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国際フェーズ3試験の統合解析でデノスマブとゾレドロン酸の顎骨壊死の頻度は少なく、3割以上が8カ月で消失

近年実施された、骨転移に対するデノスマブとゾレドロン酸の有効性を比較検討する国際大規模フェーズ3試験3件の統合解析から、顎骨壊死(ONJ)の3年間の累積発生率は2剤とも2%未満で、そのうち3割以上は骨露出が消失することが示された。がん研究会有明病院化学療法科の高橋俊二氏が、6月28日から熊本で開催された第20回日本乳癌学会総会において統合解析結果の詳細について紹介した。

 骨転移に対するビスホスフォネート製剤の重大な副作用としてONJ(Osteonecrosis of the Jaw)がある。ONJとは、頭蓋および顔面への放射線治療歴がなく、顎骨の露出が8週以上持続している状態と定義される。侵襲的歯科処置をしていない場合や、抗RANKLヒト型モノクローナル抗体であるデノスマブにおいても発生する可能性があることがわかっている。

 ゾレドロン酸などのONJ発現頻度のデータは後方視的研究しかなく、大規模試験での検証が待たれていたが、今年、骨転移を有する乳癌、前立腺癌、その他固形癌または多発性骨髄腫それぞれを対象に、デノスマブ、ゾレドロン酸の骨関連事象(SRE)に対する効果を比較検討した3件の国際ランダム化二重盲検フェーズ3試験におけるONJの統合解析データが報告された(Saad F et al. Ann Oncol 2012 May;23(5):1341-7)。

「8本の歯」で身元確認 岩手歯科医師会が新手法

岩手県歯科医師会は12日までに、東日本大震災後に歯型照合により多数の遺体の身元を確認した経験を基に、犬歯や臼歯といった特徴的な8本の歯の有無で遺体の身元を絞り込む新たなシステムを国内で初めて開発した。15日の日本法歯科医学会(東京)で発表する予定。

 表計算ソフトのエクセルを応用した独自の照合システムで、同歯科医師会は「将来の大災害に備え、この手法を広く紹介したい」としている。

 歯型照合による身元確認は日航ジャンボ機墜落事故(1985年)などで有効性を知られたが、日本には統一的な作業マニュアルや照合システムはなかった。

 同歯科医師会では震災後、1300遺体の歯型を照合。陸地よりも海中の温度が高く、腐敗で歯が抜け落ちた津波犠牲者も多かったうえ、生前のカルテは津波や火災で約7割が消失、作業は難航した。

 試行錯誤を繰り返すうちに、32本の歯のうち面積が比較的大きく、死後も抜けにくい上下左右の犬歯と第一大臼歯の計8本の重要性に着目した。

歯肉マッサージが歯も歯肉も守る!

歯磨きの最後は指の腹で歯肉を優しくマッサージをしましょう。歯肉の血行をよくすることで酸素飽和濃度を高め、健康な歯肉を育てることができます。40代になったら単なる虫歯予防としての歯磨きは卒業!こうゆうケアもプラスして自分の歯を一生使うための守りのケアを意識しましょう。旦那さんやお子さんにも正しい歯磨きを伝えることで、家族のデンタルIQを上げていきましょう!

     グロー 12.4月

磨き残しはフロスでこそぎ落とす

 私は歯間ブラシをあまりオススメしません。力まかせに磨いて歯肉に傷をつけてしまう人が少なくないからです。40代あたりからは歯肉が痩せて歯と歯の間がだんだん開いてきます。でもそれはそれでチャンス!わざわざ歯間ブラシを使わずとも、キレイに磨ける歯間歯磨き法があるので、今までの歯磨きにプラスするといいですよ。その歯磨き法で磨いても取りきれない汚れは、仕上げのような感覚でフロスを使ってこそぎ落とすといいでしょう。

