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介護報酬改定ポイント作成へ

第13回理事会が2月23日(木)、歯科医師会館で開催され、平成24年度介護報酬改定の周知を図るべく、歯科関連の主な改定のポイントである、▽居宅療養管理指導費 ▽口腔機能向上加算 ▽経口維持加算 ▽口腔機能維持管理加算の4点を中心に、改定のポイントを作成していくことを決定した。
 通知文書等に係る事項は随時日歯ホームページに掲載していく。また、全国7地区日本歯科医師会平成24年度災害コーディネーター(身元確認・災害歯科保健医療)研修会の実施要領案について協議し、全国7地区での開催と研修科目案を確認。総合的な研究を行うことにより、災害時に的確かつ迅速な対応ができる体制の整備を目指す。
 研修科目案は、▽災害時の歯科医師会の行動計画 ▽行政、医療団体、警察時関連機関との連携 ▽身元確認・歯科保健医療活動への歯科医師の派遣 ▽避難所の口腔ケア等、災害時しか保健医療 ▽身元確認作業のワークフロー ▽検索ソフト及び歯科所見データベース ▽支援物資の調達・搬送などとなっている
           日歯広報 3月5日

抜歯にあたり BP系薬剤を中断せず 小樽整形外科医会の統一見解

道歯提供のHBCラジオ番組「カムカムカフェ8020」の収録のなかで、
南樽整形さいとうの斎藤 断院長は、歯科での抜歯の際に骨粗鬆症
患者に投与されているBP系薬剤(ビスホスホネート系薬剤)を、こ
れまでは抜歯前3カ月と抜歯後3カ月、都合6カ月間投与を中断して
いたが、期間が長くその間に骨折をして心身に大きなダメージを受
ける高齢者へのリスクを考慮し、充分な抗生物質の投与を行うこと
によりBP系薬剤の投与を中断しないということが、小樽整形外科医
会の統一見解として示されたと述べた。

「おいしい」かんで感じて

しっかりかんで、おいしく」食べる大切さを伝えようと、甲府市歯科医師会など6団体が食育推進活動として乳児を対象に味覚教育を行っている。地産地消などをテーマに食材教育を実施する食育活動が多い中、味覚や嗅覚などの五感を使い、「おいしい」と感じる体の仕組みを学びながら展開するのが特徴だ。
              山梨日日新聞 2012.1.13

高齢者のケア 歯ブラシを口に入れないときは

歯ブラシを口の中に入れさせてくれない方は、①口の衛生観念が乏しい方②認知症があるため認識できない方③口の中に痛みのある方などが考えられます。口のケアが行われずに問題になるのは、虫歯や歯周病ばかりでなく、口にたまった細菌のかたまり(プラーク)や食べ物のかすが誤って肺に侵入することで起こる、誤嚥(ごえん)性肺炎などの全身疾患を併発する可能性が高くなるからです。
 ①口の衛生観念の乏しい方の場合=口の衛生の重要性を理解し、磨くことの必要性を納得していただくことが大切です。食事がおいしくなったり、口臭が無くなりさっぱりしたりすることなどから理解を深め、根気強い努力と励ましが大切です。
 ②認知症のある方の場合=簡単な方法から慣らしていく方法があります。まずお茶を飲むことからはじめ、次にお茶で口をすすぐことができるようにし、そして綿球・綿棒・ガーゼなどを湿らせ、口唇、口の中と順に清拭(せいしき)を行って、歯磨きまでもっていくようにします。
 ③口の中に痛みがある方の場合=日常生活動作の低下に伴い、口のケアの拒否でしか痛みを訴えられない方もいます。一度専門家にmてもらうことも大切です。いずれも、口に合ったケアを探すことが必要です。
              福島民報 2012.1.9

生きる力を支える歯科医療の実現に向けて

日歯は2月11日(土・祝)、昨年8月2日(火)に成立し、同10日(水)に、公布・施行された「歯科口腔保健の推進に関する法律」(歯科口腔保健法)の成立記念シンポジウム「生きる力を支える歯科医療の実現に向けて」を、都内の東京国際フォーラムで定員の800名を超す856名の参加を得て開催した。
              日歯広報 2月25日

”唾液力”のアップだ

唾液には、食べ物をのみ込みやすくする以外にも、大きく分けて5つの機能があります。①虫歯・歯周病の予防②消化吸収の手助け③免疫力のアップ④ホルモン活性化⑤がん予防です。
 ”たかが唾液にそんなパワーがあるはずない””大げさだ”と思う人も多いだろうが、これは本当なのだ。例えば食事をすると、歯の表面に付着したプラークに巣くう虫歯菌が、食べ物や飲み物の糖分を利用して酸を分泌、それが歯を構成しているハイドロキシアパタイトを溶かす。唾液は酸に対する緩衝力が強いため、酸性になった口腔内を中性化し、歯から溶け出したカルシウムを再石灰化することで虫歯進行を阻止するという。
              日刊ゲンダイ 2012.1.5

アレルギー体質 鼻呼吸で改善

鼻ではなく口で呼吸している人は意外に多い。口呼吸だと、細菌やウイルスへの抵抗力が弱まり、アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などのアレルギー疾患を悪化させると専門家は警告する。
 鼻孔(びこう)にある粘膜や繊毛が、アレルギーを引き起こす空気中の細菌やウイルスをきれいに除去してくれる。さらに、唾液や喉の奥の扁桃(へんとう)でつくられる白血球の働きで、体内に細菌やウイルスが入るのを防いでくれるという。
 口には異物を取り除く粘膜も繊毛もない。空気中の細菌やウイルスは除去されないまま扁桃を直撃、免疫力の低下を招く。取り込まれた異物は体内を巡り、細胞に炎症を引き起こす。
              日本経済新聞 2012.1.8

原因さまざま口内炎

口内炎の中で最も頻度が高いので「再発性アフタ」で、一般的には「アフタ性口内炎」と呼ばれているタイプ。唇や舌、頬の内側などに、赤く縁取られた白い円形の潰瘍ができ、痛む。1~2週間で自然に治るが、再発を繰り返すので厄介だ。ありふれた疾患だが原因はよく分かっていない。放置しても治るが、痛みが強いときは炎症を抑えるステロイドの軟こうや貼付剤などがよく使われる。
 口内炎になった場合、①舌や頬をかんだり、歯が欠けてとがっていたり、入れ歯が合わないなど、口の中を傷つける原因があるかを確認する。②それがなければ傷に触れないようにして1~2週間様子を見る。アフタ性やヘルペス性の口内炎は通常、その間によくなる。痛みがある場合はステロイド軟こうなどを試してもよいが、症状が悪化したらやめる。③治らなければ、歯科(口腔内科・口腔外科)、耳鼻咽喉科、皮膚科で受診を。
              北海道新聞 2012.1.4

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