日歯において、かつては警察歯科分野の取組みが中心的であったが、平成21年度に災害時対策・警察歯科総合検討会議が設置され、大規模災害時における歯科保健医療対策が新たな課題として加わった。その背景の一つに、平成7年の阪神・淡路大震災において、避難所等での死亡原因として肺炎、とりわけ誤嚥性肺炎が多かったことから、高齢者等の健康支援のための口腔ケアの重要性が顕在化したことがある。
日歯広報 2013.8.5
日歯において、かつては警察歯科分野の取組みが中心的であったが、平成21年度に災害時対策・警察歯科総合検討会議が設置され、大規模災害時における歯科保健医療対策が新たな課題として加わった。その背景の一つに、平成7年の阪神・淡路大震災において、避難所等での死亡原因として肺炎、とりわけ誤嚥性肺炎が多かったことから、高齢者等の健康支援のための口腔ケアの重要性が顕在化したことがある。
日歯広報 2013.8.5
他人の国民健康保険証を使って虫歯の治療を受けたとして、大阪府警国際捜査課は6日、詐欺の疑いで、いずれも中国人留学生の林雄(りん・ゆう)容疑者(25)=大阪市東成区=と呉国豪(ご・こくごう)容疑者(28)=大阪府摂津市=を逮捕した。
逮捕容疑は2012年11月~今年7月の7回、大阪市天王寺区の歯科医院で、林容疑者が呉容疑者名義の保険証を借りて使用。虫歯の診察を受け、治療費計約3万9千円の支払いを免れた疑い。
国際捜査課によると、今年4月、別の医院の歯科医師が、同じ呉容疑者の名前で受診したはずなのに歯の形が違うエックス線写真があることに気付き発覚。このエックス線写真は林容疑者のものではなかったが、同課が保険証の使用履歴を調べたところ、天王寺区の歯科医院での記録が見つかった。
2人は府内の同じ大学の友人同士。林容疑者は「保険証を持ってないので借りようと思った」、呉容疑者は「治療費が安くなるので貸した」と容疑を認めている。
道によると、道内3歳児の2011年度の虫歯有病率(治療済みを含む)は22.2%で、全国平均20.4%を上回る。1人平均の虫歯本数は0.9本。これも全国平均0.74本を上回り、道内は虫歯の子どもが多いことが分かる。虫歯を防ぐには歯磨きが基本だが、歯磨きを嫌がったり上手に磨けなかったりする子どももいる。そんな子に欠かせないのが、親がする「仕上げ磨き」だ。小学校低学年まではやった方がいい。
◎仕上げ磨きのコツ
●歯ブラシは軽くあてる
●1本の歯の片面につき10回磨く
●磨いた後はブクブクうがいをする
北海道新聞 2013.7.28
山梨厚生や塩山市民、山梨市立牧丘の峡東地域3病院と県歯科医師会はこのほど、がん治療に伴う口内炎や虫歯、肺炎などの合併症を減らすため連携する合意書を交わした。
3病院はがん患者に歯の痛みなどに関する調査をし、口腔(こうくう)ケアが必要と判断した場合、患者に歯科医院への通院を促す。かかりつけの医院がない場合は、連携する歯科医療機関を紹介する。
3病院の代表や県歯科医師会の三塚憲二会長が合意書に署名。それぞれ「より良い医療のために、連携していきたい」などと述べた。
県歯科医師会などによると、がん治療では放射線治療や化学療法により、口腔内のトラブルや肺炎を引き起こすことがある。がん治療前に虫歯などの治療をすることで、合併症の発生頻度を抑えることが期待できるという。
白く、健康な歯はみんなの憧れ。それに、虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)は口臭の原因になってしまうことも・・・歯にいい簡単な習慣や食べ物、見逃さないで!
院長の意見も入れました。インターネットの記載が正しいとは限りません。
【歯をきれいにするには?】
1.マウスウォッシュは効果大
どんなに丁寧に歯磨きしても、きれいになったのは口の中のたった25%。お口の健康を保つには、口全体のケアが大切です。マウスウォッシュを使えば、100%に近い殺菌、消毒が可能です。
→マウスウォシュで殺菌は疑問
2.リンゴ酢を活用
ダイエットにも効くと評判のリンゴ酢、歯にも効果的なんですよ。口の中のバクテリアを殺菌するので、歯の着色を落とし、歯茎を健康にします。白い歯を目指すなら、毎朝の歯磨きの前にリンゴ酢でうがいをするのがおすすめ。
→リンゴ酢でバクテリアの殺菌は疑問
3.ハイ、チーズ!
にっこり白い歯を作るのに、チーズはおすすめ。口の中が酸性に偏ると虫歯や歯垢(しこう)の原因になりますが、チーズはアルカリ性でこれを中和してくれるのです。同じ乳製品でも、牛乳やヨーグルトに比べ効果が高いのだそう。また、歯の表面を守るコーティング効果もあります。
→虫歯菌が増えると酸を出して虫歯になります。食品の酸性・アルカリ性とむし歯菌の関連については疑問
4.お日さまの光を浴びましょう
太陽光線を浴びると、体内でビタミンDが合成されます。このビタミンは、カルシウムなどのミネラルが、歯や骨になることを助けます。実際に、ビタミンDの摂取が虫歯のリスクを50%も減らすというデータや、ビタミンDが不足している子供は虫歯になりやすいというデータも報告されています。
→ビタミン剤摂取で虫歯が減少との報告は不明です。
5.ジュースの飲み過ぎ厳禁!
実際にソフトドリンクの飲み過ぎは色素沈着や虫歯を引き起こします。その影響はタバコに匹敵するとも・・・要注意です。
→その通りです。
高齢者にとっても食事は楽しみのひとつです。住み替え先でも食事がおいしいといいですね。食事は、住宅内の厨房で調理するほか、委託先の給食業者が住宅まで料理を運ぶなど、まちまちです。相談者の中には「料理が口に合わないので、転居したい」という方がいらっしゃいます。可能であれば、入居する前に試食してみてください。ただ、味覚はそれぞれ異なります。集団生活なので好き嫌いやわがままばかり言えないことは理解しましょう。
北海道新聞 2013.7.25
平成24年度社会医療診療行為別調査の結果が6月27日(木)、厚労省より公表され、歯科診療所の1日当たり点数は631.8点で、平成23年の626.8点より5.0点増えた。1件当たり点数は1272.6点で、1247.8点から24.8点増えた。
日歯広報 2013.7.15
誤嚥性肺炎が発生した場合に、細菌性の原因なのか、化学性の原因なのかを判別することは難しい。化学性であれば、細菌は関係ないため抗菌薬は効果を発揮しない。とはいえ、化学性の肺炎でも細菌感染を続発する可能性もある。細菌感染を抑制する意味で、経験的に抗菌薬投与を行う選択肢はある。日本呼吸器学会の医療・介護関連肺炎のガイドラインでは、誤嚥性肺炎の治療としては、原因菌を同定して、有効な抗菌薬を選択するとだけ示している。明確なエビデンスはないので、難しい選択肢とはなる。