虫歯を防ぐ生活習慣を 「女性はエナメル質の硬度が低く、特に虫歯になりやすい。日頃のケアを心がけましょう」
虫歯を防ぐ生活習慣を 「女性はエナメル質の硬度が低く、特に虫歯になりやすい。日頃のケアを心がけましょう」
音声における「のどちんこ」の役割を象徴するのは、「パパ」と「ママ」を発音するときの比較です。皆さん息を出さずに「パパ」と言ってみてください。口や舌の形が、「ママ」と言っているときと全く同じであることに気がつくと思います。しかし、声を出すと一方が「パパ」になり、一方が「ママ」になるのです。これは、「ママ」では「のどちんこ」が、呼気が鼻へ抜けることを許し、「パパ」では鼻へ抜けることを許さないからなのです。そのため「パパ」では口へ抜ける空気の圧力が増し、唇に圧力がかかり、上唇と下唇が離れるとき破裂音となって「パパ」となるのです。
「のどちんこ」の働きがないと、「パパ」は「ママ」になってしまうのです。この呼気が鼻へ抜けることを許さない動きを「鼻咽頭閉鎖」という聞きなれない専門用語でいうのです。だれも「パパ」というときに「鼻咽頭を閉めて、口唇に空気の圧力をかけて」と意識は全くしていないと思います。しかし、自然にそのようにできるのが人の能力の不思議なところでしょう。「ママ」「マンマ」という言葉は、比較的容易に、先に赤ちゃんにみられるようになってきますが、気道を調節できることがわかってくると、自然に「パパ」と言えるようになるのです。
聴覚で「パパ」という言葉を聴いているだけで、今度は自分で「パパ」というときの気道の調節機構を把握できるという人の能力の偉大さに感激しませんか。「パパ」と「ママ」という赤ちゃんの発する最初の言葉は、神が与えた人の能力の偉大さの象徴ともいえるでしょう。
Dさんが思い出したのは、“口腔ケアで唾液を分泌させると発音が明瞭になる”
ということ。雅子さんは口腔ケアを拒否しがちだったのですが、「これを伝えれ
ば受け入れてくれる」と思って病室を訪ねました。
すると最初は半信半疑な様子でしたが、最終的には口腔ケアを受けることを承
諾してくれたのです。
雅子さんの口腔内は乾燥がひどく、痰や血がこびりついている状態。Dさんは
保湿剤を塗布して、『モアブラシ』で汚れを除去しながら唾液分泌を促すストレ
ッチとマッサージを行ないました。
毎日続けていると1週間後には唾液で口腔内が潤い、頬がふっくらしてきたの
がはっきりとわかるように。
その数日後に雅子さんの病室に入ると、そこには笑顔で会話をする雅子さんと
ご主人の姿が! 聞き返されることもあまりなく、楽しそうな様子です。
「ちゃんと喋れなくてイライラしてたんです。ありがとうね」
まだ少し話しにくそうでしたが、雅子さんはDさんにこうお礼を言いました。
「話すことには気持ちを明るくする効果があります。雅子さんが口腔ケアを拒否
していたのは、会話が思うようにできずにふさぎ込んでいたからかもしれません」
Dさんはこの出来事を院内の看護師に伝え、口腔ケアの大切さを広めています。
黄色信号
□歯磨きをしたときや、硬いものを食べたとき、歯肉(歯茎)から血が出る。
□硬いものを噛むと頼りない感じがする。
□食後、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすい。
□歯肉を押すとブヨブヨしていて、赤黒く見える。
□歯根が露出していて、冷たいものや甘いものがしみる。
□タバコを吸っている。
赤信号
□歯がグラついている。
□歯が伸びて長くなった気がする。
□歯の噛み合わせが悪くなった。
□口臭がきついといわれる。
黄色信号は、3個以上当てはまったら歯周病予備軍である歯肉炎の可能性が。赤信号はひとつでも当てはまったら、歯周病が進行している可能性が高いので要注意!
