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歯の電子カルテに統一様式、身元確認を迅速に

厚生労働省は、歯科診療用の電子カルテに、すべての歯の状態を統一の様式で表示する新たな仕組みを導入する方針を決めた。

 大規模災害時に身元がわからない遺体の確認作業を迅速に進められるようにするためで、歯の状態の分類方法を検討し、来年度以降、電子カルテのメーカーに対応を求めていく考えだ。

 歯は、硬くて腐敗しにくい上、金属を詰めたり義歯を入れたりといった治療の痕跡も残る。こうした歯の状態に該当するカルテが見つかれば、遺体の身元確認につながる。

 電子カルテには、治療歴などを示す診療情報が記録されているが、その様式はメーカーごとに異なる。こうしたことが東日本大震災で、遺体の身元確認に時間がかかった要因となった。

のどが痛い!

節電の夏ですが、暑さに負けていませんか?体力が落ちると、病原体が直接侵入する「咽喉」を痛めてしまいます。いびきをかき易い方は、窓を開けっ放しにして寝た明け方は気温が下がるため、「急性扁桃炎」や「咽頭炎」を起こします。お子さんでは「RSウイルス感染」や、プールに行くようになると、アデノウイルスにより咽頭炎と結膜炎を起こす「プール熱(咽頭結膜炎)」が流行ります。プールの後はよく目を洗い、うがいをしっかりしましょう。
                                ライナーネットワーク 2013.8.9

驚愕事実!口にするだけでみるみる「歯が黄ばむ」NG食べ合わせ

歯を白くする一方で、歯を黄ばませてしまう食べ物もありますね。カレーや、コーヒーなどがメジャーでしょうか。ところが、そればかりでばく、歯を黄ばませてしまう“組み合わせ”も存在していたのです。今回は、口にするだけで歯に着色してしまう、NG食べ合わせについてご紹介したいと思います。

■着色性食品×着色補助食品=歯を黄色くする

着色性食品は、その名の通り“口にすることで歯に着色する食べ物”です。それに対し、着色補助食品は単独では着色しませんが、“着色性食品と一緒に摂ることで着色を強めてしまう食べ物”を指します。着色性食品と、着色補助食品にはどのようなものがあるのでしょうか? さっそく見ていきましょう。

【着色性食品】

・コーヒー、紅茶

・コーラ

・ウーロン茶

・赤ワイン

・たばこ、葉巻

・ブルーベリー、赤ぶどう

・カレーライス

・ソース、ケチャップ、醤油

・人工着色料を使用した食品

・イソジンなどの、色の濃いうがい薬

【着色補助食品】

・炭酸飲料(特にコーラ)

・アルコール飲料

・スポーツドリンク

・柑橘系食品・飲料

・シュウ酸(ほうれん草や青いバナナ、キャベツなど)

・クエン酸(パイナップルやレモン、グレープフルーツ、酢、梅干しなど)

着色補助食品は口の中を酸性化させ、歯の表面ミネラルを溶かして着色しやすくしてしまうのです。赤ワインやコーラだけならまだしも、赤ワインとほうれん草、コーラとパイナップルなど両方を一緒に摂ることで、確実に歯を黄ばませてしまうのです。
(院長談)
 インターネットから引っ張りましたがどこが出所か不明ですので内容に注意してください。

医科歯科連携や機能の着目

中医協総会が7月31日(水)、都内のTKP赤坂ツインタワー・カンファレンスセンターで開催され、次期診療報酬改定に向けて在宅歯科医療を除く歯科医療全般の総論について協議し、▽チーム医療の促進や医科歯科連携を一層推進する観点からの対応▽歯科診療で特別な対応を必要とする者に対する診療の負担が大きい場合等の対応▽歯科疾患の重症化予防や口腔機能の成長・発育、維持・回復の観点からの、小児期における乳歯の咬合異常や成人期以降の咀嚼障害等に着目した対応▽歯の保存に資する従来からの歯科治療や歯周病、根面う蝕等の喪失リスクの高い歯科疾患に対する歯科治療への対応ーなどの論点が示された。
                                日歯広報 2013.8.5

がん患者の口腔ケアで連携 県がん診療協と県歯科医師会

山形大医学部付属病院や県立病院で組織する県がん診療連携協議会(嘉山孝正会長)と県歯科医師会(石黒慶一会長)は27日、がん患者医科歯科医療連携の合意書に調印した。がん患者の口腔(こうくう)ケアや歯科治療の環境を整え、合併症の予防や早期改善につなげる。国レベルでは2010年に国立がん研究センターと日本歯科医師会が連携合意をしているが、都道府県では初。

 連携協議会や歯科医師会によると、抗がん剤治療を受けた患者には口内炎のため食事が取れない人や、肺炎や感染症に苦しむ人もいる。これらの合併症は、がん治療前の口腔ケアで予防でき、治療後のケアも重要になる。しかし、がん患者の治療に積極的でなかったり、がん治療の知識が乏しかったりする歯科医師もいるという。

『は、は、は、歯のおはなし、歯科詩集』  待合室に素敵な一冊 いかがですか?

