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"人材の確保”が課題 国試・入試への見解作成へ

第5回理事会が8月23日(木)、歯科医師会館で開催され、歯科医師の数の過剰とともに質の確保が課題であることを確認し、これを踏まえ、平成24年度の歯科医師国家試験並びに平成24年の入学試験に関連する見解を作成することを決めた。見解は、歯科医師需給問題が、歯科医療を提供する人材の不足に起因する、質の低下への対応に迫られる深刻な問題へと変質してきたことに触れた上で、過剰問題への対応とともに、入学時の選抜機能、大学への数字のあり方、国家試験機能などを考え合わせて改善の方向性を見定めた対応の必要性を主張する形で取りまとめていく予定。
                 日歯広報 9月5日

口の健康、8割が自信なし 「医療新世紀」

10代~70代の8割は口の健康に自信がないことが、日本私立歯科大学協会の調査で分かった。

 7月下旬、男女千人を対象にインターネットを通じて質問した。

 自分の歯や口腔(こうくう)内の健康に自信があると答えた人はわずか2・4%にとどまり、77・8%は自信がないと回答した。

 歯や口腔に関する悩みを複数回答で尋ねると、「虫歯」と「歯の黄ばみ」がともに29・3%で最も多く、次いで「歯垢(しこう)・歯石」(26・3%)、「歯並び・かみ合わせ・すき歯」(25・0%)の順だった。歯の黄ばみや歯並びを選んだ人は女性の方が多く、男性に比べて見た目を気にする度合いが高いことが分かった。

「歯の保険」10月発売…エース損保、虫歯など補償

健康保険の自己負担分(3割)を年15万円まで補償する内容で、虫歯や歯茎、歯の損傷などの治療が対象となる。顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込む「インプラント治療」などの保険外診療の補償(年20万円まで)を加えることも可能だ。

 保険料は、30-34歳で、健康保険の自己負担分のみの場合は月930円、保険外診療を含めると月1930円から、となる。

 契約前に疾病にかかっていたり、すでに歯が抜けていた場合などは補償されない。矯正歯科や、歯を白くする「ホワイトニング」などの審美歯科も対象外となる。

 エース損保によると、国内で歯の治療費を補償する保険商品は約20年前に数社が売り出したが、現在、新規契約は停止されている。

 2008年にグループ会社が韓国内で同様の保険を販売したところ、契約件数は4年間で80万件に達するなど好評だった。エース損保は、日本でも歯の健康に対する意識が高まっており、一定のニーズを取り込めると判断した。

道民健口公開講座採録9月26日道新朝刊に掲載  

9月11日(火)午後6時30分より道歯会館5階役員会議室において第
6回理事会が開催された。会長挨拶の中で、「本日は議長団にご出
席いただき、9月22日開催の第207回臨時代議員会の議事運営の協議
をし、その後定款施行規則、選挙規則等を議決するので各役員には
その旨宜しくお願い申し上げたい」と述べた。報告事項では広報よ
り、8月30日開催のHBCラジオ打ち合わせについて報告され、今年度
もラジオ番組を通じ、歯の健康啓発を展開する旨、報告された。
(10月7日から毎週日曜日午前9時~9時15分 全12回)また9月26日
(水)の北海道新聞朝刊に、8月18日(土)札幌パークホテルで開
催した道民健口公開講座の内容が掲載される旨報告された。議決
事項では、北海道歯科医師会定款施行規則一部変更(案)と、会
計規則(案)について説明され、審議の上原案どおり了承された。
協議事項では、第207回臨時代議員会での内容、議事日程等につい
て説明され了承された。その他役員改選期における理事の選出に
対する説明があり、役員選出の手順等について協議された。

水素水で歯周病予防 活性酸素が減少、岡山大

分子状の水素を溶かした水「水素水」を飲むことで、歯周病を予防できるとの研究結果を岡山大の森田学(もりた・まなぶ)教授(予防歯科学)のチームがラットを使って明らかにし、20日発表した。

 チームによると、歯周病悪化の一因となる活性酸素が血液中で減っており、水素水が減少させたとみられる。今後、ヒトでも研究を進める。

 実験では、歯周病を引き起こしたラットを2グループに分け、一方に水素水、もう一方に蒸留水を1カ月飲ませた。すると、水素水のグループは、歯周病の進行により発生する細胞の数が半分程度に抑えられ、血液中の活性酸素の濃度も低かった。

 チームによると、分子状水素は活性酸素を抑制できるとして、糖尿病や動脈硬化への治療効果が報告されている。

 チームの粕山健太(かすやま・けんた)医師は「これまで歯周病の予防は歯磨きや歯石除去など口の中に限った方法が多かった。今回の発見を新しい予防法の開発につなげたい」とした。

7月13日(金)道歯主催「これからの歯科医療を考える夏期セミナー」

午後2時より道歯会館にて講師として北海道厚生局 梅田勝局長並びに日本大学松戸歯学部 笹井啓史教授を迎えて夏期セミナーが開催されました。梅田勝局長からは「要介護者の口腔状態と歯科治療の必要性」について、笹井教授からは「歯科診療報酬から歯科医療を再構築する」とそれぞれ講演いただきました。

7月13日(金)道歯主催「これからの歯科医療を考える夏期セミナー」

午後2時より道歯会館にて講師として北海道厚生局 梅田勝局長並びに日本大学松戸歯学部 笹井啓史教授を迎えて夏期セミナーが開催されました。梅田勝局長からは「要介護者の口腔状態と歯科治療の必要性」について、笹井教授からは「歯科診療報酬から歯科医療を再構築する」とそれぞれ講演いただきました。

元社長に二審も懲役4年 神奈川歯大から2億詐取

学校法人神奈川歯科大からファンドへの投資名目で計2億円を詐取したとして、詐欺罪などに問われた元不動産会社社長大河内修一(おおこうち・しゅういち)被告(68)の控訴審判決で、東京高裁は20日、懲役4年とした一審横浜地裁判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。

 村瀬均(むらせ・ひとし)裁判長は「経営していた会社が資金繰りに窮するなど動機があり、投資運用についての虚偽の資料を作成していた」と指摘。詐欺の実行行為をした元投資会社社長(実刑確定)との共謀はなかったとする弁護側の無罪主張を退けた。

 判決によると、大河内被告は2005年、自社が進めていた鹿児島県内のゴルフ場計画の資金繰りなどのため、元投資会社社長と共謀、学校法人から2億円をだまし取るなどした。

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