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口臭で歯周病悪化 骨溶かす細胞増える

口臭の原因となる硫化水素が口の中の細菌が出す毒素に作用し、歯を支える「歯槽(しそう)骨」を溶かす細胞が増えることで歯周病が悪化する仕組みを、岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森田学(もりた・まなぶ)教授のチームがラットで突き止め、25日発表した。

 これまで口臭のある患者は歯周病の進行が速いという統計はあったが、詳しい仕組みは分かっていなかった。

 チームは「硫化水素は口内の細菌が出す。細菌は舌にもいるので、歯ブラシで舌も軽く掃除すれば歯周病予防の効果は大きい」としている。

 実験ではラットを(1)正常(2)歯茎に硫化水素を塗った(3)口内の細菌が出す毒素を塗った(4)両方を塗った-の4グループに分けた。

 1日後、両方を塗ったラットでは、歯槽骨表面にある骨を溶かす「破骨細胞」の数が0・1ミリ四方当たり正常なラットの約3倍、硫化水素と毒素を片方ずつ塗ったラットの約1・5倍になった。

 両方を塗ったラットでは歯茎の細胞と歯槽骨の細胞で、片方ずつ塗ったラットより強い反応が起き、破骨細胞を増やすとみられる。

 成果は米歯周病専門雑誌に掲載された。

TPP慎重派が戦線拡大 「医療劣化につがなる」 民主

環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題をめぐって、民主党有志らによ
る「TPPを慎重に考える会」(会長・山田正彦前農林水産相)が10月12日、
日本医師会の中川俊男副会長らを講師に招いて勉強会を開いた。
農業分野以外の問題点を指摘して、慎重論を広げるのが目的。
中川氏はその中で、TPPへの参加を「医療開国の危機」と訴えた。
外資系企業が日本の医療に参入すれば高額の自由診療を行い、国は
診療報酬を引き上げなくなるために、地方の病院などが立ち行かなくな
ると述べた。日本歯科医師会の宮村一弘副会長も「極めてリアルな懸念
だ」と同調した。
民主党の鳩山由紀夫元首相や国民新党の亀井静香代表らも出席し、
山田氏は終了後、記者団に慎重派の署名が190人に上ったことを明らか
にして、野田佳彦首相への直談判について「そのタイミングを考えたい」
と語った。

失われた歯槽骨再生に負担少ない骨再生治療

歯を失ったり、歯周病の進行で萎縮した歯槽骨に人工歯根を埋入するインプラント治療を希望する人が増えているが、残った歯槽骨が少ないために断念したり、全身麻酔で腰の骨を移植するなど患者への負担も大きい。骨再生治療は、自身の骨髄液から採取した細胞を増やし、人口の骨補填剤と混ぜて歯肉の中に留置する方法で、実施後4~6ヶ月で骨が再生する。
            週刊ポスト 11.7.1

噛むことは何よりの薬!? ”良い子を育てたかったら・・・”

幼い頃、食事の際の親から「よく噛んで食べなさい」といわれた経験が誰にでもあるだろう。江戸時代の儒学者、貝原益軒が「人は歯をもって命とする」と唱えたように、人が健康に生きていく根本は昔も今も変わらない。だが、柔らかいものがおいしいとされがちな今、益軒先生の時代とは比べようがないほど1回の食事にかける咀嚼回数は激減している。良い子を育てたかったらしっかり噛んで食べさせること。噛むことの基本は、口に入れた食べ物を歯と舌で噛み砕き、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすくして消化を助けること。だが、それ以上に肝心なのは噛むことで脳を刺激し、活性化させることだ。
            夕刊フジ 2011.8.18

かかりつけ歯科医の満足度「79.3点」

 虫歯や歯周病の治療、歯のクリーニング、歯列矯正など、われわれは子どものころからさまざまな機会を通じて歯科医のお世話になってきた。何でも相談できる”かかりつけ医”を持つ人も多いようだ。歯の健康は、カラダ全体の健康にも大きく関わってくる。そうした意味でも、歯科医師と上手に付き合っていくことが大事といえるだろう。
            夕刊フジ 2011.8.12

口腔機能に欠かせない「歯」に着目 今号はフッ素について特集します

寝たきりの方の口腔ケアの現場でも、「フッ素」の有効性が注目されています。
エラック口腔ケアNewsは、主に介護施設の方に向けて毎月FAXで発信している
口腔ケア情報です。今号は口腔機能に欠かせない「歯」に着目した特集。
寝たきりの方の口腔ケアの現場でも、有効性が注目されている「フッ素」について、
ケアマネージャーや日本音楽療法学会認定音楽療法士としても口腔介護に豊富な経験を
もつ、尾形由美子先生(鹿児島県尾形歯科医院勤務)にご解説いただきました。
高齢の患者さんや介護の現場に役立つ情報をぜひ参考になさってくださいね。

▼【エラック口腔ケアNews 】vol.45 はこちらから▼
http://r34.smp.ne.jp/u/No/110260/6afZ5hD1FZKH_83657/111021010.html

清涼飲料 がぶ飲み危険

暑い日の水分補給は大切だが、飲み物選びには注意が必要だ。糖分の多い清涼飲料水の取り過ぎで高血糖状態になる「ペットボトル症候群」と、酸で歯が溶ける「酸蝕症」について専門家に聞いた。症候群の正式名は「ソフトドリンクケトーシス」。糖分の取り過ぎでインスリンの供給が間に合わず、高血糖状態になる。進行すると全身倦怠や意識障害、体重減少などを起こし、命を落とす場合もある。酸蝕症とは、酸によって歯のエナメル質や象牙質が溶かされること。虫歯の原因は細菌がつくる酸だが、酸蝕症は食べ物や飲み物、食品添加物に含まれる酸が原因だ。酢やかんきつ類のほか、清涼飲料水でも起きる。口の中が酸性になっても普通は唾液で中和され、歯の表面のミネラルが溶けても唾液中のミネラルで元に戻る。だが長時間、歯が酸にさらされ、中和される前に歯磨きで摩擦されると、歯が溶けたり削られたりする。
            東京新聞 2011.8.16

入れ歯の定期点検 顎の関節や歯の障害防ぐ

失われた歯の代わりに、食べ物を細かく砕いたり、見た目や発音機能を維持する入れ歯。部分入れ歯のあなた。入れ歯が外れないように固定してある針金が広がって緩くなってきていませんか?針金を使った部分入れ歯は使用しているうちに必ず緩くなります。緩いまま使っていると入れ歯が動いて食事がしにくいばかりか、残っている歯に負担が掛かり歯が駄目になったり、入れ歯の下の歯茎(歯肉)がどんどん吸収して、より一層入ればが合わなくなってしまいます。総入れ歯のあなた。緩くて外れることが多くなっていませんか?人工の歯がすり減ったりしていませんか?合わないまま使っていると、日常生活に支障を来すだけでなく、極端にすり減ったままの入れ歯を長期にわたって使っていると、顎の関節に障害を起こしたりします。
            福島民友 2011.8.12

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