漫画家、作詞家、詩人でもあり、アンパンマンの原作者としても有名な、
やなせたかし氏が、季刊『詩とファンタジー』に連載した「歯とファン
タジー」を中心に、新作を加え単行本化したユニークな詩画集です。本
年6月にかまくら春秋社から発行されたもので、内容は霊長空隙や、ア
ンデルセンの歯痛、8020運動などを題材とした楽しく、ためになる詩と
挿絵が65ページにわたり、満載されています。巻末には日歯大久保会長
との対談、また、付録として大久保会長が監修した『詩』と『歯』の豆
知識 Q&Aも収載されています。やなせ氏は1919年生まれで、90歳を超え
ていますが、まだ、自分の歯も残っているとのことで、対談の中でも歯
に対する思い入れを強く語られています。それらが詩画に反映されてい
るようです。この素敵な本、皆さんの歯科医院の待合室に一冊、書斎の
本棚にももう一冊、 いかがですか!

倒産した医療機関の数、4年ぶりに増す

東京商工リサーチの調査(7月11日発表)によれば医療機関の倒産件数
が4年ぶりに増加したことが明らかになった。全国の医療機関のうち、
今年の1月から6月にかけて倒産した件数は20件で、昨年度の同じ期間
においては15件だったため、5件ほど増えたことになる。倒産の内訳と
しては、病院が4件、一般の診療所が10件、歯科診療所6件だった。倒
産の理由については、経営主体の破産が16件で最多となっている。一
般診療所では10件のうち9件が、歯科診療所では6件すべてが破産によ
る倒産だった。このうち再建を目指す「民事再生」は病院の1件のみで
ある。医療機関の1月~6月の上半期の倒産は2009年の39件がピークだ
ったため、増加したのは4年ぶり。なお、負債総額は80億9000万円。
札幌市でも7月26日に中央区で業界大手の医療法人 歯科診療所が事業
を停止し、自己破産の方向での処理に向かっている。こちらの負債額
は約1億円とのことである。

虫歯が多く放置されている子はネグレクトの可能性がある!?

岡山県教委と県歯科医師会は、虫歯の数などでネグレクト(育児放棄)があるかどうか判断して、児童虐待の未然防止を図る取り組みを進めている。ネグレクトを受けている子どもの多くは虫歯の治療を受けていないため。小中高校で毎年行う歯科検診の結果などを踏まえ、総合的に「虐待の可能性あり」と判断した場合、学校は児童相談所などに通告する。

 東京都が2003年にまとめた調査結果によると、虐待を受けている児童1人平均の虫歯の数は、11歳児で4・2本(一般児童1・6本)、12歳児は6・9本(同2・2本)で、その数の多さが顕著となっている。

 県歯科医師会は「口腔内環境は子どもの生活習慣や保護者の育児姿勢を表す指標。ネグレクトを疑う重要な手掛かりにもなる」と指摘する。

 岡山県では、07年度から「歯・口の健康診断の手引き」で虐待への対応を規定して実施。4~6月に行っている歯科検診で、口腔への外傷や10本以上の虫歯、前年度から治療されていない重度の虫歯がある児童生徒は、診断票の所見欄に印を付けて養護教諭や担任に伝えている。

 県内のある小学校歯科医は「教諭への報告対象となる児童は1クラスで1人の割合でいる。対象児童が仮に学校全体で10人いたとすれば、そのうち半数はほぼ全ての歯が虫歯で、特に注意が必要」と話す。

 学校はこうした結果を踏まえ、生活リズムや服装の乱れ、家庭訪問時の状況なども加味して「保護や支援が必要」と判断すれば児童相談所、市町村に通告する。

 県教委保健体育課は歯科検診について、「暴力による虐待と違って傷が残らず、静かに進むネグレクトを知ることができる重要な機会」とする。県歯科医師会の平岩弘常務理事は「注意深く検診に当たり、学校との連携を強化して早期発見を図りたい」と話している。

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