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歯は真っ白の高級なお皿だと思って!

高級な真っ白いお皿でベタベタしたものを食べた時は、こびりつく前に優しく洗いますよね。歯も同じ。食後すぐに優しく丁寧に洗い、優しく磨きましょう。とはいっても、忙しいGLOW女子が毎度時間をかけて歯磨きするのは難しいのはわかります。最低でも夜だけはじっくりと時間をかけて丁寧に磨くようにしてください。一本一本丁寧に磨いていったら、最低でも20分。慣れるまでは鏡を見ながら磨くことをオススメします。
 磨いたあと歯を舌で撫でてみてヌメリやザラつきがあったら、それはまだ磨き残しがある証拠。磨いては確かめ、磨いては確かめ・・・と繰り返して。私は4本磨くごとにチェックをしています。

セルフ&プロのWチェックで今ある歯を守っていく!

 週1回、歯磨きの前後に口の中をチェックするのを習慣づけるといいですね。デンタルミラーを使って合わせ鏡で奥や裏もくまなくチェック。同時に舌もみてください。舌は絨毯にように細かい凹凸が湿っている状態なので、実は菌の温床になりやすいんですよ。舌苔が厚くついていると菌がたくさん繁殖し、腐敗したような口臭が漂ってしまいます。健康な舌は薄赤く、薄白い舌苔がうっすらとある状態。歯ブラシで強く磨いたりすると摩擦で傷がつき逆効果。
 すでに毛が寝てしまったやわらかめの歯ブラシやガーゼで週2回撫でる程度でOKです。菌を増殖させない洗口液を使うのも口内環境を整えるのに効果的ですよ。こうやって日常、自分自身でできることをやりつつ、そのケアが正しいかチェックを兼ねてデンタルクリニックを利用するという、今ある歯を健康なまま残す努力を心がけましょう。

     グロー 12.4月

噛みグセをつける食生活を送りましょう

咀嚼で唾液の分泌を増やすというのも忘れてはなりません。食べながら会話をすると咀嚼の回数が減るだけでなく、口が横に開きながらかむことになるため、ほうれい線がくっきりと濃くでてしまいます。でも口を閉じて咀嚼してみてください。口が縦に動くので、逆にほうれい線が伸びるんです。しかもその顔の方が品も出て美しく見えます。
 1日3回、1食に1回でいいので、口を開いてひと口30回かみを実践してみてください。ひと口分を口に入れたら右で5回かみ、その次に左で5回かむ、これを3回繰り返すと30回です。これが除々に習慣になることで、唾液の量が大きく変わってきます。唾液には消化を良くする酵素があったり満腹度を早めに感じたり、ペルオキシターゼという活性酵素を抑制する成分で老化防止をした・・・と健康や美容への効果も期待できますよ。

あなたの口もとのたるみは大丈夫ですか?

 姿勢を正して唇を閉じてリラックスした時、あなたの舌はどこにありますか?舌が下あご側にダラリとくっついているようであれば口まわりの筋肉が弱っている証拠。ちょっと気を抜くと口がぽかんと開いてしまう傾向にあるでしょう。
 口を閉じて上あごの裏に舌の先をつけるように意識し、鼻呼吸の習慣をつける努力をしてみてください。口角から鎖骨までひとつにつながっている筋肉(広頸筋という)を鍛えることで、への字口は解消され、ほうれい線や首のシワの薄さや「個顔という結果も。
 毎日エクササイズを続けましょう。しまりのある口もとは口内に病原菌を取り込むことも防ぎます。寝る時にマスクをしておくのも乾燥対策&病原菌対策に◎ですよ。

唾液こそが口内を救う天然の抗菌物質!

口内環境については、菌の増殖をおさえて虫歯や歯周病を防ぐ効果がある唾液の存在なしで語ることができません。ただ、現代人は咀嚼回数が少ないため唾液の分泌が少ないのが現状。
 さらにはエイジングによって唾液も分泌量が減るし、口もとの筋力が弱って顔の下半身がたるむことによって口がぽかんと開いてしまい、その口から唾液が蒸発し、さらなる乾燥を引き起こしてしまうんです。
 こういったことからも、GLOW世代の口内は乾燥しやすく、菌が繁殖しやすく、菌が増殖しやすい環境にあり、虫歯だけでなく、歯周病のリスクも年々高くなっていると言えます。

エイジレスに効く!口内美容

口内チェック!鏡を片手に、自分の生活習慣を思い返してあてはまるものにチェックしてみて!

 ■煙草を吸う。
 ■毎食後、1時間以内に歯を磨かない。
 ■夕食は夜8時以降のことが多い。
 ■日中、口の中がよく乾く。
 ■いびきをかく。
 ■歯ぎしりをしたり、かみしめていたりする。
 ■歯科に3ヶ月以上行っていない。
 ■夜の歯磨き時間は15分以下。
 ■定期的に歯のクリーニングやホワイトニングに通っていない。
 ■口臭が気になる。
 ■歯みがき剤や歯ブラシは特にこだわっていない。
 ■歯並びやかみ合わせに気になるところがある。

1~3個・・・日々のケアを念入りにすることで、口内環境を正常に保てそう。
4~6個・・・歯周病リスクがやや高め。クリニックとセルフケアのWで対策を。
7個以上・・・歯周病リスクがかなり高め!歯科医師に相談を。

     グロー 12.4月

妊婦の口内環境出産に悪影響も 母子守るマタニティー歯科

虫歯になったり、歯周病にかかったりと、妊娠に伴い女性の口内環境は悪くなりがち。歯周病が早産のリスクを高めるともいわれており、妊婦の歯の健康は重要な問題だ。
 虫歯や歯周病のない人でも汚れが残っていることが多いため、汚れを取り、歯磨きの方法を指導する。希望者には唾液検査も行い、虫歯菌の量など虫歯になるリスクの高さも調べる。痛みなど症状がある場合、治療は妊娠の経過に応じた対応が必要となる。安定期(16週以降)より前ならば、抜歯などは避けて応急処置にとどめつつ、歯垢や歯石を取り除いて口内環境を良くする。安定期に入ったら抜歯や神経の処置など麻酔が必要な治療も行える。鎮痛薬などの薬は安全性の高いものを必要最小限で使う。
                   北海道新聞 2012.3.21

虫歯の子 県内激減

本県の子どもの虫歯が大きく減っている。2010年度の中学1年生の虫歯本数(永久歯)は平均1・48本で、県歯科医師会の資料で最も古い1996年度と比べて約3分の1に激減。右肩下がりは全国的な傾向だが、県内ではフッ素入り水溶液を使ったうがいの推進で「虫歯ほぼゼロ」の小学校も。子どもたちのシャカシャカ、グチュグチュの現場をのぞいた。
                   高知新聞 2012.2.18

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