「ストップ・ザ・歯周病」 合同プロジェクト

互いに密接な関係がある歯周病と糖尿病、双方の改善を促すため、
豊橋市民病院の歯科口腔外科と糖尿病内分泌科は、6月から豊橋歯
科医師会(朽名正也会長)の協力を得て、「ストップ・ザ・歯周病」
合同プロジェクトをスタートさせた。歯周病と糖尿病は、互いの病
状を悪化させる関係にあることがクローズアップされてきているが、
これを防ぐため、同病院の2つの診療科と歯科医師会の連携で行う
この取り組みは、まだ全国的にも珍しいといえる。具体的には、糖
尿病内分泌科が糖尿病の入院患者に行う改善指導に、歯科口腔外科
も参加し、歯周病の説明や検査などを行い改善を啓発する。治療は
歯科医師会員が行い、市民病院と医療情報を交換することで効率化
につなげる。さらに同プロジェクトは、「歯周病の改善が、糖尿病
の改善につながるか」などの臨床研究のデータ蓄積や学会発表にも
繋がるとしている。

WEB版でお口のケア ”チェック&アドバイス”

5月26日(土)、27(日)の両日、アクセスサッポロにおいて「北海道
健康サ美ット2012」が開催された。会場には約100社が出展し、最
新の美と健康情報を発信・体験できるイベントということで、トー
クショーや体験・相談コーナーも設けられ、多数の来場者があった。
道歯会では、これまでお口のケアチェックは、手書きかMicrosoft
Excelを使用することとなっていたが、この度WEB版が完成し、今回
の 「北海道健康サ美ット2012」 のなかで実施され、4名の担当役員
のもと、2日間にわたり、延べ185名を対象に使用した。WEB上で手軽
で簡単にセルフチェックを行うことが出来るように開発されており、
殆どトラブルが起きることなく使用された。このWEB版を利用する
にはネットの環境が必要だが、スマートフォンやiPhone、タブレッ
トやPadでも利用できるため、道歯の一般ホームページなど、一般
の人が利用しやすいように今後も進めていく予定である。尚、従来
の <だ液で「お口の健康度チェック」〉 と、だ液を取り入れない
<お口のケア ”チェック&アドバイス” >とに、名称を使いわける
こととしている。

歯ブラシは毛先が細くてやわらかいものをチョイス

今までと同じように力まかせに磨いていると歯肉が下がって歯と歯の間の隙間がどんどん進行したり、歯肉に傷をつけてしまったりというトラブルを引き起こす可能性も・・・。40代になると歯間もやや開いてくるので、その歯間と歯周ポケットにまで入り込んで汚れを掻き出してくれる、毛先が細くてやわらかい歯ブラシを使いましょう。ちなみに私は場所に応じて3本使いわけています。
 そのうち1本は自分用のフォルムに毛先をカット。行きつけのデンタルクリニックに相談すると会うようにカットしてくれたりオススメの形の歯ブラシをアドバイスしてくれたりするでしょう。力を入れすぎないように磨くコツはブラシの持ち方。握るのではなく鉛筆を持つように。その方が小回りもききます。

「親父は幸せだ」と家族が感じた看護とは?

Hが病室に足を踏み入れると、人工呼吸器をつけて寝ているお父様の姿が目に
入りました。挿入されているカテーテルの数に驚いたといいます。
「VAPは大丈夫だろうか?」
 Hは挿管後48時間以内に呼吸器関連肺炎が発症するリスクが高いことを知っ
ていたのです。

 室内の洗面台には『柄付きくるリーナ』が置かれていました。これは看護師さ
んに言われてお母様が購入したそうです。
 Hが病状と口腔ケアについて看護師さんに尋ねると、こう答えてくれました。

「肺炎が絶対に起こらないとは言えませんが、私たちは口腔ケアを1日に数回行
なっています。ところで、サクションができる『くるリーナ』はないんでしょう
か?」
 Hは挿管患者向けの『吸引ICUブラシ』があると伝え、早速調達の手配を済
ませました。

 その後お父様は徐々に快方に向かい、3ヶ月後に晴れて退院できたのです。
「口腔ケアのおかげで回復できたのかどうかはわかりません。でもVAPや誤嚥
性肺炎にならなかったのは、口腔ケアをしてくれたからだと考えています。何よ
りもあれだけ手厚い看護をしてもらえて、『親父は幸せだ』と感じました」

 Hの話を聞いて、ヴァージニア・ヘンダーソンの言葉が私の脳裏をかすめまし
た。
「口腔ケアの質が看護の質を表す」
 少しでも現場の看護師さんのお役に立てるように頑張りたい。口腔ケア普及に
全力を尽くすと決意を新たにした次第です。

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