女性ゼブン 12.3.1
4月16日(月)に第1回公衆衛生部会が開催され、今年度より警察共
済組合北海道支部と事業所歯科健康診査の協定を締結したことが報
告された。このことより、北海道警察職員家族を含む40歳以上11000
人の歯科健診事業が始まることとなった。健診方法は、以前から行
われている北洋銀行の歯科健診と同じく直接本会会員医療機関への
健診受診となるが、北洋銀行の歯科健診他と異なるところは、健診
料を医療機関の窓口にて徴収することである。JA北海道と事業所
歯科健康診査の拡大が遅々と進まない中、大きな一歩となる。しか
し、各事業所ごとに健診料の徴収方法が違うことなど、改善が必要
であろうか。
4月16日(金)に第1回学校歯科部会が開催され、その中の報告事項
として、北海道のう蝕率が岩手・宮城・福島を除き全国で39位にな
り、フッ化物洗口剤(ミラノール等)が学校でも購入が可能となっ
たことが報告された。事業内容としては、今年度よりフッ化物洗口
指定校を新規に7校募集したところ、現在までに5校の希望があった。
さらに今年度の本会学会にてフッ化物洗口ワークショップを北海道
子供の歯を守る会と共同開催予定となった。また学校歯科保健に関
する執筆を、校長会、養護教員会、道教委等に依頼し、広報と連携
で道歯会通信の新企画「シリーズ学校歯科保健」として掲載するこ
とが了承された。
誤嚥とは、誤って気管の中に食物が入ることです。お年寄りに起こりやすい理由は、お年寄りの体は基本的な器官でも反射運動が鈍くなっているからだと考えられます。嚥下という動作自体が頭の中で構成された反射運動です。まず舌の奥に食物が載ることを感知して、飲み込みという動作が開始されます。飲み込まれる食片が気管の上を通過するため、前もって声門が閉鎖され、さらに咽頭蓋が気管を閉鎖します。また、鼻への逆流も防止するため鼻咽腔も閉鎖し、食片は必ず食道へ誘導されるのです。老化という現象は、頭の中の一つ一つの神経細胞のつながりも除々に減らしていきます。そのため、神経の連携も除々に減らしていきます。そのため、神経の連携も除々に鈍くなっていくのです。その結果、反射運動に衰えがみられます。
また、肺の機能が十分でないため、嚥下している間、呼吸を止めていることが長時間はできません。そのためお年寄りでは、口の中の食物を一度に嚥下できないということが起こりえます。通常嚥下しているときは、気管は声門閉鎖や咽頭蓋による閉鎖によって封鎖され、気管内に食物が入らないようになっていますが、舌の感覚との連携が不十分でなかったりすると、食物が残留しているのに気管を開いてしまい、誤嚥が起こることがあります。また、気管内に食物が入った場合、通常、咽頭内や気管内の感覚によって咳を誘発し、その異物を出そうとします。ところでお年寄りでは、この連携もときどきゆるくなり、咳があまり出ないことがあるのです。したがって、お年寄りは誤嚥しやすいのです。
音声における「のどちんこ」の役割を象徴するのは、「パパ」と「ママ」を発音するときの比較です。皆さん息を出さずに「パパ」と言ってみてください。口や舌の形が、「ママ」と言っているときと全く同じであることに気がつくと思います。しかし、声を出すと一方が「パパ」になり、一方が「ママ」になるのです。これは、「ママ」では「のどちんこ」が、呼気が鼻へ抜けることを許し、「パパ」では鼻へ抜けることを許さないからなのです。そのため「パパ」では口へ抜ける空気の圧力が増し、唇に圧力がかかり、上唇と下唇が離れるとき破裂音となって「パパ」となるのです。
「のどちんこ」の働きがないと、「パパ」は「ママ」になってしまうのです。この呼気が鼻へ抜けることを許さない動きを「鼻咽頭閉鎖」という聞きなれない専門用語でいうのです。だれも「パパ」というときに「鼻咽頭を閉めて、口唇に空気の圧力をかけて」と意識は全くしていないと思います。しかし、自然にそのようにできるのが人の能力の不思議なところでしょう。「ママ」「マンマ」という言葉は、比較的容易に、先に赤ちゃんにみられるようになってきますが、気道を調節できることがわかってくると、自然に「パパ」と言えるようになるのです。
聴覚で「パパ」という言葉を聴いているだけで、今度は自分で「パパ」というときの気道の調節機構を把握できるという人の能力の偉大さに感激しませんか。「パパ」と「ママ」という赤ちゃんの発する最初の言葉は、神が与えた人の能力の偉大さの象徴ともいえるでしょう。