1日80mg投与群と1日10mg投与群に割付。12週間の治療を行った。治療開始後4週間および12週間でPET/CTを撮影し、治療前の画像と比較した。最終解析まで残った患者59人のうち、高用量スタチン投与群の患者では、治療開始後4週間で歯肉の炎症が有意に軽減したことが分かった。歯肉の炎症の改善は、動脈硬化性疾患の改善に追随して起きていた。
歯周病と動脈硬化は共に、炎症によって進行する疾患。研究を行ったハーバード大学の研究者は、「今回の結果は歯周病と動脈硬化症との関連を裏付けるものであり、一方の炎症に対する治療が他方の改善につながることを示した」と述べる。また、口腔内の衛生状態を改善して歯肉の炎症を防ぐことで、動脈の炎症を抑えられる可能性もあるとの見方を示し、心疾患および脳卒中患者に対し、歯周病がある場合は主治医に知らせるよう勧めている。
米国癌学会(AACR)は、8月21日、口腔健康状態の不良が中咽頭癌の原因の約40-80%を占める口腔ヒトパピローマウイルス(HPV)感染と関連しているとする研究結果を紹介した。学会発行のCancer Prevention Research誌に掲載。
生殖器の場合と同様、口腔HPV感染にも、発癌性はないが口腔に良性腫瘍や疣贅を生じる可能性のあるローリスクHPVの感染と、中咽頭癌発生の可能性のあるハイリスクHPVの感染の2種類が存在し得る。
研究では、米国疾病対策センター(CDC)の全国衛生統計センターが米国住民を代表する5000人を対象に毎年実施する全国健康栄養調査(NHANES)の2009-2010年度のデータを分析。対象者の年齢は30-69歳で、自己評価、歯周病の有無、過去7日間に歯の疾患の治療にうがい薬を使用したかどうか、失った歯の本数の4つの評価尺度を含む口腔健康状態を特定でき、しかも口腔内におけるローリスク型HPV19種類およびハイリスク型HPV18種類の有無に関するデータも揃った3439人。年齢、性別、配偶者の有無、大麻使用、喫煙、HPV感染に特に影響を及ぼすオーラルセックスの習慣を調査した。
調査の結果、オーラルセックスの習慣があり大麻を使用する男性の喫煙者で、口腔HPV感染の可能性が増大することが分かった。また、全体的な口腔健康状態の自己評価は感染の独立危険因子であることも確認された。口腔健康状態の不良を報告した者では口腔HPV感染の罹患率が56%高く、歯周病、歯に関する問題を有する者では、それぞれ51%、28%高かった。また、口腔HPV感染と失った歯の本数の間にも関連があることが分かった。
研究者らは、口腔の健康状態と口腔HPV感染の因果関係の確認にはさらなる研究が必要だとしつつ、口腔健康の基本である口腔内の衛生維持の実践を習慣付けるべきと述べている。
アルツハイマー病の摂食・嚥下障害を病気毎に述べると、記名力低下などを示す人格が保持されている第1期では大きな問題は生じない。高次脳機能障害が目立つ第2期では、摂食行動に関連する問題が生じてくる。口腔でいつまでももてあそんでいる、などの準備期の症状も出現する。嚥下反射の障害は主症状ではないが、不注意な送り込みによる誤嚥や残留の頻度は高くなる。第3期になると、前頭葉症状・運動障害もみられ、最終的に失外套症候群に至るとされており、この時期には、先行期・準備期・口腔期・咽頭期が障害されうる。
県内約1700人の歯科医を会員に持つ県歯科医師会(柳川忠広会長)は、大規模災害時に歯科医の安否情報をリアルタイムで確認、受診できる歯科医院や災害派遣に協力できる歯科医の情報を閲覧する独自システムを開発した。従来より迅速な災害支援が可能で、同会によると全国初の試みという。【平塚雄太】
災害時に会員の安否を確認するメールシステムはあったが、東日本大震災を受け、受診できる医院や派遣可能な歯科医の情報を集約できるよう改良を進めていた。
新システムでは災害が起きた場合、会員が安否確認や診療可能かをメール返信しネット上で医院の地図情報とともに公開される。
さらに県や県警から災害支援要請があった場合、会員が診療や身元確認作業に従事できるかを登録。歯科医師会内部システムでチェックでき、派遣可能な歯科医の数を早期に確認できるという。
阪神大震災では、避難生活者の死因の一つに、歯周病菌などを含む唾液が誤って気道に入ることで起こる「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」があり、歯科治療の重要性が指摘された。東日本大震災でも、高齢者のため歯科医が避難所に出張。身元不明遺体は歯の治療痕から氏名を特定できたケースも多い。
歯科医の安否や診療可能医院の情報は、大規模災害発生時、県歯科医師会のホームページからリンクできるようになるという。
歯科用アマルガムについては成分中の水銀が問題視されるため、以前
より使用制限が論議されているが、2012年、世界歯科医師連盟(FD
I)総会で本格的な対応に乗り出す考えが示され、今年1月には、国
連環境プログラム(UNEP)より、国際的な水銀使用の法規制の提
案がなされている。このような、世界的動向の中で、日歯は、人体に
有害な水銀の市場取引や環境への排出を包括的に規制する「水銀に関
する水俣条約」が、10月に熊本で開かれる 「水銀に関する水俣条約
国際会議」(外務省所管)で、批准されることを受け、「水銀汚染対策
の観点から歯科用アマルガムの廃絶に向けて取り組んでいく」などの
見解をまとめ、9月11日付で、厚労省に提出した。
国際会議の詳細についてはこちら 外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page3_000317.html
記事はこちら 日本歯科新聞9/24付け
http://www.dentalnews.co.jp/news_details/news_details_2013.html#09